DELUHI「VANDALISM [Σ]」

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DELUHI「VANDALISM [Σ]」 (2015)

YU-TO名義でベーシストとしてGALNERYUSに加入したり(約1年間のみ)、BABYMETALの“神バンド”等のサポート活動、そして2015年からは自身のバンドFar East Dizainを立ちあげたギタリスト、Leda。本作は、2008年から2011年に掛けて彼が在籍していたヴィジュアル系HMバンド・DELUHIのベスト・アルバム「VANDALISM」(2011)にシングル曲やMVを追加収録した、“完全版”です。
因みに(DELUHIの)前身バンドのGRAVE SEEDには摩天楼オペラのメンバーがいたんですねぇ。

このDELUHI、シングルがやたらいっぱいあって、アルバムがあるのかないのかよく分かんねーようなディスコグラフィーなんで、手っ取り早くベスト盤「VANDALISM」を買おうとAmazonのWish Listに放り込んでいたんですね。で、それから放置して数ヶ月…、ちょうど良いタイミングでこの新たなベスト盤が3曲(とMV集)追加で出ると発表されたので、購入した次第です。
音楽的には完全にLedaのワンマン・バンド。初めて聴いてみました。

スピーディなメタルコア風の曲が多いですね。
ただ歌メロはかなりポップで、取っ付き易い。質感はそれほど暗くなく、特にサビは明るめです。そこに哀愁がまぶされてる感じ。
Voはクリーンとグロゥル/シャウトのスイッチで、割合はクリーンが多めなんですが、V系によくあるねちっこく歌い上げるタイプじゃなくて、割とサラリとスムーズに流れてゆくメロディ(特にサビ)と歌唱なので、洗練されている印象です。
この手のヴォーカリストとしては、lynch.の葉月という自分の好みにピッタリと合う人を発見してしまった為、必然的にそれと比べてしまいちょっと見劣り(聴き劣り)してしまうのですが、強烈な個性があるわけじゃないもののJuri(Vo)のパフォーマンスも悪くないです。むしろ間口は広いかも。グロゥル/シャウトの実力はなかなかのものですし。

ただこのバンドならではの強みは(メロディ・センスも勿論そうなんですが)演奏にこそあるような気もします。筋肉質なリズム隊の実力も確かなものがありますが、もっと言うとLedaのギター。モダンでゴリゴリ、耽美な作風に溺れない、ある意味あっけらかんとして乾いた感触のプレイです。テクニカルなパッセージをグイグイ捻じ込んでくる様が、かなりスリリングですね。

こうやってまとめて聴いてみると、楽曲にそれほどバラエティの豊かさを感じないところが残念。手を変え品を変え、工夫しているのは伝わってきますし、新曲⑬砂の泉のエキゾチックなメロディ使いあたりに作風を広げるための突破口があった感じもするんですけどね。
追加されたシングル3曲がどれも素晴らしく、⑭Frontierの未来感、⑮The farthestの悲壮感に満ちた曲調と壮大なサビメロ、⑯DepartureのDjent風のマシンガン・リフと明るい爽快さの組み合わせ、どれも出色の出来なので、解散は勿体なかったなぁと思いますね。


Ladaも新しいバンドFar East Dizainでの活動を本格的に始めたところで、こんなことを言うと双方のファンからは怒られちゃうかもしれないけど、Ledaがlynch.に加入すれば、ウチのブログ的にはソレ系で最強バンドになるんじゃないのかという妄想…(笑)
つーか、「デルヒ」ってバンド名の響き、カッコ良いのかカッコ悪いのか、判断に迷う音(オン)ですよね。
(実は「出る屁」みたいで、とてつもなくカッコ悪いと思ってるんだが…)

【お気に入り】
⑮The farthest
⑯Departure
⑬砂の泉
⑪s[K]ape:goat
⑭Frontier
②Two Hurt
⑤シェイド
①HYBRID TRUTH
⑨Rebel:Sicks, Shadow:Six
④REVOLVER BLAST

結構多い。


ブックレットののページに載ってるの、これリボルバー(回転式拳銃)じゃなくて、オートマチック(自動式拳銃)だろ?
あ、どうでもいいっすよね(笑)
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