SCORPIONS「Return To Forever」


SCORPIONS「Return To Forever」 (2015)

楽しいので引退宣言撤回しちゃったバンドことSCORPIONSの、これが最後になるかもしれないけど最後じゃないような匂いもプンプンする、18枚目のオリジナル・アルバム。邦題、“祝杯の蠍団”。

私はスコピといえばUli Jon Roth(Gt)が在籍した70年代が大好きで、Uliがいなけりゃもう別バンドってくらいの認識なんですが、それ以降も好きっちゃあ好き。HR/HMバンドとして好きというよりは、素晴らしいメロディ・メイカーとしてKlaus Meine(Vo)とRudolf Schenker(Gt)を評価している、という感じでしょうか。まぁ最近は外部ライターとの共作/曲提供も多い(本作もそう)ので、一概に彼ら2人だけ持ち上げるのも違うのかもしれませんが、それ(共作/曲提供)が概ね成功しているのは事実だと思いますし、Klaus&Rudolf組の才能が枯れたわけでもない。

“蠍団とどめの一撃”になるはずだった、前作「STING IN THE TAIL」(2010)の出来は素晴らしかったです。個人的なお気に入り度では前作に及びませんが、本作も実にスコピらしい作品で、なかなか良いですね。
マテリアルは新曲もあれば80年代に書いたものもあるという状態で、ほんとバラバラ。「未発表曲集」とでも称した方が良いような裏事情ではありますが、こうやって出てきたものを聴いてみると、違和感はありませんね。収録曲はどれもサソリ印が押された、“らしい”楽曲ばかり。

快活なロックですね。なんかもう、AC/DCとかに近い感じ。音楽性がどうとかそういうことじゃなくって、若々しくかつ自然体にロックを奏でている姿、音から感じられる自由なムードがそう感じるのよね。まぁスコピの場合、唯一無二のKlausのVoが最終的な色付けをするから、爽やかな曲調にも哀愁は多分に含んでいますし。
しかし、衰えないこの声のツヤ!(「見てくださいこの大きなカニ!」的なテレ東風の口調で)

バラードに関してはいつも通りのスコピで、そのクオリティも高く、素晴らしいものが揃っています。澄み切った透明感のある④House Of Cards、これぞKlausたる哀愁が迸る⑩Eye Of The Storm、物悲しさを纏った⑫Gypsy Lifeと、全部良い。
まぁ80年代以降のスコピの何を好きかって、素晴らしいバラードを量産できるところですからね、私にとっては。

バラード以外では、強力な歌メロ・ラインを持つ②We Built This House、爽やかハードポップの⑦Catch Your Luck And Playあたりが好きです。
曲名はクソつまんねーがGtプレイが冴えてる⑥Rock 'N' Roll Bandもなかなか。Gtソロが(珍しくw)超かっけー!


未だ枯れない充実作。
“次”はあるのか?そして、来日は!?

【お気に入り】
⑩Eye Of The Storm
⑫Gypsy Life
②We Built This House
④House Of Cards
⑦Catch Your Luck And Play
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COMMENT 2

グラハムボネ太郎  2015, 03. 19 [Thu] 09:45

早く聴きたいです

HMVでまとめ注文したのでTOTOの新譜待ちのお預け中なんです(T . T)
スコーピオンズ今年はラウドパークでお逢いしましょう•••らしいです*\(^o^)/*

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ヒゲ・スカイウォーカー  2015, 03. 21 [Sat] 21:53

グラハムボネ太郎さん、

HMVは結構待たされたりしますよね(苦笑)

ラウパで来るってB!のインタビューで言ってましたけど、その後やっぱ無理っぽいみたいな情報も目にしたんですよね。ソースを忘れた上に、ちゃんと確かめた情報でもないんですが…。
個人的にはラウパのトリで観てみたいです。

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