B'z「太陽のKomachi Angel」

bz_太陽のkomachiangel
B'z「太陽のKomachi Angel」 (1990)

5thシングル。
キャリア初のオリコン1位を記録した作品ですね。
本作の数週間前に発売されたシングル「BE THERE」と同様、オリジナル・アルバムには未収録(タイトル曲の英詞Versionは、ミニ「WICKED BEAT」に収録されますけど)。

ホストクラブの広告にしか見えないジャケである。「ナンバーワン、専務取締役・コーシ」みたいな。専務かっこいい。
あ、後ろにいるのは「社長」のタカヒロね。


①太陽のKomachi Angel
この曲には悩まされました。
「Komachi」って何だよ?って。
まぁ当然、小野小町からきているんでしょうし、Wikipediaには「小野小町が美しかったことから、地名などを付して「○○小町」のようにして美しい女性の呼び名として使われることがある」とある通り、女性賛美のキーワードなんでしょう。でもね、当時は今のようにすぐネットで調べることはかなわなかったのだ。薄々は「小町」だろうとは予想しつつも、まさかそんなわけわかんない言葉を「Angel」の前にもってくるとは夢にも思わないから、辞書で「komachi」って英語が存在しないか、調べましたよ。調べて調べて…、、結局諦めたっていう。
っていうか、「Komachi」の意味や由来が分かっても、「Komachi Angel」の妥当性には全くもって辿り着かないし、そこにさらに「太陽の」が加わることによって、謎は深まるばかりなんだけどさ(笑)。これぞイナバ・ワールド。イナバ・センス。唯一無二。空前絶後。この曲のおかげ(せい)で、ギリギリchopとかultra soulとかSUPER LOVE SONGとか言われても「へぇ」くらいにしか思わなくなったもんな。不感症。

さて、タイトルのインパクトに負けない、テーマメロの強力さが素晴らしい曲です。ラテンのリズムを取り込んだ打ち込みフレーズと、それに絡むアコギ。とにかく今までの曲、というか他の曲のどれとも違う異国情緒溢れるムードをめちゃくちゃ分かり易い形で放っており、ビビらされました。名Keyリフだと思います。Gtソロも丸ごとアコギによるもので、なかなか斬新だし。
歌詞は直前のBE THEREのものと比べると内容が薄い、というか全編言葉遊びみたいな感じの軽いノリです。なんせ「やや乱れてYo! say, yeah, yeah!」ですから。ちゃ…、チャラい…。「いざ今宵酔わん」ってのも凄いな。でも曲調には完璧にマッチしてるのよね。

②Good-bye Holy Days
がアゲアゲならこちらはサゲサゲ(?)。夏のリゾート地、その夕暮れ時の空気を伝えてくるロマンティック・ナンバーです。隠れ佳曲かな。テーマは浮気くさいすね。
オルゴールのようなシンセの音は良いんですけど、それ以外の打ち込みの音が安っぽいのが玉に瑕。ソロの最後だけハモるのはなかなかいいね。


2曲共、雰囲気作りの巧さが功を奏してますね。ベスト盤にも収録されていないを目当てに買うのもアリだと思います。

【お気に入りの歌詞】
「きっかけは錯覚でもいいから 季節を二人で越えてみたい」のチャラさ(①)


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COMMENT 6

通りたがり  2017, 03. 15 [Wed] 21:40

その印象的なテーマは、DAN REED NETWORKの丸パクリですけどね。
でも、そのフレーズをこういう曲に、こういうアレンジに仕立て上げたのは、やはり松本さんの抜群なセンスだと思う。

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てんやの割引券  2017, 03. 16 [Thu] 17:29

"Komachi"つながりで、山下久美子「赤道小町ドキッ」のレビューもお願いします。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2017, 03. 16 [Thu] 19:21

通りたがりさん、

私はB'zに限らず、パクリにあまり興味が無く、かつ無頓着なんですが(気づかないってだけかもしれません)、DAN REED NETWORKはその文脈で度々名前が出てくるバンドみたいですね。
元曲(?)を聴いてみると、「あれがこうなるのか!」という意味でなかなか面白いですし、Komachi Angelについて言えば見事に日本人向けにアレンジしたなぁ、と思います(笑)

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ヒゲ・スカイウォーカー  2017, 03. 16 [Thu] 19:33

とよk…じゃなくて、てんやの割引券さん、

仕事でお忙しいのにコメントいただき、感無量です。

ご教示いただいた山下久美子さんの赤道小町ドキッですが、いやあお恥ずかしいwながらこの度初めて聴かせていただきました。カネボウ化粧品のイメージソングだったそうですね。因みにKomachi AngelはカメリアダイヤモンドのCMソングでした。山下さんの元旦那は布袋寅泰さんだそうですが、その布袋氏がCOMPLEXというユニットで一緒だったのは吉川晃司氏ですが、氏の得意技はシンバルキックとプール飛び込みだそうです。サンクスモニカ。

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DD  2017, 03. 16 [Thu] 19:59

B'zぐらいうまく自分が聞いてきた音楽を消化し、自分らしさにしてるのは、彼らぐらいのキャリアを築いてるのはかなり少ないでしょうね。

 これは前述の曲を含め、第1次黄金期到来を告げるに値するナンバーですね。

 Dan Reedだけじゃなく、松本氏のカバーアルバムを聴いて(見てみる)と、70年代~80年代の音楽からの影響が濃く出てるはず。

 この後もヒットシングルを出し続け、きっちりliveをやって、現在の彼らを出し続けている、という意味ですごみすら感じます(今やってるS.Salasとのprojectでの経験も今後に生きるでしょうし)

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ヒゲ・スカイウォーカー  2017, 03. 17 [Fri] 19:58

DDさん、

実際このシングルの前後、89~92年くらいのB'zってリリース数も物凄いですが、名曲というような曲をバンバン量産しているんですよね。それで枯れちゃわないのがまた凄いですが。
松本は既存の曲の要素を持ってきて、それを再構築するのがべらぼうに巧いんだと思います。で、また、海外の(多くはアメリカの)トレンドより数年遅れてそれを取り込むというタイム感が、日本人の感性に合っているような気がしますね。

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