年間ベスト 1995年

1995年リリースの私が好きなアルバムと楽曲とジャケットをランキングにしてみました。
対象は、1995年に発表された音源のうち、この記事を書くまでに私が購入した95作品です。

【アルバム】

1、B'z 「LOOSE」
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「ハードロックB'z」の完成型。3曲のシングル以外にも全編隙のない完成度を誇る名盤。ジャケを除く全てが素晴らしい。

2、BON JOVI 「THESE DAYS」
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暗いトーンで統一され、大人の哀愁が駄々漏れなこのアルバムこそ、ウチのブログ的には最高作。熱唱型Jonの最終形態であると同時に、彼らがHRだったと言える最後の作品かも。

3、DARK TRANQUILLITY 「THE GALLERY」
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次から次へと襲いかかる美旋律に翻弄される、傑作メロデス。“世界一美しいデスヴォイス”と評されるMikael様のエモーショナルな咆哮と、アイデア豊富な展開美にヤラれる。

4、BLIND GUARDIAN 「IMAGINATIONS FROM THE OTHER SIDE」
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従前のファンタジックな世界観に緻密でプログレッシヴな感性を持ち込んだことにより、ブラガは化けた。洗練は一気に進み、圧倒的なスケールの大きさを手に入れたが、同時にHR/HMらしい攻撃性を失っていないところが頼もしい。

5、GAMMA RAY 「LAND OF THE FREE」
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Kai HansenがVoを兼務する体制での1枚目。楽曲レベルの高さは、彼らのカタログの中でもトップクラスの充実度。アーライッ!

6、PAMELAH 「TRUTH」
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生意気ュートな女性Voと、メロディックに暴れ回るテクニカル・ギターによる、スピード感溢れる哀メロチューンの乱れ打ち。「ZARD + 初期B'z」といった趣もある傑作1st。やたら切れ味鋭い女性目線の歌詞も特徴。

7、PARADISE LOST 「DRACONIAN TIMES」
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英国産HRの美意識があらゆるところから漏れ出してきてる。神々しさに包まれた、これこそが「アート」。

8、SAVATAGE 「DEAD WINTER DEAD」
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ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を取り上げたコンセプト作。ドラマティックな構成、美しいメロディ、圧巻の情景描写力に依って紡がれる、“重い”名盤。

9、SENTENCED 「AMOK」
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メロディック・デスメタルが正統派HMに急接近したことで生まれた金字塔。天才Miika Tenkulaの才能が、ソングライティングとギター・ワークの両面において花開いた。Taneli Jarva(Vo&Ba)由来の漢臭さも大きな魅力ですね。

10、RAGE 「BLACK IN MIND」
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個性と大衆性が高次元でバランスされた、ツインGt編成へと生まれ変わっての第一弾。メロディが印象に残る佳曲の宝庫。

次点、FAIR WARNING 「RAINMAKER」
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やや地味でおとなしいイメージの2ndだが、メロディの哀愁度なら名盤である1stと3rdに負けていない。Tommy Heartの歌が沁みる…。


【楽曲】

1、Away, Delight, Away (DARK TRANQUILLITY)
彼らの最強楽曲はコレ。胸を掻き毟る慟哭のツインリードが堪らん。完璧でしょ。

2、Punish My Heaven (DARK TRANQUILLITY)
初期ダートラの美点が全て注ぎ込まれた超名曲。曲調が目まぐるしく変化するけど、アタマからケツまで全パートが好き。

3、These Days (BON JOVI)
Jon&Richieという稀代のソングライティング・チームによる最高到達点であり、バンドの最強楽曲だと思っている大作。どうしようもないほどロマンティックで哀しいメロディと美しい歌詞に涙するしかない。

4、drive to MY WORLD (B'z)
(クレジット上は)アルバムを締めくくる、ヘヴィでドラマティックなHRチューン。小野塚晃のオルガン/シンセの冷徹な響きがすんげー良い仕事してまっせ。ラスサビ前のブリッジからエンドGtソロにかけての約100秒間の緊迫感は、彼らの名曲群の中でも随一。この曲の凄みが分かる人とは美味い酒が飲めそうだ(僕はソフトドリンクで)。

5、Sad Rain (ANEKDOTEN)
「宮殿」クリムゾンの正統後継者による、シンフォニック・ロックの名品。メロトロン波状攻撃。哀しみと諦念の中から微かな希望を掬い取ろうとしているように感じる詩情豊かな歌詞は、湾岸戦争勃発に際して書かれたものという。

6、Against The Wind (STRATOVARIUS)
大ティモの類い稀なメロディ・センスと小ティモのギリギリVoが合わさることによって生み出される悲壮感とヒロイックさは至高。←説明文のどこに読点入れればいいのか分からなくなるほど最高。

7、Remi (VALENTINE)
鍵盤による冷たく物悲しい旋律が積み重なり、やがて宇宙的な広がりへと行き着くインスト。泣きまくりング。Godよりもこちらの方が好きですね。

8、New Age Messiah (SENTENCED)
デスVoが明確なラインのメロディを歌い上げるという、ほぼパワーメタルと化した勇壮な名曲。歌いまくるリードGtに悶絶せよ。

9、The Script For My Requiem (BLIND GUARDIAN)
熱さ、スピ―ド感、アグレッション、技巧、随所に仕掛けられたフック、キャッチネス。あまりの完成度の高さにビビらざるを得ない代表曲。

10、キレイな愛じゃなくても (B'z)
数多い彼らのバラードの中でも上位に入る名曲。稲葉&松本の熱演もさりながら、ラスサビに向けてオケとピアノがガンガン盛り上げてゆく様が圧巻。

次点、I FEEL DOWN (PAMELAH)
キャッチー極まりないサビメロがァ!狂おしいほどの泣きのチョーキングがァ!「俺が幸せにしてやらなきゃなんねぇな」と勘違いさせる歌詞がァ!水原さぁぁああん!!


【CDジャケット】

1、PINK FLOYD 「P・U・L・S・E」
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Storm Thorgersonが手掛けたこの美麗でダイナミックな作品は、Hipgnosis時代を含めたキャリア全体を通しての最高傑作ではないのか。

2、PARADISE LOST 「DRACONIAN TIMES」
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フロイドのせいで2位に甘んじてしまいましたが、これはコラージュ・ジャケ界(?)不動のディフェンディング・チャンピオンでしょう。美しさ&グロテスクさ演出の方向性が完全に好みド真ん中だ。

3、BLIND GUARDIAN 「IMAGINATIONS FROM THE OTHER SIDE」
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Andreas Marschallとブラガの相性は元々良いですが、その中でもこれは完璧な一枚かと。

4、DISSECTION 「STORM OF THE LIGHT'S BANE」
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凍てつく大地に降り立つ死神。メロブラかくあるべし。

5、VALENTINE 「VALENTINE」
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ろ、ロ…、、ロビー様ぁぁあああ!!(笑) インギーかロビー様か剛田武かってくらいの唯我独尊っぷりが眩し過ぎる一枚。


【感想】
90年代半ば~後半は、以前から親しんでいたBeing系やヴィジュアル系の音楽に加えて、HR/HMも後追いで掘り出し始めた時期に当たるので、思い入れの深い作品が多いです。選に漏れた楽曲群を見てもらえば分かりますが、それらが収録されたあんなアルバムやこんなアルバムが出た年です。イエモンなんて1年に2枚出してますね。
この90年代中盤は、メロディックな演奏にデス・ヴォイスを乗っけたスタイルのバンド群、それらのオリジネイター達が代表作となる作品をバシバシ出してきました。ウチのブログ的には上に挙げたDARK TRANQUILLITYSENTENCED、あとはDISSECTIONが目立っていた印象。あと、私はそんなに好きではないので選びませんでしたが、この年にはAT THE GATESの、あの「A SLAUGHTER OF THE SOUL」がリリースされたということが、後々への影響を考えると重要かもしれません。
シーンへの影響度で言うと、ダブル・トリオ編成になったKING CRIMSON「THRAK」で久しぶりに戻ってきた(前年にEPを出してはいますが)こと、FEAR FACTORYの2ndがリリースされたことも大きかったのかな、と思います。メイデンが「THE X FACTOR」で世間をビックリさせたのもこの年ですなぁ。
ルール的に選外にしているライブ盤は、ジャケ部門で選んだフロイドは勿論のこと、DIE IN CRIESの解散ライブ2枚組とSAVATAGE「FINAL BELL」は、共に素晴らしい作品でした。

楽曲について2点補足を。
ダートラのAway, Delight, AwayEP「OF CHAOS AND ETERNAL NIGHT」の収録曲です。私が持っているのは1st「SKYDANCER」(1993)の日本盤に追加収録されたものですが、リリース自体は1995年ということでチョイス。この年を逃すと選べなくなっちまいますし。因みに、ダートラが3曲になっちゃうのはあまりにもアレなんで、涙を呑んでEdenspringは外しました。
また、名曲Sad Rainを収録したANEKDOTEN「VEMOD」の日本盤は1995年発売ですが、オリジナル・リリ-スは1993年なのでアルバム部門からは選外としました。楽曲部門ではランクインさせましたが。

ジャケ部門は、CATHEDRAL「THE CARNIVAL BIZARRE」MONSTER MAGNET「DOPES TO INFINITY」NELSONの2nd、THEATRE OF TRAGEDYの1stも候補でした。


最後に、ランク外だったものの印象に残ったアルバムと楽曲を列記しておきます。しかし、アルバムもだけど楽曲単位でお気に入りが多かった年だなぁ。

【惜しかったアルバム】
ANEKDOTEN「NUCLEUS」
CRAZE「BE CRAZY」
DEATH「SIMBOLIC」
FEEL SO BAD「ENDORPHINE」
GLAY「SREED POP」
RAINBOW「STRANGER IN US ALL」
SIAM SHADE「SIAM SHADE Ⅱ」
STRATOVARIUS「FOURTH DIMENSION」
VALENTINE「VALENTINE」

【惜しかった楽曲】
Hearts Breaking Even(BON JOVI)
If That's What It Takes(BON JOVI)
This Ain't A Love Song(BON JOVI)
LOVE PHANTOM(B'z)
夢見が丘(B'z)
NAKED BLUE(CRAZE)
Edenspring(DARK TRANQUILLITY)
Symbolic(DEATH)
Night's Blood(DISSECTION)
Don't Give Up(FAIR WARNING)
大好きQUEEN(FEEL SO BAD)
Man On A Mission(GAMMA RAY)
Time To Break Free(GAMMA RAY)
REGRET(GLAY)
ずっと2人で…(GLAY)
Sign Of The Cross(IRON MAIDEN)
Cureless(L'Arc~en~Ciel)
Vivid Colors(L'Arc~en~Ciel)
Nation(NATION)
Nobody Wins In The End(NELSON)
Won't Walk Away(NELSON)
Moonlight(PHANTOM'S OPERA)
Brand New Lover(PENICILLIN)
Virginal(PENICILLIN)
The Price Of War(RAGE)
Until I Die(RAGE)
Black Masquerade(RAINBOW)
Not What You See(SAVATAGE)
This Isn't What We Meant(SAVATAGE)
Crystalline Dream(SHADOW GALLERY)
Distant Skies(STRATOVARIUS)
If It's Over(TOUR DE FORCE)
God(VALENTINE)
Just In Lust(THE WiLDHEARTS)
V-Day(THE WiLDHEARTS)
追憶のマーメイド(THE YELLOW MONKEY)
Miss MOONLIGHT(黒夢)
優しい悲劇(黒夢)
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COMMENT 2

かつ丼  2016, 04. 09 [Sat] 21:27

惜しかったアルバムにSIAM SHADEⅡが、
惜しかった楽曲に黒夢のMiss Moonlight,優しい悲劇が入っていたのでコメントしました!
HR/HMを聴く前はヴィジュアル系も聴いていました。
なのでSIAM SHADEやラルクここに挙がってませんがLUNA SEAのレビューも見たいです!
興奮の余り?
いつも以上に長文になりました(苦笑)

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ヒゲ・スカイウォーカー  2016, 04. 12 [Tue] 20:54

かつ丼さん、

返信遅くなって申し訳ないです。
私、オッサンにしてはHR/HMを本格的に聴き始めたのが遅めで、大学生になってからですね。それまではBeing系を中心にしたJ-POPとヴィジュアル系を聴いてました。

記事のリクエストいただいたことはとてもありがたく、そのご希望に沿うことはやぶさかではありませんが、とっても薄い内容になりかねないことはご承知おきくださいませ(笑)
あ、LUNA SEAは既にカテゴリ登録しているだけあって、そのうち書こうとは思っているバンドです。いつになるのかさっぱり分かりませんがw

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