『摩天楼を夢みて』

摩天楼を夢みて
『摩天楼を夢みて』

映画『摩天楼を夢みて』を見ました。
というか、かなり前に見て感想をまとめていたんだけど、今までアップしてませんでした。

劇作家、デイヴィッド・マメットのピュリツァー賞受賞作を、ジェームズ・フォーリーが監督を務めて描いたドラマ。N.Y.の不動産屋を舞台に、セールスマン同士の策謀と事件、抗争を描く。アル・パチーノ、ジャック・レモンほか実力派キャスト共演。

アル・パチーノ、ジャック・レモン、ケビン・スペイシー、アレック・ボールドウィン、エド・ハリス、アラン・アーキン。
凄いメンツだね。
邦題が的外れだけど。


以下、ネタバレ気味なのでご注意を。
  ↓

不動産屋のセールスマンの営業合戦を生々しく描いた、カタルシスもへったくれも無い作品なんですが、これがべらぼうに面白い。ストーリー自体はたいして面白くもないし、ブツッと断絶するようにエンドロールになってしまうんですが、名優達の迫真の演技にグイグイ引っ張られて一気にのめり込みます。ほとんどのシーンがオフィスやバーや車の中等の閉鎖された場所で、かつオッサン共が延々と愚痴や悪態を喋り散らすだけの映画なのに、それがスリリングなんだから不思議。

本社から来た幹部役のアレック・ボールドウィンは、汚い言葉を激しい口調で羅列しながらも、やり手の印象はいささかも揺るがない存在感を放ってるし、トップ成績のアル・パチーノは、意味不明なことを喋りちらしているし言葉もめっぽう汚いのにも関わらず、でも、静かな印象を湛えているという得体の知れなさ。
支店長(ケビン・スペイシー)を平気で能無し呼ばわりするセールスマン達の様子と、パチーノとエド・ハリスの暴言撒き散らしまくりの舌戦も凄まじかったですね。チルボドのアレキシも顔負けのFxxk連発(笑)

そしてジャック・レモンの名演が決め手でしょうね。大きな契約を決めて調子にノリまくる様子も凄けりゃ、それまでバカにしてた上司に袖の下を渡して丸め込もうとする変わり身の早さも凄い。そして表情だけで悲哀を感じさせるラストあたりの演技の素晴らしさ!

いやー、面白かったです。


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