M.S.G.「BUILT TO DESTROY」


THE MICHAEL SCHENKER GROUP「BUILT TO DESTROY」 (1983)

4thアルバム。邦題『限りなき戦い』。
Graham Bonnet(Vo)とは「ASSAULT ATTACK」一作だけでサヨナラして、Gary Bardenが出戻りしました。管理人的にはそれでこそMSGと感じますね。

このアルバム、どうやらミックスが2種類あることが有名らしいです。個人的には、ミックス違いやヴァージョン違いのどっちがどっちとかいう聴き比べ的な事にはあんまり興味ありませんが、このアルバムのアメリカン・ミックスとオリジナル・ミックスはかなり印象が異なります。オリジナルの方が暗い。アメリカンの方がキラキラしてて華やか。私は断然アメリカン・ミックスが好きですね。
私の持っているCDは、アメリカン・ミックスの本編9曲に、ボーナス・トラックとしてオリジナル・ミックスの5曲を加えたものです。

MSGの作品の中では2ndに次いで、2番目に好きですね。
いつになく爽やかに駆け抜けるMichael Schenkerのギター・プレイが印象的で、フレーズもトーンもめちゃめちゃ冴え渡ってますわ。おまけに歌メロ(Garyが作ったのかな?)にキャッチーかつポップなものが多く、曲によってはABBAっぽさすら感じることがある。ギターと歌メロの配分もちょうどよく、私にとってこの「ギター偏重なアルバムじゃない」ってのは大きなポイントかもしれません。MSGのカタログの中でも、口ずさみたくなる歌メロが多いアルバムですよコレ。

上記の特徴、1曲目の①Rock My Nights Awayから顕著ですね。大陸的な大らかな明るさがありつつも、そこは能天気にならず。Keyも良い仕事してます。エンドGtソロの煌めきったら異常事態宣言発令レベルの狂おしさ。
そこから、緊張感と哀愁を湛えた②I'm Gonna Make You Mine、流れるようなGtワークに鳥肌の③The Dogs Of War、爽やかさとポップさが頂点に達する④Systems Failing(Gtソロがすげぇ!)、超有名インスト⑤Captain Nemo、と続くアルバム前半は完璧。
これは後半が弱いという意味ではなくてね。⑦Red Skyはドラマティックな展開美を持つ名曲ですし。

このアルバムのポップさ、これをどう捉えるかで評価がガラリと変わるような気もしますが、歌メロ大好き人間たる私にとってはコレ最高ス。かえってMichaelのギターが映えるような気もしますし。
傑作。

【お気に入り】
①Rock My Nights Away
④Systems Failing
③The Dogs Of War
⑦Red Sky
②I'm Gonna Make You Mine
⑤Captain Nemo
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