TM NETWORK「GORILLA」


TM NETWORK「GORILLA」 (1986)


ゴリラ。



もう一度言いますけど、「ゴリラ」ですよ?
そしてこのジャケ。
とても同じ国で生まれ育った人のセンスとは思えん(苦笑)

ブックレットを開くとまず、“FANKSとゴリラ、かくあるべし”という格言が我々を出迎えてくれます(笑)
「FANKS」とは、FUNK+PUNK+FANSを語源としている造語で、本作以降のTMの音楽性を表す言葉として、また彼らのファンそのものを表す言葉として定着しますが(多分、定着した……はず)、まぁ私の大雑把極まりない理解と薄ぼんやりとした認識では、小室哲哉のシンセが主導するダンサブルな楽曲に宇都宮隆の早口Voが乗るスタイルですかね。また、ゲスト・ミュージシャンの使い方の妙や、管楽器導入(サックスの登場回数多し)のセンスの良さ、木根尚登によるロマンティックなメロディ(バラードの比率高し)というのも特徴ですね。

自分達のやるべきスタイル、得意なスタイルを見出したからか、この3rdアルバムから楽曲のクオリティがグッと向上したように思います。冒頭からスピード感のある展開ですし、キャッチーさ・軽やかさ(と同時にチャラさも)・都会的な雰囲気とロマンティシズムがバランスよく同居し、何より抜群の耳馴染の良さ。後追いリスナーの立場からすると、この時期のTMの音楽性が初期B'zに与えた影響ってのは大きかったんだろうな、と感じます。アタマ3曲、特に③PASSENGER ~a train named Big City~なんて如実にそれを感じますし。

「FANKS」のキーワードや、超有名曲⑦Come on Let's Danceの存在もあってか、ダンサブルでアッパーなイメージの強い作品かもしれませんが、バラードも良いものが揃ってます。まぁ「FANKS」は噛み砕くとPowerful and Tendernessらしいので、ゴリラ的なパワフルな面だけじゃなくてテンダーな部分もあるんでしょう(適当)。
個人的に衝撃的(大袈裟か?)だったのは、④Confession ~告白~。この曲が醸し出す異国情緒とストーリー仕立ての歌詞は、ガキンチョだった私に音楽が持つ表現力の可能性を教えてくれたものです。「プエルトリコ」って言葉はここで初めて耳にしましたし、そのセンテンス、「道端で新聞かかえた プエルトリコの少年は~」ってフレーズだけで勝負は決まったもんだと思いますね(作詞は西門加里)。木根作のメロディとそれを歌う宇都宮の情感も申し分ないし。
バラード曲では、澄み切った緊張感を湛える⑧GIRLも◎。


超絶傑作たる次作の“前夜”にあたる作品ですが、コレも素晴らしい。黄金期の幕開けごりら。
ウホ。

【お気に入り】
④Confession ~告白~
③PASSENGER ~a train named Big City~
⑤You can Dance
②NERVOUS
⑧GIRL
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COMMENT 2

お客様  2015, 09. 18 [Fri] 20:33

小室哲哉はこのジャケットを気に入ってないそうな 確かにウツ以外の二人はちょっと分かりにくいですね 木根さんは建設会社の課長みたいだし小室さんなんて誰だお前だし でも何だかんだいってノれるリズムとメロディアスなサウンドで良いアルバムだと思います!Confessionは情景が容易に浮かんできていいですよね(僕も初めてこれでプエルトリコの意味を知りましたw)
そういやCome on Let's DanceはウツがAメロで雨の中美女を抱きしめながら歌うpvがインパクト大ですよ

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ヒゲ・スカイウォーカー  2015, 09. 20 [Sun] 15:14

お客様、

コメントありがとうございます。
良いアルバムですよね。しかし、建設会社とはwしかも課長ww

Come on Let's DanceのPVは見たことがないので、YouTubeで探してみます。

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