LOVE&MUSIC@汐留BLUE MOOD

『音の葉 言の葉~新緑のささやき~』 汐留BLUE MOOD (2015/5/27)

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TEARS OF TRAGEDYScrambled Soul CircusのHARUKA嬢こと吉川遼(Vo)とピアノの樋口智哉によるアコースティック・デュオ、LOVE&MUSICのライブを観にいってきましたぁぁぁあああん!! 前回観たのは……、去年の8月か?そんなに前だったっけか。
場所は汐留BLUE MOOD。汐留なんていう、デキるビジネスメェ~ン&ウィメェ~ンしか足を踏み入れることが出来ないエリアに無事辿りつけるのか甚だ心配でしたが、よくよく調べてみると立地は汐留というより思いっきり築地だよねこりゃ。
つーか、「しおどめ」って一発変換できないんですよ。

ライブハウスというより、しっかりとした演奏スペース(=ステージ)のあるレストランという形態のハコなので、色々とお値段がお高いです。ライブ自体のチャージも飲食に係るお金も。これはハイソだ。「築地」というイメージに騙されたが、これは「汐留」価格だわ。庶民派ブロガーとしてはキツい(笑) ※別に築地に何の恨みもございませんらぶ。
そんな料理や飲み物をバンバン頼むんだから、同行したライブ仲間はきっとみ~んなお金持ちなんでしょう。

この日のイベントは全4組のアコースティック系のライブ。実際のところバンド編成だったり電気楽器は使っているわけで、何を以って「アコースティック」って言うのかまるで定かではありませんが、まぁ雰囲気は何となく察していただけると思います。所謂、テーブル席に座って鑑賞するタイプの、比較的静かなライブです。「観戦する」とか「参戦する」じゃなくて、「鑑賞する」ね(笑)
で、平日にも関わらずほぼ満席というのが驚きましたね。勿論、出演者の顔ぶれにも依りますが、普段行く小規模のライブハウスではあまり考えられない状況ですので。


LOVE&MUSIC
よっしー&ぐっさん、トップバッターである。
因みに樋口智哉ことぐっさんは、この日の出演者の全ての演奏に関わっていました。Key×2回に、Ba×2回。ステージ出ずっぱりです。また、他の演奏陣も共通していることがままあり、これは半ばハコ付きの演奏者のようになっているんでしょうね。

ということで、場所に合わせたのかモノトーンのシックで大人な装いの遼嬢(ポニテじゃなくても確実にSSCの時より可愛い/笑)とニコニコとリラックスした様子のぐっさん、いつも空と君とというオリジナル曲からスタート。これは前回聴いたことのある「新曲A」か? うろ覚え過ぎて分かんないや。
続いて、2時間ドラマのエンドテーマ的哀愁ナンバーRainへ。鍵盤ワーク、特にしっとりして重量感のある低音の使い方がとてもいい。

柔らかくファンタジックな響きの高音部に特徴のある遼嬢のVoですが、こういう(バンドじゃない)音だと量感のある低音がしっかり出ているのを感じます。空気を振動させている様子が伝わってくるというか。
あと、マイクがちょっとだけ拾ってくる息遣い、この塩梅が丁度良いです。スゥと息を吸う音や発声法を変える様子ってギターでいうところの弦の擦過音みたいなもんで、歌唱/演奏に生々しさや迫力を付加する反面、やり過ぎると素人臭くなっちゃうわけですけど、彼女の場合そのバランスが絶妙だな、と感じました。口元とマイクの距離のコントロールが巧いのかもしれん。
ここらへんのフィジカルな面の発露をどのくらいまで許容するかは人それぞれですし、「歌(メロディ)に集中したいんだからそういうのは一切気づかせてくれるな」って意見もあるでしょう。何度も書いているように、遼嬢の声ってちょっと現実離れしたような不思議な響きがするもんですから、私なんかはそういう息遣いがちょっとしたスパイスになっていて良いなぁと感じますね。現実と空想、二つの世界のあわいを行き来するような心地良さ。

それと、LOVE&MUSICのステージだけじゃないですけど、歌の上手い人って“間”の取り方も上手いよねー、って感じる。言葉多めに歌っている時よりも、ロングトーンを伸ばしている時や、センテンスの切れめや間奏の最中のような、“間”における佇まいや曲への没入度合にそれが現れるような…。歌い手本人が確信のある歌を歌えていない時って、本人の手持ち無沙汰な感じやしっくりきてない感がお客さん側に伝わってしまったりしますからね。

しっかし、彼女の歌を聴く度に自分の表現力や語彙の無さに気づいて、ちょっとイヤんなるんだよな(苦笑)。どう書いたら伝わるんだろうなーっていつも思います。伝わらないもどかしさもあるし、反対に「オイラは知ってるからまぁいいか」って思う部分もある(笑)。
まぁ不思議な声であり、魅力であるよね。

鳥肌モノだったのがSpitzのカヴァー、ロビンソン。MCで「評判の良いのはカヴァー曲ばっかりで、良いのか悪いのか…ww」みたいなことを言ってましたが、カヴァー曲の評判が良いっていうのはよく分かるんですよ。よ~~く、分かる。何でかって言ったら、「原曲と比較できる」からでしょうね。そして、それゆえに凄みや特徴がはっきりと分かるから。
あくまでヴォーカリストの場合ですけど、曲をカヴァーしてるのを聴いてスゲーッって思うのをタイプ分けしてみると、まず物真似のレベルが高過ぎてスゲーってのがひとつめ。世に多くあるコピー・バンドのVoはこっちのタイプが当然多いですよね。もうひとつは、原曲に忠実かどうかは置いといて、その人なりに咀嚼して自分の歌にしているパターン。
勿論自分に合った曲を選んでカヴァーしてるんでしょうけど、遼嬢はどう考えても、後者ですわ。だってロビンソンが全然スピッツっぽくないんだもん。有名曲ゆえに、メロディは聞き覚えのあるものなんですけど、脳内にスピッツの陰がよぎらない。キノコを彷彿とさせる草野マサムネの姿が一瞬も浮かばない(笑)。スピッツっぽいんじゃなくて、HARUKAっぽいんだよ(なんだそれ)。それは過去に聴いた、矢井田瞳であっても、Celine Dionであってもそう。彼女が曲を自分の色に染め上げているのが感じとれるんだ。
その様子がほんと凄いの。

その後、これまた以前聴いたことがある大切なモノ時ノ色という2曲をプレイ、全部で5曲のセットでした。短いながら、ティアーズともSSCとも異なる充実のライブ。
あとね、テーブルを囲んだ仲間達が愛すべきバカばかりで、めちゃくちゃ楽しかったw

LOVE&MUSICには、CD-Rでもいいんでミニアルバムを作ってほしいですね。ティアーズにSSCにコレにと、代わりばんこにライブの予定が入ってるだけに、歌詞覚えるのや諸々の作業で大変そうだよな、とも思ったりするので、ちょっとスケジュールが空いた時にでも。

<セットリスト>
1.いつも空と君と
2.Rain
3.ロビンソン (Spitzカヴァー)
4.大切なモノ
5.時ノ色

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