年間ベスト 1972年

1972年リリースの私が好きなアルバムと楽曲とジャケットをランキングにしてみました。
対象は、1972年に発表された音源のうち、この記事を書くまでに私が購入した45作品です。

【アルバム】

1、YES 「CLOSE TO THE EDGE」
yes_closetotheedge.jpg
聴き易さと聴き応えと幻想美と複雑で技巧的なアンサンブル、全て併せ持つ名盤。

2、IL BALLETTO DI BRONZO 「YS」
ilballettodibronzo_ys.jpg
異形の暗黒絵巻。予想もしないアヴァンギャルドな曲展開と呪術的ヘヴィネスに翻弄される傑作。

3、WISHBONE ASH 「ARGUS」
wishboneash_argus.jpg 記事は→コチラ
哀愁のツインリードとフォーク由来のメロディ・センスが呼び起こすイメージは、実に英国的。

4、URIAH HEEP 「DEMONS AND WIZARDS」
uriahheep_demonsandwizards.jpg
私的ヒープ最高作。硬軟のバランスと翳りのあるメロディがツボ。

5、CAPTAIN BEYOND 「CAPTAIN BEYOND」
captainbeyond_captainbeyond.jpg 記事は→コチラ
目まぐるしいドタバタHR組曲。無軌道な熱さにいつの間にか絡め取られる。

6、BABE RUTH 「FIRST BASE」
baberuth_firstbase.jpg 記事は→コチラ
B級ならではの「何でもアリ」な作風に思わずニヤリ。ところどころで顔を出す繊細なアレンジのおかげで、時々引っ張り出したくなる一枚に仕上がりました。

7、BLACK SABBATH 「BLACK SABBATH VOL.4」
blacksabbath_blacksabbath4.jpg
バランスに長けた、Ozzy時代最高作(だと思ってるんです)。アルバム一枚を通した流れも完璧。

8、SANDROSE 「SANDROSE」
sandrose_sandrose.jpg
フランス産、女性Voシンフォ・ロックの唯一作。パワフルで瑞々しい歌唱と練られたアンサンブルが素晴らしい。

9、BEGGARS OPERA 「PATHFINDER」
beggarsopera_pathfinder.jpg
だいぶ垢抜けてきたけどまだまだダサい。そして、それが良いのだ。オルガンを中心にした鍵盤類の畳み掛けに痺れる。

10、THE MAHAVISHNU ORCHESTRA 「BIRDS OF FIRE」
mahavishnuorchestra_birdsoffire.jpg
ジャズ系ミュージシャンの精鋭が集結したバンドによる、ジャズ・ロックの名品2nd。超絶テクとアヴァンギャルドな展開の連続攻撃。でもこれが心地良いんだから、どっかオカシイ。

次点、JERUSALEM 「JERUSALEM」
jerusalem_jerusalem.jpg
NWOBHM時代を先取りしたようなエネルギーとスピード感に満ちたHR。


【楽曲】

1、Close To The Edge (YES)
聴き易さと聴き応えと幻想美と複雑で技巧的なアンサンブル、全て併せ持つ名曲。

2、Highway Star (DEEP PURPLE)
有名曲ですな。ヴァース、ブリッジ、サビ、間奏のうち、ダントツでサビがダセーってのもある意味スゲー。噛み付くようなヴァースもいいけど、やっぱスリリング極まりない間奏のGtとKeyのバトルでしょ。

3、Throw Down The Sword (WISHBONE ASH)
泣くやろ!?普通泣くやろ!?

4、Wheels Of Confusion (BLACK SABBATH)
リフだけじゃない、Tony IommiのリードGtの泣きっぷり、そしてドラマティックな曲構成が素晴らしい、私的サバス最強楽曲。

5、Warrior (WISHBONE ASH)
泣くやろ!?普通泣くやろ!?

6、To Take Him Away (SANDROSE)
ロマンティックなバラード。厳かな泣きのメロディと意外なほどポップな歌メロが違和感なく同居。

7、Circle Of Hands (URIAH HEEP)
メロディの美しさと楽曲展開の妙で聴かせる大作。バンドメンバー全員の貢献を感じられるが、うねるBaが常に楽曲を引っ張っていて◎。

8、The Runaways (BABE RUTH)
奥深き叙情が宿るバラード。様々な楽器を自由自在にコントロールするアレンジ・センスに驚かされる逸品。

9、Daytime (JANE)
とてつもなくメランコリックで、とてつもなくベッタベタで、とてつもなくクッサいメロディが次から次へと溢れ出てくる大作バラード。最早、演歌か歌謡曲の域である。Gtとオルガンのクサメロ・センスが素晴らしい。

10、Sometime World (WISHBONE ASH)
泣くやろ!?普通泣くやろ!?

次点、Supper's Ready (GENESIS)
23分間のめくるめく変態物語。牧歌的でありつつも緊張感を湛えたアンサンブルにはどこか不安定な響きがあり、怖い。


【CDジャケット】

1、WISHBONE ASH 「ARGUS」
wishboneash_argus_l.jpg
HIPGNOSISによる代表作。霞けぶるような牧歌的風景の明度も絶妙ながら、決め手はダース・ヴェイダーっぽさ。

2、URIAH HEEP 「THE MAGICIAN'S BIRTHDAY」
uriahheep_themagiciansbirthday_l.jpg
Roger Dean作。鮮やかで毒のある色使いと大胆な構図が素晴らしい。

3、THIRD EAR BAND 「MUSIC FROM MACBETH」
thirdearband_musicfrommacbeth.jpg
Roger DeanらしからぬRoger Deanジャケ。この暗さが堪らん。

4、CHICK COREA 「RETURN TO FOREVER」
chickcorea_returntoforever.jpg
カモメさぁぁぁあああん!!中身の瑞々しい音から受ける印象に違わぬ、美麗ジャケ。

5、URIAH HEEP 「DEMONS AND WIZARDS」
uriahheep_demonsandwizards_l.jpg
「それでは行ってきます!」って感じの、見返り魔法使いさんが素敵です。左側の性器モチーフの滝もイカす。勿論これも、Roger Dean作。


【感想】
YESの2冠。まぁ面白くはない結果ですけど、順当でしょう。この時代はプログレッシヴ・ロックで好むものが多く、HRでも例えばURIAH HEEPCAPTAIN BEYONDのような、プログレ的楽曲展開で聴かせるバンドがランクインする傾向ですね。ブルージーな音は得意じゃないし。
いつも通り選外としているライブ盤では、KING CRIMSON「EARTHBOUND」EMERSON, LAKE & PALMER「PICTURES AT AN EXHIBITION」CREAM「LIVE CREAM VOLUME Ⅱ」DEEP PURPLE「LIVE IN JAPAN」と、パワフルな名盤がズラリ。特にクリムゾンのコレはすげー。

楽曲部門のキーワードはどう考えても「泣き」ですね。歌メロと演奏の両面で美味しい曲ばかりだと思います。BABE RUTHThe Mexicanは最後まで悩みましたが、カヴァー曲なので結局外しました。

ジャケット部門は、Roger Deanが3作ランクイン。この時代のRoger DeanとHIPGNOSISは代表作だらけですしね。大胆かつシンプルなインパクトが絶大なBLACK SABBATH、幻想的なRENAISSANCE、精緻な筆致のMELLOW CANDLEあたりも候補でした。「危機」の内ジャケも美しかった。


最後に、ランク外だったものの印象に残ったアルバムと楽曲を列記しておきます。

【惜しかったアルバム】
DAVID BOWIE「THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS 」
GENESIS「FOXTROT」
GNIDROLOG「LADY LAKE」
JANE「TOGETHER」
JETHRO TULL「THICK AS A BRICK」
OSANNA「MILANO CALIBRO 9」
QUELLA VECCHIA LOCANDA「QUELLA VECCHIA LOCANDA」
RENAISSANCE「PROLOGUE」
URIAH HEEP「THE MAGICIAN'S BIRTHDAY」

【惜しかった楽曲】
The Mexican(BABE RUTH)
Macarthur Park(BEGGARS OPERA)
Starman(DAVID BOWIE)
Get 'Em Out By Friday(GENESIS)
I Could Never Be A Soldier(GNIDROLOG)
Kiev(RENAISSANCE)
Old Dom Is Dead(SADROSE)
The Magician's Birthday(URIAH HEEP)
The Spell(URIAH HEEP)
スポンサーサイト

COMMENT 0