Octaviagrace、BAND-MAID@下北沢LIVE HOLIC

『 LIVEHOLIC presents The High Priestess vol.1 』 下北沢LIVE HOLIC (2015/6/27)

Octaviagraceの2回目のライブを観に行ってきました(初ライブのレポは→コチラ)。今後も、都内では毎月ライブの予定が決まっているようです。
会場は、今年6月9日、ロックの日にオープンしたばかりの新しいハコ、下北沢LIVE HOLIC。キャパは180人。

…って狭ーーいッ!!
これどう考えても、というかどう詰め込んでも180人は入らないだろ、という大きさ。おまけにステージは低く、天井も低く、圧迫感もなかなかのもの。狭い場所が苦手な人にとっては、このハコでの長時間の対バン・イベントはキツいかも。あ、でも、入り口で手の甲にスタンプ押されたので、途中出入りは自由だったのかもしれません。
また、楽屋から直接ステージに出る動線はなく、演者もフロアを横切ってステージに機材搬入&入場します。各バンド、なかなか転換が大変そうでした。客側も否応無しにそれに巻き込まれるわけですけど。
え、良いところ?
駅から近く、分かりやすい立地。それと音響がガツンガツンとパワフルに音が飛んでくるような感じで、HR/HMに向いてそう。その2点くらいかな。

私はオクタヴィア目当てでしたが、この日は対バンがなかなか豪華なのよね。豪華なのとパフォーマンスが良いこと、そして私の好みかどうかってのは、それぞれ全く無関係ですが。
全5バンドの出演でした。


BAND-MAID
2番手。うち一人がVoとGtを兼ねる、ツインVo・ツインGtの5人組バンド。初めて観ます。
2013年7月に結成した5人組ガールズバンド。ライブのことを「お給仕」と呼び、ファンのことを「ご主人様」「お嬢様」として迎えいれている。楽曲はロックテイストを主としており「可愛らしさとかっこよさ」の相反する魅力を持ちあわせている。
…だそうです。所属事務所「プラチナムプロダクション」の宣伝文句によると。因みにこの事務所、俳優さんやモデルさんが多く所属しているようですが、アーティストではSilent SirenとかPASSPO☆がレーベルメイト(?)になるようです。
メイド喫茶的なコンセプトの下にバンド活動してるんでしょうか、独特のソレ系の用語が飛び出してきますが、中でも、ライブハウスに足を運ぶことを指して「ご帰宅」という表現はなかなか新鮮。例えば、「○月○日は、是非下北沢LIVE HOLICにご帰宅していただきウンヌン…」みたいな使用法ですわねご主人様。

幕が上がると、メイドさんの格好をしたお嬢さん達が「お給仕…、始めます!」との挨拶を以って演奏を始める。おお、なかなかしっかりした演奏だぞ!しかも、そのアイドルちっくな容姿から受けるイメージに反して、かなりゴリゴリしたロック/メタル・サウンドで、曲によってはメタルコア一歩手前って感じもアリ。リズム隊が上手いので、バンド・サウンド全体が浮ついてないですしね。(確か)全曲にGtソロがあって、結構フラッシーなフレーズをキメたりしてるのも、好みです。
ツインVoは大雑把に言うと、お姉さん系&お嬢さん系という、タイプの異なる歌い手で、ヴァースとブリッジを交互に担当したり、歌っていない方がお客さんご主人様を煽ったりw、サビでは一緒にハモったり、と、その活用の仕方はアイドル的であると同時に、なかなかよく機能してる。
で、Voがツインなのはいいんだけど、小鳩ミク嬢(Vo&Gt)の髪型までツインなのは当ブログ的には痛恨の極みだ(笑)。ポニテの方がもっと可愛くなると思いますよ(←余計なお世話w)。彼女、リッケンを掻き鳴らしながら歌うのとGtを置いてVoに専念するのと、曲によって使い分けていましたが、Gtプレイに引き摺られてちょっと歌が疎かになるところはあったかな。まぁ、これは今後の練習次第だと思いますけど。

楽曲は歌メロ以外にも、Gtリフやソロに「オッ!」っとなったり、ところどころのシンセ・フレーズにセンスを感じて驚いたりと、魅かれるところも多かったんですけど、実はそれもさもありなん。このバンドの曲って、PASSPO☆のサウンド・プロデューサーであるペンネとアラビアータ機長こと、阿久津健太郎が書いているものが多いんですよね。PASSPO☆よりさらにHR/HM寄りで、かつ、ちょっとモダンな色合いが濃いのが特徴でしょうか。いずれにせよ、そりゃ私が引っ掛かってくるのも当然かもしれないな、と。
なかなか楽しめました。
またお給仕受けたいかも(笑)


Octaviagrace
3番手。この日唯一、モッシュやサークルピットが発生しなかったライブ(笑)。まぁこのバンドには、ごちゃごちゃするフロアは似合わないですわな。因みに、フロアが狭かろうが、そういう(暴れる)スペ-スは出来ちゃうものなんですね。

1回目の時も感じましたが、このバンドのライブ、やっぱりめちゃめちゃ面白いわ。
メロディに哀愁がたっぷりあるので、音にじっくり浸りたい。でも、目の前で繰り広げられている演奏陣の応酬がそれを許さない。そんな相反する鬩ぎ合いの中、色んな方向からメロディと技巧が次々と繰り出されるから、心地良さよりワクワクドキドキするような面白さが勝る感じ。ライブだと、CDで聴くよりもそんな印象が増しますね。

ライブ中、耳では実稀(Vo)の歌う歌メロを(も)追って口ずさんだりしているんですけど、視線は演奏陣を行ったり来たり、ってのが実情ですね。だって観ていて飽きないんだもん。いや、飽きないどころか、釘付けになる。
各楽器の住み分けがきっちり為されているので、それぞれのプレイヤーが何をやっているのか把握できる(演奏技術として理解できる、という意味ではない)し、それがそのまま出音に直結しているのが嬉しいです。ヘンな表現ですけど、オクタヴィアって、ギターはギターらしい音を、ベースはベースらしい音を、ドラムはドラムらしい音を、キーボードはキーボードらしい音を出しているんですよ。いや、これね、「オマエ何言ってんだ?」っていう表現ですが、楽器をやらないうえに音の聴き取りに自信のない私のようなリスナーの場合、(ライブでも)鳴っている音がどの楽器の音か判別できないことって結構多いんですよ。特に同期音源をバリバリ流しているような音楽の場合。でもオクタヴィアは、観ていて聴いていて、演奏各人の貢献がよく分かる。そこが面白いですね。バンド全体の音が一つの塊となって襲い掛かってくるような音像も嫌いではありませんし、特にHR/HMではそういう傾向が多いですが、最近は分離した音の方が(自分の)好みかなぁ。
これ、ポイントは、バスドラムとBa(の音/音域?)がぶつからないこと、Gtの低音域とBa音がぶつからないこと、GtとKeyの音色が似ていないこと、だと思ってるんですが、各々(の音)のキャラやトーンの違いも大きいですね。シャープでスパンスパン決まるKo-ichiのDrに対して、ウネリのあるメロディックなYouskeのBa。キラキラした音色使いのReanne(Key)に対して、アンプ直結のような潔いhanakoのギター・トーン。それらの組み合わせが、MYツボずきゅんずきゅん状態(?)です。

でね、やっぱ菩薩様のギター・プレイですよ(菩薩様エピソードに関しては前回レポを参照のこと)。
美し過ぎるフォームと運指から繰り出されてくる官能的なプレイとトーンによって、ライブハウスにいながらにして涅槃へGO。高めの位置で構えたギターも職人っぽさを感じさせて嫌いじゃないし。昔はギターの位置って低い方がカッチョイイって思ってましたけどね。最近は全然そんなことない。
特に、アタマ3曲でのプレイのスリリングさは異常事態でしたわ。リフやカッティングもスゲーけど、やっぱソロを心待ちにして聴いちゃいますね。Aurally loverのソロの入りの時なんて、「菩薩さまーッ!!」って叫びたくなったほど(笑)。叫ばないけど。

ライブは2回目ながら、バンドとしては徐々にまとまってきている印象もあって、今後も楽しみですね。今のままでも私としてはかなり面白いですが、もっと全体のアンサンブルの噛み合い具合を高めて、ギター・プレイから危なっかしさは排除すべきでしょうね。安定とスリル感の同居よね、より実現してほしいのは。
あと実稀はライブの方が声に太さが増していて魅力的なんですけど、タイム感というか、タイミングの計り方をもっと考えて、周囲の状況を把握してほしい感じはありますね。なんかMCでギクシャクするのも、歌唱がふらつくのも、周りの状況を冷静に把握できていないからってのが大きい気はする。彼女の印象如何で、バンドはずっと見違えるように良くなると思います。

<セットリスト>
1.Dramatic Quiet
2.Aurally lover (新曲:Youske作)
3.Hardenbergia
4.茜
5.cope of midnight (新曲:Reanne作)
6.ロストモラトリアム

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