年間ベスト 1981年

1981年リリースの私の好きなアルバムと楽曲とジャケットをランキングにしてみました。
対象は、1981年に発表された音源のうち、この記事を書くまでに私が購入した34作品です。

【アルバム】

1、THE MICHAEL SCHENKER GROUP 「M.S.G.」
msg_msg.jpg 記事は→コチラ
Michael SchenkerとGary Bardenのセンスが最も激しく化学反応を起こした作品だと思う。メロディック&キャッチー、おまけにヘンテコな個性もある名盤。Cozyもいるしね。

2、ABBA 「THE VISITORS」
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ラスト作。かつての快活さはどこへやら、翳りのあるメロディが全編を覆う。でも、それが最高なのだ。

3、ACCEPT 「BREAKER」
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ドイツの鋼鉄神による、個人的にはUdo時代の最高作。ファスト・チューンからポップで快活な曲、バラードまでバランス良く収めつつも、全体的には勢いに満ちた作風。傑作!

4、UNIVERS ZERO 「CEUX DU DEHORS」
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異形の傑作たる前作からさらに攻撃力を増した、暗黒のチェンバー・ロック。超テクニカルな演奏に唖然とさせられつつも、不穏な旋律に幻惑されるからか、カタルシスは得にくい。でもクセになるんだよなぁ。重くないのに精神にキまくる。

5、IRON MAIDEN 「KILLERS」
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衝撃のデビュー盤(私は衝撃受けてないけど)から大幅に完成度アップした2nd。意外に緻密な楽曲とPaul Di'Annoの荒々しい歌唱の不思議なミスマッチ感が肝か。

6、ELECTRIC SUN 「FIREWIND」
electricsun_firewind.jpg 記事は→コチラ
唯一無二の泣きのGt、そしてウネウネしたヘンテコVo。両者が相見える時、感涙と失笑の二重奏が完成する。

7、TRIUMPH 「ALLIED FORCES」
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Rik Emmettの構築美あるGtが冴え渡る名盤。彼らのカタログの中でもハードテイストな1枚でしょう。勿論、哀愁のメロディとドラマ性も堅持。

8、BLUE OYSTER CULT 「FIRE OF UNKNOWN ORIGIN」
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ポップなメロディの裏に隠れた仄暗さと冷たい美しさに気づくと、一気にハマる。

9、PRAYING MANTIS 「TIME TELLS NO LIES」
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哀愁のメロディと駆け巡るツインリードと爽やかコーラス、そして垢抜けなさ。専任Voがいたらもっと上位だったなぁ。

10、JOURNEY 「ESCAPE」
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一般的にはコレが最高作でしょう。曲・歌唱・演奏・アレンジ、全ての要素が嫌味なほど完成度が高い。

次点、KAYAK 「MERLIN」
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アーサー王伝説を基にした組曲を収めたアルバム前半、耳馴染みの良いポップな曲が並ぶ後半、共にファンジックで哀愁たっぷりのメロディが味わえます。巧みなアレンジ・センスにも注目。


【楽曲】

1、Looking For Love (THE MICHAEL SCHENKER GROUP)
慟哭のGtソロが飛翔する、Michael Schenker最高傑作。その旋律は正に“神”懸っている。

2、One Of Us (ABBA)
天才メロディ・メイカー・チームの才能が遺憾なく発揮された名曲。切なすぎる。

3、I Surrender (RAINBOW)
なんだかんだ言っても(言わなくても)、良い曲だ。Joe Lynn Turnerにもピッタリ合ってるし。

4、Firewind (ELECTRIC SUN)
悶絶Gtと(逆の意味で)悶絶なVoによる、ギャップ燃え/萌えの極み。ギターがヴォーカルを!ヴォーカルがギターを引き立てるッ!『ミスマッチ』っつーんですかあ~、『美と醜の対比』っつーんですかあ~っ、たとえるなら(ry

5、Breaker (ACCEPT)
勇壮さと威厳に満ちた曲調、そしてちょこっとまぶされた男の哀愁にグッとくる。

6、Lovers To The Grave (PRAYING MANTIS)
これぞ英国。哀愁ダダ漏れのメロディ、そして完璧な展開美を持つ名曲。

7、Spotlight Kid (RAINBOW)
劇的な構成とスピード感。そして間奏のGt&Keyソロですよ旦那。そりゃあ「ヘイ!」って合いの手も入れたくなりますわな。

8、Soldiers (ABBA)
切ない翳りを引き摺った反戦歌。明るくなりきれない歌メロが白眉。リズムは跳ねてても気持ちは沈むw

9、Joan Crawford (BLUE OYSTER CULT)
クラシカルなKeyが彩る劇的な美メロ。背徳感とオドロオドロしさを忘れないところもBOCらしい。

10、Purgatory (IRON MAIDEN)
初期メイデン随一のキャッチーなツインリードが炸裂する名曲。「Please~,Take me away~」の部分、つい口ずさんじゃう。

次点、For Those About To Rock (We Salute You) (AC/DC)
大砲ドカーン!ドカーン!には、否応無しにアドレナリンが分泌しまくりング。そのクライマックスに持ってゆくまでの、徐々に盛り上げる展開も実に巧い。


【CDジャケット】

1、RAINBOW 「DIFFICULT TO CURE」
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HIPGNOSISによる「お願いだから痛くしないでぇぇぇえええ!!」な一枚。不気味さが光る。

2、PRAYING MANTIS 「TIME TELLS NO LIES」
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名手・Rodney Matthewsの代表作。カマキリ君のインパクトもさりながら、繊細な色使いの背景が素晴らしい。

3、高中正義 「虹伝説~THE RAINBOW GOBLINS」
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副題と同じ絵本をモチーフにしたコンセプト作。精緻に書き込まれたファンタジックなアートワーク。

4、ANYONE'S DAUGHTER 「PIKTOR'S VERWANDLUNGEN」
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このバンドはヘンテコなジャケが多いが、これは美しい。天才叙情派集団の面目躍如たる美しいアートワーク。

5、JACO PASTORIUS 「WORD OF MOUTH」
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モダンでセンス溢れるジャケ。裏ジャケは対称的に、昇る太陽がモチーフというのも素敵。


【感想】
1981年といえば、何をおいても、Al Di Meola、Paco de Lucia、John McLaughlinによる「FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO」なのですが、ライブ盤なので当ブログのランキングでは対象外となります。となると、やはりMSGがダントツ1位になりますね。ANYONE'S DAUGHTER「PIKTOR'S VERWANDLUNGEN」もライブ録音ではあるもののスタジオ作みたいなもんだから、ランクインさせようかと思いましたが、聴きなおしてみたらヘルマン・ヘッセの詩を朗読するパートが異様にウザいことに気づき、やっぱり選外に。純粋に曲の部分だけ取り出すと、彼ららしいメロディと技巧の宝庫なんですけどね。また、ライブ作品ではRUSH「EXIT…STAGE LEFT」もこの年のリリースでしたね。
5位のメイデンから9位のマンティスまでは、どう順位が入れ替わってもおかしくないくらいの同等の評価です。

楽曲部門も、1位はこれしかありえない。この年はおろか、80年代全体を見回しても、この曲を超えるほど好きな曲は無いかもしれません。RAINBOWは2曲を選びましたが、「DIFFICULT TO CURE」はこの2曲を除くとそれほど好きなアルバムでもないかな。オジーの「DIARY OF A MADMAN」も同じ感じね。

最後に、ランク外だったものの印象に残ったアルバムと楽曲を列記しておきます。

【惜しかったアルバム】
RUSH「MOVING PICTURES」
TOTO「TURN BACK」
RAINBOW「DIFFICULT TO CURE」

【惜しかった楽曲】
Head Over Heels(ABBA)
When All Is Said And Done(ABBA)
Can't Stand The Night(ACCEPT)
Falling Off The Edge Of The World(BLACK SABBATH)
Livig A Lie(COZY POWELL)
Cast Away Your Chains(ELECTRIC SUN)
Mother, Father(JOURNEY)
Merlin(KAYAK)
Let Sleeping Dogs Lie(THE MICHAEL SCHENKER GROUP)
Diary Of A Madman(OZZY OSBOURNE)
Over The Mountain(OZZY OSBOURNE)
Children Of The Earth(PRAYING MANTIS)
Allied Forces(TRIUMPH)
Fight The Good Fight(TRIUMPH)
Combat(UNIVERS ZERO)
Dense(UNIVERS ZERO)
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COMMENT 4

グラハムボネ太郎  2015, 02. 28 [Sat] 21:46

ちょいちょいマニアックあり

いいですねぇ。特に私がいいなぁと思うのはトライアンフとブルーオイスターカルトですね。
共に最高のアルバムです。当然他のアルバムもですけどね(笑)

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ピッペン  2015, 02. 28 [Sat] 23:08

あれれ??

BLACK SABBATHの「MOB RULES」とか、Y&Tの「EARTHSHAKER」とか、TYGERS OF PAN TANG「SPELLBOUND」とか、OZZYの2ndなどなども捨てがたいです!

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ヒゲ・スカイウォーカー  2015, 03. 02 [Mon] 23:23

グラハムボネ太郎さん、

TRIUMPH、BLUE OYSTER CULT共に、めちゃめちゃ大好きってわけではないのですが、何故か気にはなっていてよく棚から引っ張り出すバンドではあります。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2015, 03. 02 [Mon] 23:26

ピッペン先輩、

先輩、修業が足りずスミマセン。
サバスのそれも、Y&Tも、ぱんたぁぁああんもあんまり好きじゃないのです(笑)。特に、NWOBHM由来のリフ回し主体のHR/HMって苦手分野かもしれません…。

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