RONDONRATS。@下北沢CAVE-BE

RONDONRATS。  『ご無沙汰TOKYO!ワンマンSHOW! And once you crazy dancing playing!』 下北沢CAVE-BE (2015/8/1)

RONDONRATS。のワンマン公演を観に行ってきました。
タイトルに「ご無沙汰」とある通り、バンドとしても久しぶりの東京公演。3月の東新宿以来かな。私にとっては初めてのラッツのワンマンです。通算だと5回目。

会場は、昨年のハロウィン・イベントの時にも行った下北沢CAVE-BE。キャパ150人のハコですが、フロア後方・PA宅前のエリアには物販スペースが広めに取られていたので、前方に人口が集まったような状態。鑑賞する分にはそれほどギュウギュウではなく、ワンマンらしい熱を感じるほどにはギュッと凝縮された、ちょうどよい感じ。
ただこのハコ、ステージが低いので(かつ天井も低め)、演奏陣の手元はほとんど見えませんでしたけどね。ギタリスト2人の運指が見たいので、(気が早い話ですが)次の東京ワンマンは是非ステージ高めの会場でやってほしいところ。歌唱パートではほぼお立ち台の上にいるMAMIKO(Vo)のみ、よく見えました。そのMAMIKO、ぴょこん+ぴょこんと頭の上の方で髪を結んだ、ばいきんまんのような髪型だったね(笑)。ハ~ヒフ~ヘホ~

定刻19:00ちょっと過ぎ、最近の定番と言ってもいい、トロイメライからスタート(まぁ、ラッツのライブに足を運ぶようになったこと自体、最近なんだけどさ)。
随分と低音が効いてるな。とてもぶっといバンド・サウンド。今年になってから加入したKJ(Ba)もバンドに馴染んで、出音がしっかり噛み合ってきたってことでしょうか。
そのKJ、ラッツでもTRIPPIN' HIGHのキャリアを通じても、自身初ワンマンがこの日だったようでした。MCで「こんなに長いセット、初めて ι(´Д`υ) 」等とこぼすと、KOUTA(Gt)から「そんなブヨブヨの身体で最後までもつのかよ?」とからかわれてましたが。

今までの対バン形式のライブでは未体験だった楽曲群も、ボリュームたっぷりの尺の中で聴くことができることはワンマンならでは。未完成FighterRESOLUTIONのような、スピード感の中にポップさや哀愁を封じ込めた彼らなりの王道(だと思われる)曲が聴けたのは嬉しかったし、ハジマリのウタクローバーという私的ラッツ最強楽曲2連発には泣いた。
そんな喜びもあり、私が今までに観た彼らのライブの中では、この日の満足度は図抜けていましたね。

彼らのライブは畳み掛ける。曲間がほとんど無く、畳み掛ける。実際のテンポとは関係ないスピード感が楽曲にあるから、なおさらその“駆け抜ける”感覚は強いし、要所々々でのキメがピッタリとキまる演奏力の高さがメリハリを生み、さらにその印象を強化。
おまけに、曲間にちょこっとだけ挟むMAMIKOのMCや曲紹介が、前の曲がそのまま続いているような節回しでされたり、リズミカルなものだったりするので、余計に勢いが途切れず次々と曲が繰り出されている感じは強いですね。普段対バン形式のイベントを観ていると、1曲毎にフロントマンから素に戻ったようなMCを挟まれて、ショウ全体の勢いや観る側の興が殺がれる場面ってのは結構多いですから。

ガッツンガッツンした推進力やフロアを熱狂させる勢いはあるんだけど、ファンを置いてきぼりにするようなヤケクソさが無いのが私の好みです。独りよがりのステージじゃないのよね。
(前も書いたけど)メンバーそれぞれ自由でありながら、バンド全体としてはどこか統制がとれているところもそうだし、一緒に歌ったり叫んだり手ぇ上げたりタオル回したり何かヘンな動きしたり(笑)、ファンの参加を自然と促すようなパートが織り込まれた楽曲の力も大きいし。

RONDONRATS。は曲作りが巧い。これはもう、べらぼうに巧い。…と思う。
メロディ展開はかなり練られた「偏差値の高い」ものだと思うんですが、何と言うか、ヒット曲メイカーというか職業ライター的臭みが一切無いのが特徴ですかね。ヴァース、ブリッジ、サビと、それぞれフックのあるメロディを嫌み無く(=優等生っぽさを感じさせずに)ごく自然に紡いでゆくところが、肝であり、センスか。
あと、同期音源は使っているんだけど、不思議とそれにペースやムードを支配されてる感は皆無なんですよね。バンドの地力が強いからだろうな。歌唱・演奏共にライブならではのラフさはありつつ、音源再現度はかなり高いバンドでしょう。

この日はGt2人の手元は見えませんでしたが、それぞれプレイ・スタイルがちょっとずつ異なるのも美味しい。KOUTAは、タッピングを交えたリフを弾いたり、どちらかというとトリッキーでテクニカルなプレイが得意そう。TRICKのリフ&リズムなんて、完全にメタルだしね。“いつも盛り上がってる男/笑”TETSUは、オーセンティックなロック・ギタリスト・タイプ。特にKOUTAのプレイは、HR/HMリスナーにも響くものがあるんじゃないかと思いますねぇ。
…というのを、今年1月31日の広島CLUB QUATTROでのワンマン公演を収めたライブDVDを見ながら、改めて感じた次第です。個人的には、もっと2人のトーンの違いがはっきりと出て、Gtサウンドが主張するサウンドが好みですけどね。ギタースキーなもんで。

メタル者視点から見たそんな演奏の特性や、声量で勝負するタイプじゃないのに音数多めなバンドサウンドからスッと抜けて来るMAMIKOのVoも好きなんだけど、やっぱり曲が好みド真ん中だな、RONDONRATS。は。
もう序盤からこんだけ好みを曲をバンバンやってるのに、まだまだ聴きたい曲はあるし、後半、次々と、ほんと無尽蔵なくらいにキラー・チューンが連発されるのが驚異的。
そんなことをライブ中考えていました。で、終演後、20曲近く聴いてもまだまだ聴いておきたかった曲があると思うなど…。

突っ走るだけのバンドには興味が無いし、
熱くなるだけのバンド・サウンドにも興味が無い。
我に哀メロをくれ、ということです。
RONDONRATS。はそれをくれるので。

素ン晴らしいワンマンでした。

<セットリスト>
01.トロイメライ
02.A-HA-HA
03.tonight,tonight
04.イカロス
05.YAGUMO
06.未完成Fighter
07.Lovin' you
08.ハジマリのウタ
09.クローバー
10.ナチュラル13
11.Sherry
12.星月夜
13.TRICK
14.脳内メカニズム
15.RESISTANCE
16.RESOLUTION
17.BEAUTY OF BEAST
18.凛
ENCORE
前日が誕生日だったTETSU(Gt)のハッピーバースデー・サプライズ的なあれこれ。
MAMIKO、下手側でGt&Vo。TETSU、中央マイクスタンド前で棒立ち(笑)→顔面ケーキ。


物販追記的な何か。
   ↓

「お金を落としたくなる物販」ってのはあるんだな、という話。

RONDONRATS。の物販ってグッズの豊富さが半端ないんですわ。Tシャツは常に複数種類の展開だし、それの加えてタオルやパーカーやキャップやラバーバンド、アクセサリー的なものまで色々。メジャー資本が入っていない、金銭面でのバックアップ的な意味においても、インディーズ・バンドでこれだけ多くの種類のグッズを揃えているのは見たことないですね。
で、デザイン的にもお洒落で、普段使いできそうな商品が多いのが特徴です。ライブ会場でのグッズ、特にバンドTシャツなんてものを購入する背景には、それがカッコ良かろうがダサかろうがバンドへの忠誠心を表明するという面もあるんだと思いますが、どうせなら普段着としても通用するようなデザインのものが良いよねぇ、ということです。そのバンドの音楽が好きでもTシャツのデザインがダサけりゃ、購入に二の足踏むか、もしくは買わないですしね。
「お前はどうせ外出するのはライブだけなんだから、普段使いがどうとか関係ないだろう?」とか言うな(笑)

そういう商品としての魅力だけじゃなくて、物販スペースにおけるイヤラシさのない対応(買え買えオーラが出てると逆に買いたくなくなる)だったり、ステッカーやら会報誌的なモノやら色々おまけ的に付けてくれたり、買った商品をそれそのものが商品であろうトート袋に入れてくれたり…etc…。「いやいやいやいや、そんなにサービスしてくれなくていいよ申し訳ない」って(こちらが勝手に思う)気持ちが、次回ライブの時にも物販に足を運ばせる原動力になったりしますから。
実際、ラッツのライブではほとんど毎回、何かしら買ってるもんなー。この日は、投げ売り的に1000円で売られていたTシャツ1枚と、新たに販売されたTシャツを1枚、計2枚購入。

あ、私、バンドのマワシモノではないですから(笑)
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COMMENT 1

ヒゲ・スカイウォーカー  2015, 08. 03 [Mon] 23:13

非公開コメントをくださった方、

暖かいコメントをありがとうございます。とても励みになります。

RONDONRATS。共々、今後も宜しくお願いしますm(__)m

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