イチヂク「黝」

イチヂク_黝
イチヂク「黝」 (2014)

以前1stフルアルバム「メス」(2013)を紹介したスリーピース・バンド、イチヂク。いつのまにか「プログレッシブ病みバンド」から「プログレッシブヤンデレバンド」へとマイナー・チェンジしている。
これは、なんともいかがわしいジャケに包まれた3曲入りシングル。「黝」は「くろ」と読むらしいぞ!

粘りのあるBaを大フィーチャーしたロック・サウンドに、切り口の鋭い歌詞を乗っけて歌い上げる。彼らの特徴とも言える音楽性ですが、リードトラック①自撮少女は正にそんな佳曲。
「『可愛いね』って言われたい ファボってよ、私を… 存在価値を数字でしか量れないから」
「同じ角度と同じ構図が儚い夢」

そんな歌詞が最高ですわ。
抑え気味のヴァース~ブリッジに宿る背徳と孤独。哀感の爆発するサビとの落差の演出も上手いですね。クイクイとキまってくるGtソロも◎。
①自撮少女のMVは → コチラ。

②邪
少女監禁をテーマにしたと思しき歌詞のおぞましさが凄まじいですね。逆に、菊池梢(V0&Gt)の歌唱にはあっけらかんとした明るさと無邪気さが滲んでいて、こりゃあ計算だろうけど気持ち悪い(褒めてる。…のか?)。

アコギのジャカジャカにアカペラで始まる③愛してると言ってほしいは、メロウで感動的なバラード。歌メロがとても美しい。…と同時に、歌詞に妄執的なものが感じて怖いですね。なんせ「お墓も一緒に入ろう」ですから。強烈なスパイスだこりゃ。


シングルだけに尺が物足りないながら、なかなかの充実作。
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