PABLO EL ENTERRADOR「PABLO “EL ENTERRADOR”」


PABLO EL ENTERRADOR「PABLO “EL ENTERRADOR”」 (1983)

アルゼンチンのプログレッシヴ/シンフォニック・ロック・バンドの1stアルバム。その筋では名盤として知られている一枚のようです。
私の持っているのは、ボーナス・トラックとして1985年のライブ音源が4曲入っているもの。

メンバー4人のうち2人がKey奏者という、ツイン・キーボード編成です。歌詞はスペイン語。ヴォーカルにしろ、演奏にしろ、野暮ったさや古臭さが少なく、とてもロマンティックでしなやかな音楽です。
バンド(VoとGtとBaは兼務)による軽快な演奏としっかりしたドライブ感の上、フレーズ/音使い共にアイデア豊富な鍵盤類が駆け巡る。オルガンとピアノも使っていますが、シンセの音色の方が印象的ですね。フュージョン的洗練も感じます。Keyが目立つ音楽ではありますが、メロディ面でのGtの貢献も大きく、⑦Espíritu Esfumadoでは泣きのソロが大きな聴き処になっていたりします。要は、バンドのバランスが良いんでしょうね。
Voも演奏と同様、優しく柔らかい雰囲気が強いですが、どうやら政治色が強かったバンドのようでして、時にアジテートするような激しさも垣間見せるから油断できません。

瑞々しいメロディの洪水ですわ。クッサクサ一歩手前の優美なメロディ・センスが秀逸。切な過ぎないというか、適度な哀愁の匙加減が◎。爽やかさ、そして適度にシリアスな空気の両方を感じますね。噂に違わぬ、素晴らしい作品でした。

(非メタルの)南米の音楽はあんまり聴いていないのですが(買ったまま積みCDになってるのも多し)、こういう爽やかで、でも能天気じゃないメロディを聴くことができるものが多い印象があって、今後掘り下げていきたいエリアではありますね。

【お気に入り】
①Carroussel De La Vieja Idiotez
⑦Espíritu Esfumado
⑥Dentro Del Corral
③Quién Gira Y Quién Sueña
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