Octaviagrace、六合@吉祥寺CRESCENDO

【 EXTREME AGGRESSION #27 】 吉祥寺CRESCENDO (2015/8/2)

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Octaviagraceのライブを観に行ってきました。あとは、先日アルバムの感想をアップし、9月にもEPを出す京都出身の六合も楽しみにしていました。さらにこの日は、新体制によるCONCERTO MOONがトップバッターとして登場するというね。豪華!


CONCERTO MOON
『HEADSTRONG FES.』に続いて、まさかの2週連続の島ギター堪能ライブである。CONCERTO MOON自体のライブを観るのは2009年の『PURE ROCK JAPAN LIVE』以来ですけどね。あぁ…あの時は、コンチェに妖怪重金属にマシンガンズにガルと、随分と凄いメンツだったなぁ…(遠い目)。また、新体制コンチェのドラマーは、かつての陰陽座の斗羅=河塚篤史ということで、彼のプレイを観るのもほんと久しぶり。

演奏はさすがの一言ですね。(この体制になっての)初ライブだというのに、不安要素なんて皆無じゃないの。個々のプレイも、各楽器のバランスも良好。相変わらず“顔で弾く”様子が冴える島紀史のGtプレイは、粒が揃いまくってるし、河塚のDrはタイト極まりなく、かつてよりも重くパワフルになってるんじゃないかと思いましたね。陰陽座の時はもっと軽快なプレイだった記憶があるので。一番若手っぽいAki(Key)は、冷静で楽々って印象。
久世敦史のヴォーカルは初めて聴きました(彼に変わってからの音源は未聴)が、前任・井上ほど野太いガッツィー声じゃなくて、もう少ししなやかな感じ。中音域でのヌケと滑舌が向上するともっと良くなると思うんだけど。

この日のライブは慣らし運転的な意味合いもあるのか、中盤にカヴァー曲を2曲披露しました。MCでの「PRETTY MAIDS」の単語に、コンチェでやるなら当然Gt&Keyバトルのあるこの曲でしょう、ということでBack To Back
うぉーッ、めちゃくちゃタイトだ!脳内再生されるCD音源のRonnie Atkins(Vo)の声よりやや細めながら、久世のヴォーカルも悪くない。というか、イイ。続いてのDEEP PURPLEFireballも噛みつく系Voの曲でしたね。キラキラKeyとオルガン、音色の違いはあれどキーボードが大活躍するこの2曲のおかげか、島の独擅場みたいなステージにならなかったのは良かったんじゃないかなぁ。島のGtプレイは大好きなんだけど、「新メンバー紹介」という面ではね。

短いながらもバランスの取れたセトリに、貫録のステージ。
素晴らしかったです。Black Flame、すげぇ良い曲だったな。

<セットリスト>
1.Savior Never Cry
2.It's Not Over
3.Back To Back (PRETTY MAIDSカヴァー)
4.Fireball (DEEP PURPLEカヴァー)
5.From Father To Son
6.Black Flame


六合
3番手に登場。初見です。
いきなりですが、個人的にはこの日のベスト・アクトですわ。

このバンドの音楽性については、「暁に産声、忘却の鼓動」(2013)の感想を参照してもらえば幸いですが、生で聴いた/観た印象としては、とにかくバランスが良いな、と。
その「バランス」ってのは、メンバー各々の貢献や力量、ノセることを狙った楽曲とじっくり聴かせる楽曲との振り幅、リズムとメロディ、感情表現と技巧…etc…、それらの多くの要素のバランスがとれている感じ。どこか一方に偏らないで、多彩な楽しみ方を提供するステージと楽曲は、“和”“オリエンタル”な雰囲気を前面に出した神秘性やストイックさと同時に、親しみやすさをも感じさせるものでした。
事実、1曲目の夜会篝が始まった途端、「ウォ、聴き易い!ノリやすい!そして割とフレンドリーだ!」って思いましたもん(笑)。もっと近寄りがたいステージングするかと勝手に思ってましたw

ここらへんのバランス感覚はCDを聴いた時にも感じたものですが、その上で敢えて強烈に印象に残ったのは、内田伸吾のDrプレイですね。音源を聴いていた時とはちょっと違って、(ライブでの)肝はDrだと思いましたね。それは、ライブではKeyレスの編成(Key周りの音は同期音源で再現)でパフォーマンスしていることと無縁ではないかもしれませんが、兎にも角にも、オーセンティックなHRからヘヴィ・ロック、そしてプログレ/プログレ・メタル方面まで射程に収めた自由自在なプレイは凄かった。「リードドラム」って感じ。めちゃめちゃ巧いわ。かつ、音がスゲー気持ちいいの。ドラムセットはプログレ系御用達的な点数の多いものでしたね。
あと、歌メロを口ずさみながら叩いてるのがイイ!

9月に発売するEPからは大盤振る舞いの3曲を披露しました(と、後でセトリを見て知りました)。そのリードトラックである新曲黒蛇、それがまた全編Drソロのようなリズムなんだわ(笑)。
いや、器楽一辺倒というわけじゃなくて、彼ららしい歌メロもしっかりフィーチャーされているんですけど、展開が一筋縄ではいかないというか、プログレ・メタル色を強めに感じましたね。また、アップダウンの果てに加速してゆき、ラストのGtソロへ雪崩れ込む終盤のカッコ良さは異常なほどでしたな。これね、キラー・チューンですよきっと。

ツインGtがそれぞれ(Vシェイプ使いとレスポール使い)タイプが異なるってのも好みでしたね。リフだけじゃなくて、CDでの印象通り、ソロも充実していましたし。
下手側Gt氏、Michael Schenker信者なのかな? ソロの時、Vを股に挟んでめっちゃシェンカーしてましたぜ(笑)

とっても素晴らしいバンドだと思います。
EPは予約済みだけど、またライブ観たいな。

<セットリスト>
01.夜会篝
02.潜行
03.黒蛇
04.暁光に至
05.共心
06.紅蛇


Octaviagrace
4番手。彼らのバンドTシャツ着てた人、割と多くいましたね。
先月の大阪公演で初披露されたReanne様ぁ(Key)作の新曲がセットに組み込まれると、前もってアナウンスされていましたが、幕が開いてコレがいきなりキタッ。albescenceという曲。
イントロに続いて、Reanne様ぁの「ラップ調Voからの→咆哮」という意外過ぎる流れに面食らう(笑)。終演後に聞いた、「アレは、globeのマーク・パンサーからSOILWORK(のビョーン・スピード・ストリッド)へ、というのを意識した」という、御本人のトンデモ発言で再び面食らう(笑)。
この冒頭の説明だけだとどんなヘンテコな曲だよ?って思うかもしれませんが、これが実に哀愁のあるスピード・チューンで良いんですわ。メロディ使いがとてもReanne様ぁらしいと思う。かつ、サビ裏での弦楽器隊の暴れ方が、またこのバンドらしいし。

しかしOctaviagraceの曲は複雑で仕掛けが多いから、一発でどんな曲か覚えるのは難しいですね。何回か聴くとジワジワと腑に落ちて来る感じ。お洒落なポップ感のあるAurally loverは3回目にして耳に馴染んできて、その良さが自分の中で実感されてきたし。
まぁ最初っから部分的に琴線に触れるメロディや演奏はあるんですけどね。

今まで2回観たライブ(コレコレ)は下手側=Youske(Ba)前で観たんですが、この日は中央やや上手側=hanako(Gt)前(菩薩様の真ん前だから“御前”だ)で観てました。その場所の違いによる音響のせいか、はたまた各楽器のバランスによるのか、序盤はどうもピリッとしない出音でしたね。どこがどう悪かったか、私の耳とボケボケの記憶では指摘しにくいのですが、バンド全体の噛み合い方がちょっとチグハグな感じ。特にalbescenceでは。
もしかして観る回数が増えてきたことで、

  ∩ _ _   ≡=-
   ミ(゚∀゚ ) ≡=- 菩薩様ぁ!菩薩様ぁ!
    ミ⊃ ⊃    ≡=-
     (⌒ __)っ   ≡=-
     し'´≡=-

  -=≡    _ _ ∩
 -=≡   ( ゚∀゚)彡  菩薩様ぁ!菩薩様ぁ!
-=≡   ⊂  ⊂彡
 -=≡   ( ⌒)
  -=≡  c し'

…とばかり言っていられなくなったのか、My審美眼が厳しくなってきたのか…??

特に実稀(Vo)の歌唱については、回を重ねるごとに評価が厳しくなっているかもしれません。声質は魅力的だし、(ライブでの)声の太さも楽器隊の音に埋もれていなくて良いんですけど、歌唱はちょっと不安定だなぁ…。マイクと口元との距離がブレブレなんですよね。思うに、彼女って感情を込めると(イヤイヤするように)顔を左右に振りながら歌いがちになるから、そのせいなんじゃないのかなって思うんですよね。歌唱自体が甘いんじゃなくて、そこらへんのコントロールが甘いんじゃないのか、と。

発展途上的な部分は多々あれど、このバンドの音楽が自分にとって魅力的なのは変わらないわけで、まぁステージでのこなれ具合はこれからかなと思います。
曲作りの面でも4名の作曲家が居るのは強みだし、「自分達はこういうバンドである」という制約や軛を設けていないことは、今後どんな曲が飛び出してくるのか分からないという意味でも楽しみだし。そういう「何でもやってみる」の背景には、優れたアレンジを以って自分達のレパートリーとして纏め上げるセンスが必要なわけですけど、今までの楽曲を聴いてる限りそれは全然問題ないと感じますしね。

年内にリリースすると豪語してしまったシングルが仮に3曲入りだとすると、未発表曲はこれで4曲になるわけで、こりゃどの曲が“落選”するのか…?(笑) ダンサブルなcope of midnightは他の曲とはちょっと毛色が違うから入りそうですね。そうすると同じReanne様ぁ作曲のalbescenceは漏れるかしら…?

<セットリスト>
1.albescence (新曲:Reanne様ぁ作)
2.Hardenbergia
3.ラストノスタルジア
4.ロストモラトリアム
5.Aurally lover
6.Dramatic Quiet

今回は観た位置では“菩薩様ぁ”ことhanakoに隠れて、“メンズノンノ系千手観音”ことKo-ichi(Dr)の叩きっぷりがあまり見えなかったので、次はもっと上手に行ってReanne様ぁの手元を視姦 凝視する位置で観るか、それとも最初の位置に戻ってYouskeのブリンブリンBaランニングを浴びるか…?

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