B'z「有頂天」

bz_有頂天
B'z「有頂天」 (2015)

随分と久しぶりな感じのするシングル。51枚目(!)。
前のシングル「GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-」は2012年リリースでしたが、影が薄過ぎて印象に残ってないし(笑)、2013年以降はデビュー25周年記念のベスト・アルバムとソロ活動が続いたので、待ちくたびれたこのシングルには「おかえり!」ってムードがありますなぁ。

①有頂天
ドラマ『学校のカイダン』の主題歌だそうですが、シングル“1st beat”曲にしては珍しい感じです。なにしろ曲構成がヘンテコだ。ZEROに近い構成ですかね。ラップの代わりと言っちゃあなんですが、手拍子なんぞ入ってます。関係ないでしょうが、「ゼロになるまで」なんて歌詞もありますね。
基本路線としてはB'z流のHRなんですが、曲が進行するに従って、次々に表情が変わってゆくのが特徴でしょうか。サビ裏でKeyがスッと入ってきて泣きが増し増しになるところも良いですが、ラストでサビを繰り返すところ、「眩しい光よ降りそそげ~」でのテンポアップに燃えるのなんの!良曲。

②Endless Summer
2013年のツアーの映像作品「B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER -XXV BEST-」で初収録された曲の音源化。この作品、積みCDならぬ積みDVD化しててまだ見てないため、私はこのシングルで初めて聴きました。
よりさらにぶっとく豪快な感じのHRですね。個人的にはもうちょっと憂い、というか湿り気が欲しいなーなんて思って聴いてると、間奏の後半でGtがハモりだしてオオッと身を乗り出したり、ラストでやはり躍動感を増すアレンジになっていたりと、なかなか侮れない。
「ビルのすきまの花火を見たかい」という短いフレーズがもたらす情景描写力と暗喩に、稲葉の鋭いセンスを感じますね。


2曲共、HR色の強い曲を揃えてきましたね。Shane Gaalaas(Dr)とBarry Sparks(Ba)のリズム隊の実力が如何なく発揮されてると思います。特にのBaランニングはすげぇ。また、曲のクライマックスの演出方法は同じながら、それが実に効果的なんだから流石というべきでしょうか。
3月4日には4年ぶりのアルバム、「EPIC DAY」も出る予定ですし、楽しみですね。


で、だ。
初回限定盤に付いてるライブDVDがすんごいのだ。
EX THEATER ROPPONGIのこけら落とし公演から9曲を収録したヴォリュームたっぷりの映像ですが、これが正にロックバンドの音なのよ。ハード・ロック・バンド、「B'z」だ。ちびりそうなほどかっこいい。
その出音から、ShaneとBarryのリズム隊は歴代最強かもしれないなぁ…と思ってみたり。魅せ方も派手なShaneの技が光り、ブンブン抜けて来るBarryのBaと突き抜ける増田ちゃんのオルガンが、HRを演奏する「バンド」であることを激しく主張する。大賀好修(Gt&Cho)のサポートっぷりも見事。稲葉の調子は絶好調でシャウトも決まってるし、言うまでもなく松本のプレイは超丁寧。あと、「世の中には稲葉様しか着ちゃいけない服ってのがあるんだ!」と声高に言いたくなる衣装もイイネ(笑)

カメラワークがスタジアム・バンドのそれじゃなくて、ステージ下からのアオリ映像と客席後方から舐めるようなアングルなので、ライブハウスらしい臨場感がたっぷりです。おまけに、映像がやや粗いことと、観客の声が大きめに入っていることがプラスに働いて、とても迫力ある仕上がり。最強のスタジアム・バンドは、ライブハウスでも最強だった。そんな風に表現したいクールさですわ。

そして、レア選曲が嬉しい。だって闇の雨だぜ?初映像化だぜ?そりゃあ、ちびりますよ。
イチブトゼンブBANZAIという軽快でキャッチーな曲、反対にSKINながい愛といったヘヴィにウネりまくる曲の双方を完全にコントロールする「バンド」が実に眩しい。今夜月の見える丘にのGtソロがシングルVer.に準拠したプレイだってのも嬉しいポイントですね。

アメリカのロック・バンドって私はあんまり聴かないんですが、こういう素晴らしいライブを見ちゃうと、別にB'z聴いてりゃいいだろ、とか思っちゃうわけで。

『2013.11.30 B’z Special LIVE at “EX THEATER ROPPONGI”』
1.黒い青春
2.野性のENERGY
3.今夜月の見える丘に
4.ONE ON ONE
5.闇の雨
6.SKIN
7.イチブトゼンブ
8.ながい愛
9.BANZAI

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