ENFORCER「FROM BEYOND」


ENFORCER「FROM BEYOND」 (2015)

NWOTHMのくくりで語られるバンド群の中では一番の人気者っぽいような気がする、スウェーデンのHMバンド。4thアルバム。
前作「DEATH BY FIRE」は傑作でしたが、本作もまた素晴らしい出来death!

「オマエ今何年だか知ってるのか!?」という時代錯誤っぷり爆発のジャケに驚き、同時にそのB級感に嬉しくなっちまいますが、肝心の中身の音は順調に成長していて、もはやA級ですよこりゃ。
大人のENFORCERだ。
ヘンに落ち着いちゃったということではなく、さらなる“引き”の巧さを会得したことで、聴き応えと深みが増した。ほんと良いバンドになったねぇ…(嬉)

①Destroyer④One With Fire⑨Hell Will Followといった爆走曲の魅力はそのままに、適度なテンポとキャッチーなコーラスを持つ②Undying Evil、アンセミックな③From BeyondIRON MAIDENを彷彿とさせるドラマティックな展開を持つ大作2曲(⑤Below The Slumber⑩Mask Of Red Death)といった具合に、曲調もより幅広くなったし、同時に各曲のキャラ立ちも増しました。
疾走曲を中心にした押せ押せの作風も嫌いではないですが、私の好みとしてはこのくらい色々取り揃えている配分がベストかもしれません。大作で前半を締めて、インスト⑥Hungry They Will Comeを挟んで後半に雪崩れ込むというアルバム構成もよく考えられているので、飽きずに何度も聴けますし。インストで意識がクリアされて、新鮮な気持ちで後半に臨めるのよね。

正統派HMの勇壮さとヒロイズムが宿る⑧Farewellを筆頭に、相変わらずメロディ・センスに秀でていること、また、どの曲も間奏が充実している点も嬉しいですね。⑦The Bansheeなんて、勢いで押してゆく楽曲かと思いきや、特に間奏の聴き応えがすんごいことになってますし。
こういう美点を備えているからこそ、(メロディ派であろう)私が楽しんで聴けるんでしょう。

やってる音楽は洗練されてきたのに、Olof Wikstrand(Vo&Gt)の歌い方や声質に良い意味での若さや初期衝動みたいなものがあって、そのことが上手くバランスを取ってますし、未だ「クソッタレ!」的な突進力を感じさせていて◎。


傑作。
前作と同じくらい好き♡
熱くなるなら前作、気持ち良さなら本作って感じですかね。

【お気に入り】
⑧Farewell
⑦The Banshee
⑤Below The Slumber
④One With Fire
⑩Mask Of Red Death

スポンサーサイト

COMMENT 0