賀東招二『コップクラフト2』

賀東招二_コップクラフト2
賀東招二『コップクラフト2 DRAGNET MIRAGE RELOADED』 (小学館ガガガ文庫)

賀東招二の『コップクラフト DRAGNET MIRAGE RELOADED』シリーズの2作目を読みました。
第1作の感想は → コチラ。

サンテレサ市警に正式赴任したセマーニ人の美少女ティラナ。彼女の相棒となった敏腕刑事ケイ・マトバの日常は、手際よく行っていた犯罪捜査も、猫と静かに暮らしていたプライヴェートも、何もかもが一変してしまった。しかしそんなことは言ってられない。サンテレサは異世界への入り口、超空間ゲートと繋がる玄関口にあたる『夢の街』―地球人類には理解不可能な特殊犯罪が続発している!吸血鬼やらポルノ本窃盗団やら大忙しのポリスアクション、第2弾。

このシリーズ、もしかして期待はずれか…?


以下、人によっては「ネタバレ」と感じる部分があると思いますので、ご注意ください。
 ↓

長編かと思いきや、「EP.02 First Night -忙しい夜-」「EP.03 Need for Speed -10万ドルの恋人-」の中編2つを収録した作品でした。
「EP.02」では強力な敵(=吸血鬼)を配し派手なアクション・シーンを提供し、「EP.03」ではコミカルなタッチの事件を通して特別風紀班の他の面々のキャラ造形が深まる。シリーズ物の続編としてはなかなか良く出来てるし、そこそこ面白いものの、どうにも煮え切らない感情が…。。。。

読んでいてあんまり緊迫感やドキドキ感を覚えないんですよね。主人公側が切羽詰った場面でも、「どうせハッピーエンドでしょ?」って思わせる雰囲気を感じ取れてしまうのがどうにもこうにも…。あとね、やっぱり敵側に感情移入できるようなキャラや、強烈な魅力を感じるキャラがいないのがイタい。紙面からほのかにヲタ臭が漂ってくる点も趣味じゃないし…。

この2作目までは“旧版”である『ドラグネット・ミラージュ』からの移籍/改稿したものであり、本シリーズへの純粋な書き下ろしは次作以降になるようです。そこでどう変わるか、変わらないのか?

『3』を読むのにちょっと期間を空けてみよ。
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