JUDAS PRIEST「'98 LIVE - MELTDOWN」


JUDAS PRIEST「'98 LIVE - MELTDOWN」 (1998)

鋼鉄神、2枚組ライブ盤。国内盤は、今は亡き、あのゼロ・コーポレーションからのリリース。
1998年ってことは、Voはそうあの人、Tim“Ripper”Owensです。ちょうど「JUGULATOR」(1997)を出した後のツアーで、正に「プリースト!イィズ!バァッック!」のタイミングの作品です。

このライブ盤の(私の)評価はめちゃんこ高いです。プリーストのカタログの中で、(どのスタジオ盤より)本作を一番聴きますね。Gtサウンドがやや引っ込み気味で、特にGlenn Tiptonのソロなんかちょっともどかしい思いもするんですが、それを補って余りある熱さと臨場感と勢いと観客の歓喜となんだかしんないけど興奮しちゃうナニかが封じ込められていますから。
選曲も良い。DISC1⑦Sentinel, ⑧A Touch Of Evilや、DISC2①Metal Meltdown, ②Night Crawlerあたりの曲が収録されているのが嬉しいですね。

あとはね、何を置いても、私、リッパー好きですからね。タフでマッチョでドスの効いた声、驚異的なレンジ、一発で彼だと分かる金属的なシャウト…etc…、最高だわ。色気や艶は少ないけど、若々しさがあるし。
オリジナルへの敬意を感じさせながらも、所々で彼独自の節回しや飛び道具的なシャウトが繰り出されるから、プリースト信者ではない私でもまったく飽きないんですよね。原曲が面白くもなんともないDISC1③Metal GodsやDISC2③Abductorsだって、リッパーのVoだから引き付けられる。

歌唱そのものも素晴らしいんですけど、それ以上にアガるのがMC。このライブ盤、リッパーのMCを聴く為の作品だと言い切っても問題ないくらいですからね(問題ある)。曲そのものより、曲に入る前のMCの方が燃えるくらいだ(笑)
プリーストのライブ定番曲ってのがあんまり好きじゃない私にとっては、DISC1の方が比較的面白いかな。MC的にも必聴級がバンバン飛び出すし(笑)
④Grinderでの「ヘッヴィ、メットォ、グラインダァァアアアア!」はそんな曲の存在を忘れていた我々(?)に喝を入れてくれるし、⑪Bullet Train「ブゥレッ!」もニヤニヤしながら燃える。実はそれぞれのMC自体はごく短いし、ほとんどが曲名コールだから大したこと言ってないんだけど(笑)、彼の声と口調がいいのよね。ヘンに力が入っていて、激熱。それがイイ。
そして最強の名場面が⑩Ripper。Timの通り名の基ともなったこの曲で繰り出される、彼にしか言うことが許されないこの言葉。
「ワッツマイネーム!?」
何回聴いても、名台詞キタ━(゚∀゚)━! って笑っちまいますからね。「俺の名前を言ってみろ」なんてなかなか言う機会無いですし。Timとジャギ(『北斗の拳』)くらいですよ。「アタッ!アタッ!アタッ!」も最高。

何としても触れておかなきゃいけないのが、DISC1⑤Rapid Fire。スタジオVer.を軽く凌ぐ、最強Ver.です。リッパーの曲紹介「ラッピィ!……、ファイヤァァァアアア!↑↑↑」の時点で一気にブチ上がっちまいますが、特に2番がヤヴァい。ヒステリック極まりない金切りVoに、軋みながら唸りをあげるGt。まったく別の曲に聴こえるほどのハイパー・エナジーっぷり、この1曲の為だけに買ってもいいんじゃないかと思いますね。

これ以降しばらく定番となる、バラード仕立てのDISC2⑤Diamonds And Rustの漢臭い叙情、Sentinel「コンデムトゥ、ヘウッ!」部分のブチ切れ具合も素晴らしいです。

名ライブ盤。


最後に収録曲を。
 ↓

DISC1
01.The Hellion
02.Electric Eye
03.Metal Gods
04.Grinder
05.Rapid Fire
06.Blood Stained
07.Sentinel
08.A Touch Of Evil
09.Burn In Hell
10.Ripper
11.Bullet Train
12.Beyond The Realms Of Death
13.Death Row

DISC2
01.Metal Meltdown
02.Night Crawler
03.Abductors
04.Victim Of Changes
05.Diamonds And Rust
06.Breaking The Law
07.Green Manalishi (With The Two-Pronged Crown)
08.Painkiller
09.You've Got Another Thing Comin'
10.Hell Bent For Leather
11.Living After Midnight
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COMMENT 4

グラハムボネ太郎  2015, 07. 31 [Fri] 21:13

わかるなぁ

ロブとは違う男って感じですよ! リッパーは
(ロブは違う意味で男って感じ)
私は未だにリッパー プリーストを続けて欲しかったと思っている数少ないプリーストのファンです。
ロブ復帰後のアルバムは全部つまらないし・・・
名古屋に見に行ったっす! ワッツマイネーーーム!!

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DD  2015, 08. 01 [Sat] 19:59

 Ripperはいろんなところでシンガーとして重宝されてるだけに、この活動の果たした役割は大きかったはず。

 セットの流れは、Ripperの持てる力量を示しつつ、Robのを含んだ流れになってますよね。

 しかし、今の彼らを見ると、他のベテランバンド(一部除く)と似て、新譜の評が今一つ、liveでも古い曲が求められる事態になってますね(ましてや、K.Kもやめてしまうし)(ここまでクオリティが落ちるなら、なぜ戻した?と言われかねませんね、良かったのがAngel~ぐらいですもの)

 Ripperはもうすこしやれば、Robの穴を埋められたはず、それぐらいの力量を持ち合わせてるので。

 時期等のめぐりあわせが生んだ、機会があれば聞くべき作品ですよね、オリジナルを凌駕するほどうまいし。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2015, 08. 03 [Mon] 23:05

グラハムボネ太郎さん、

このライブ盤は大好きなものの、プリースト自体がそれほど好きではなかった私は、リッパーが脱退してICED EARTHに加入したことの方に喜びを覚えたものです(笑)

でも今思うと、この時のツアーは観ておきたかったなとは思います。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2015, 08. 03 [Mon] 23:09

DDさん、

確かにプリーストに加入していなかったら、その後の活動は望むべくもなかったでしょうね。まぁ、以降色んなバンドやプロジェクトを渡り歩く度に、それほど器用に歌える人ではないと露呈してしまうのですがw

ただ、少なくともプリーストには完全にマッチしていましたからね。(リッパー個人としても、バンドとしても)勿体なかったな、とは思います。

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