Glowlamp「ナナイロユニオン」

glowlamp_ナナイロユニオン
Glowlamp「ナナイロユニオン」 (2015)

女性Vo・J-POP/ハードポップ/ロック・バンドの、3rdミニアルバム。
前作「ナナイロシンドローム」(2013)リリース後もコンスタントなライブ活動を続け、昨年にはフランスで行われた『JAPAN EXPO 2014』にも参加しました。この時の映像をチラっと見ましたが、彼ららしい溌剌としたステージでとても良かったですね。因みに、この年の『JAPAN EXPO』に参加した他のアーティスト、ウチのブログ的な面々で言うと、kalafinaNoGoD和楽器バンドGacharic Spinあたり。錚々たる顔ぶれ。

で、本作。
カラフルな作品ですね。
Glowlampの持ち味が右から左まで、隅から隅まで網羅されてるような全7曲。聴いて一発で覚えちゃうような、歌メロのキャッチーさ(特にサビ)は「ナナイロシンドローム」に譲るような気はしますが、バラエティ豊かな楽曲が揃っている本作の満足度はなかなか高い。

既にライブで鍛えられてる楽曲が収録されているだけあって、(曲調を問わず)ライブの空気感というか躍動感が封じ込められているのも◎。敏腕演奏陣が揃ってるからねぇ、このバンド。特にリズム隊のガツンとクるロック・バンドらしさは前作以上で、土屋知一(Dr)のスパンスパン決まるプレイの小気味良さ、二階堂拓人(Ba)が粘りのある音色でグイグイと曲を引っ張る様子がしっかり感じられる。
とてもクリアな音質で録音されていることもポイントで、そのおかげで上記長所が聴き手まできちんと伝わってくるのが嬉しいですね。

幅広い楽曲に合わせる様に、rieのヴォーカルも様々な表情を見せてくれます。デジタルなノリが強調された③いたいけなDIVAでの力強くも大人っぽいVo、オルガンの映えるHRチューン⑤Fighterでのふてぶてしい響き、バラードでの真っ直ぐに届いてくるひたむきさ…etc…。リード・トラック①Song for HEROで、曲が進むにしたがって声に頼もしい響きが増してくるようなアレンジも素晴らしい。

このバンドのKeyを握る石井裕(Gt)、今回もギタリストのエゴを丸出しにするようなことはなく、でも所々で“音の魔術師”とでも評したくなるプレイを突っ込んでくるセンスの良さは不変。特にのGtソロは出色の出来で、「これぞコンパクトなソロのお手本!」と言うべき絶妙なフレーズ運びとトーンが味わえます。ギタリストだったら、こういうプレイには憧れるよなぁ、きっと。


充実作。
このバンドのポジティヴで明るい空気感は魅力的であり、同時に武器でもあると思いますが、今後はダークでメランコリックな面も欲しい。そんな風にも思う、根暗な管理人です。そしたらGlowlampじゃなくなっちまうかって言ったら、そんなことはないと思うんですよね。”聴く人の心に光が灯る様な音楽”をコンセプトにしてる彼らですから、暗闇の中にほんの少しの希望を見出すような、そんな曲もイケるはず。
……という妄想でした。
①Song for HEROのMV → コチラ。

【お気に入り】
⑦100年花火
歌詞が足利出身のrieらしいバラード。情景描写に秀でた逸品。
⑥人生=ルーレット
バンドの技巧的な面も現れたアッパー・チューン。
④Dear Friend
真っ直ぐなメッセージが生きる、優しいバラード。


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