PASSPO☆「Cinema Trip」


PASSPO☆「Cinema Trip」 (2017)

アテンション、プリィィィィィィィイイイズ!!

2016年の3枚のシングル、「Mr.Wednesday」「バチェロレッテは終わらない」「ギミギミaction/ラブリフレイン」を経てリリースされた、メジャー5枚目、ぱすぽ☆PASSPO☆へ改名後としては3枚目、日本クラウンに移籍して1枚目のオリジナル・アルバムですぽ☆

今回のテーマは「映画の旅」ということで、歌詞の内容がアクション物だったりヒーロー物だったり学園物だったりゾンビだったりするそうです。それに合わせてメインVoを担当するクルー(=メンバー)や歌う割合が異なる。…といっても、どの声が誰だか私がちゃんと把握できてるわけじゃあないんですけど。
映画と言ってもムードはハリウッド映画のそれで、引き続きアメリカン・ロック的なカラッと明るめな路線が推し進められています。今までで一番楽しく、わちゃわちゃしたアルバムかも。ただ、前アルバム「Beef or Chicken?」(2015)と比べると、シングル曲がちょっと弱いんだよなぁ。年間ベストで選んだFairy Taleのような圧倒的キラー・チューンも無いし。
そうそう、「Beef or Chicken?」から向日葵Perfect Skyといったシングル曲をオミットした雰囲気にも思えますね。なので統一感は前作よりある。今回も多くの曲をペンネとアラビアータ機長が手掛けていることにも起因するでしょう。

このPASSPO☆、メジャー・レーベル所属にも関わらず、家内制手工業的というか、どこか手作り感を感じさせるところも魅力で、今の7人編成になってからはアルバムの選曲も曲順もクルーが自分達で最終決定しているとのことです。本作に機長が書いた曲が多いのも自然とそうなったようですし、デビューからずっと一緒に歩んできた機長との相性の良さゆえかもしれません。

スタッフが持ってきた案をクルーが相当入れ替えたという本作の曲順。
ハードロッキン&機内放送なオープニング①Popcorn bought?でいつもの如く始まり、前半は勢いと熱量のある楽曲、中盤にポップさと遊び心が増えて~、という流れです。PANTHER(Gt)・KENTARO(Gt)・$pyke (Ba)・HIMAWARI(Dr)のThe Ground Crewが参加した、⑩マイノリティー・ヒーロー以降の終盤の楽曲が私の好みに近いかなぁ。は前作のNot in theoryに相当するタイプのハードチューンで、暴れ回る演奏に滑らかなサビメロが映えます。Gtソロもクール。ストリングス・セクションがええ仕事してまっせなシングル曲⑪ギミギミaction、映画のエンドロール的位置付けだという⑫フィルムの流れは、機長らしいちょい切ないメロディがジワジワと沁みてきて良いですね。
最後は明るいメッセージの⑬バチェロレッテは終わらないで締めるということで、アルバムの聴後感は◎。


明るく楽しい雰囲気の良作ですぽ☆
でもちと哀メロ不足かな。

⑤Mr.Wednesday MVは→コチラ。
⑥ラブリフレイン MVは→コチラ。
⑬バチェロレッテは終わらない MVは→コチラ。

【お気に入り】
⑩マイノリティー・ヒーロー
⑪ギミギミaction MVは→コチラ。このMV最高。
⑫フィルム
③7's Up ライブ映像に歌詞を被せたリリック・ビデオ→コチラ。
②Music Navigation
④PlayGround MVは→コチラ。


MVの本数といい色んな企画といい、日本クラウンの仕事っぷり、なかなか熱心ですね。


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ベッドイン_男はアイツだけじゃない
ベッド・イン「男はアイツだけじゃない」 (2017)

益子寺かおり(Vo)と中尊寺まい(Vo&Gt)による、バブル時代オマジュー型下ネタ志向地下セクシーアイドル=ベッド・インのメジャー1stシングル。メジャーからのリリースとしては2016年のアルバム「RICH」が先にありますけどね。

何はともあれ、とりあえずこのジャケットのインパクトですよ。
私が買ったこれはDVD付きの初回限定盤なんですけど、DVDよりもこのジャケが欲しかったからこそ、こっちを買ったっていうのはありますね。ジャケ買い。
 8cmCDの装丁を再現したようなつくり。
 不自然なまでに青く澄み渡る空。
 荒々しい斜面が剥き出しになった崖。
 その色合いの対比。
 カクカクしたアルファベットのフォント。
 何故か自信満々なポーズとドヤ顔。
 あえてバーコードを前面に押し出した左下部の表記。


 …完璧だ、、(惚
 CDレーベル面にデカデカと「コンパクトディスク」のロゴを載せてるのもイカす(笑)


ディスク1には2つの新曲とそのカラオケVer.が収録されてます。
①男はアイツだけじゃないは彼女らのトレードマークとも言えそうな、シンセが煌びやかなアップテンポ曲。レーベル側の紹介文には、「失恋し、強がりながらも揺れる女心を激しいビートに乗せて歌い上げるボディコンロックのニューアンセム」とありますが、何だよ「ボディコンロック」ってww
ダッサダサな後追いコーラスにニヤニヤしちまいますね。MVは→コチラ。これ、HEAD PHONES PRESIDENTStand In The WorldGacharic SpinLosT AngeLと同じ場所かな? サビ入り際のちゃんまいの蹴りがいいよな(笑)

も良いんだけど、ウチのブログ的には②劇場の恋の方がもっとイイ。遊び心を備えた早回しディスコ・チューンなんですけど、サビ入り前に捻じ込まれるピロピロリードGtもあるし、聴いてる時の気持ち的にはメロスピとあんまり大差ないですわよワタクシ。サビメロのこの切なさはやっぱりpredia姉さんに通じるなー。こちらはもっとアゲアゲ(死語)ですけど。


ディスク2のDVDは、『祝!“RICH”発射ツアー ~そこのけ そこのけ バブルが通る~』ツアーファイナルおギグ映像、ということで赤坂BLITZで行われたライブの模様が5曲入ってます。曲のケツをぶった切る等の編集あり。
以下、曲目です。
 1.GOLDの快感
 2.GIVE ME!~哀・してる~
 3.ZIG ZAGハートブレイク
 4.真夜中のディスタンス
 5.C調び~なす!

勿論、2人の濃厚過ぎるパフォーマンスも見どころですが、やたら照明をギラギラさせた編集に、ステージ後方で踊り狂うベッドメイキングガールズと呼ばれるダンサーに、バック・バンド=パートライムラバーズの動きに、いちいちニヤニヤしちゃいますね。特にKeyの舐める派JAPAN。ワンレン・ストレートの髪の毛を意味も無く(?)バッサァーバッサァーしてるところが映るだけで吹き出すw
可愛い系のVoを聴かせるちゃんまいが、煽りになると野太い声を張り上げるのもなかなかの衝撃です。ライブの後半か終盤と思しき曲では、煽り方が完全にバンドマンのそれで笑うし。あとお色直しが何回かあるのか、ライブ中どんどん脱いでゆくのか分かりませんけど(笑)、多分アンコールなんでしょう、ビキニ姿になってもらってもちっとも嬉しくないところも凄いねw
ジュリ扇が咲き乱れるフロアの盛り上がりもめっちゃ楽しそう。


ベッド・イン「RICH」

ベッドイン_rich
ベッド・イン「RICH」 (2016)

弾けないバブルを貴方に…。

バブル時代の雰囲気をムンムンと放つ地下セクシーアイドル2人組による、キングレコードからのメジャー・デビュー・アルバム。無駄にギラギラしたコーティングが施されているブックレットの写真は、なんと巨匠・篠山紀信によるもの。

この1stがイコール1枚目のアルバムなのよね。つまりリリース物としては、シングル(3枚)だけでメジャー・デビューを決めてる。凄いな。メジャーからリリースされてることで「“地上”アイドル」と呼ばれるのかどうかは分からんところですが、赤坂BLITZでワンマン・ライブ(「おギグ」と言うらしい)をできるくらいビッグになっているにも関わらず、自称「“地下”セクシーアイドル」なんだそうです。

露骨な下ネタとバブル時代用語の乱れ打ちを以って、アイドルおよびバンド・シーンに唯一無二のポジションを獲得しているユニットですが、メンバーの益子寺かおり(Vo)と中尊寺まい(Vo&Gt)は“バブル顔”(なんだソレ?笑)してるというだけで、実際はそんなにお年を召しているわけではないとのこと。今も20代かどうか知らんですけど、少なくとも結成当初は2人共20代だったそうですよ(とてもそんな風に見えねぇ!w)
っていうか、「益子寺かおり」と「中尊寺まい」って名前だけで何だかニヤニヤしちゃう字面と響きだよな。

Wikiってみると、「バブル時代とは、日本における1980年代後半から1990年代初頭の好況期のこと」というわけなんですが、私はちょうど小学校~中学に入るくらいの頃なので、ほとんど実感無いのよね。お小遣い/プラモデル/ミニ四駆/キックベース/駄菓子屋/テレビのアニメ/CDレンタル/中間&期末テスト/部活動…etc…みたいな生活の中じゃあ、お金ジャブジャブな時代の空気は感じ取れましぇん。まぁ後追いの(テレビからの)知識がほとんどですよね。
アラフォー管理人でさえこの始末ですから、10歳ほど年下のベッド・インメンバーについては何をか言わんや、ってことですよ。プロ意識なのか好きこそモノの上手なれイズムなのか分かりませんが、熱心に勉強してるんだと思う。

音楽性は正に、80年代後半から90年代前半のオリコン・ランキングを席巻したヒット曲のそれ。ただ、パートタイムラバーズと呼ばれる、Gt+Ba+Dr+Key編成の準メンバーによるバック・バンドの存在や、2人のバックグラウンドにHR/HMがあることも影響しているのか、ロック色が強めの音です。CD音源の演奏は必ずしもパートタイムラバーズが担当しているわけじゃないですけどね。
作曲は外部ライター(もしかしたら2人のアッシー君やメッシー君かもしれない)によるものが多いですが、歌詞はかおり or まい、もしくは2人の共作。

ギラギラした強めのシンセ・サウンドと歌謡曲調の歌メロ、あちらこちらに配置されたパクリっしゅなフレーズ、そしてバブリーなリリック・センスには、問答無用でニヤニヤせざるを得ません。ディスコ・チューンから歌謡ロック、フュージョン・タッチのJ-POP、時代はズレるがモ-ニング娘。(というかつんく♂の作るメロディか)まで、幅広さはありつつもヴィジョンがはっきりしているからか、妙な統一感があります。
ヒップホップ・ユニット・サイプレス上野とロベルト吉野とコラボし、全編ラップをフィーチャーした曲(⑤成りアガりVICTORY)もありますが、当然のようにムードはDragon Ashのそれではなくバブルガム・ブラザーズ。私は「BREAK THROUGH」(1990)の頃のB'zを思い出しましたけど。「乗ってやんなきゃおまえのコルベット」って声が今にも聞こえてきそうだもん。
つーか他の曲も、初期B'zっぽさ、あるよね。

所詮コミックバンド(というかユニット)だろ、と馬鹿にできないのは、徹頭徹尾エンタメ精神に則ってドギツい世界観を崩さない姿勢もそうだけど、かおり&ちゃんまい(中尊寺まいの愛称)の実力に依るところもデカいです。おっきい。
厚みのある声で熱っぽく暑苦しくエモ~ショナルに歌い上げるかおりと、可愛い媚び声で合いの手を入れるちゃんまい。そのキャラ分けもコンビネーションも歌唱力の高さも見事。あと、GibsonのSGを操るちゃんまいのGtプレイがなかなかいいんだよな。テクニカルではないものの、HR色が強く、ツボを得たトーンとフレーズでまとめ上げるのが◎。『YOUNG GUITAR』誌のインタビュー(→コチラ)を読むと、人間椅子の和嶋慎治(Vo&Gt)の影響でSGを持つようになったとのこと。ガチだ。おまけにこのインタビュー、OPETHとかTOOLの名前まで出てくるから油断できんのよね。

白眉は⑥太陽を信じて...Winkっぽい哀メロ曲です。キラー。
Winkっぽいってことはつまり、“大人の遊び場へようこそ”predia姉さんと似てるってことなわけでして、大人アイドルという共通点もあるし、ここは一発ツーマンおギグでもブチかましてほしいところ。


良作にして快作。
いや、怪作。


②♂×♀×ポーカーゲームのMV → コチラ。
⑤成りアガりVICTORYのMV → コチラ。(往年の)カラオケ調。チャれぇ!

【お気に入り】
⑥太陽を信じて...
⑩C調び~なす! MVは→コチラ。オフィスでの変身シーンに笑う
①GOLDの快感 MVは→コチラ。おのれキャッツゥ~!
④GIVE ME!~哀・してる~ 手拍子入れるタイミングが絶妙過ぎて笑う
③Summer Dream


purerockjapanlive_logo.jpg

PURE ROCK JAPAN LIVE 2017、出演者第3弾としてAldiousが発表されました!

『PURE ROCK JAPAN LIVE 2017』
日程:2017年5月28日(日)
会場:川崎CLUB CITTA'

出演:
GALNERYUS
摩天楼オペラ
Aldious


PURE ROCK JAPAN のFacebook → コチラ。
イベント開催決定時の記事 → コチラ。
GALNERYUS決定時の記事 → コチラ。
摩天楼オペラ決定時の記事 → コチラ。


おー、「集客的にもこれでばっちりでしょう」って前回記事からまたコピペしようかと思ったけど、ばっちりどころか今回のPRJ、元々集客力のある各バンドのファンが集まって、それこそチケット争奪戦になるんじゃないのって勢いですなぁ。
しかしAldiousのツアーにおけるライブ本数、凄まじいよね。


さて、あと1バンド。
SABER TIGERかな?


Mardelas、TEARS OF TRAGEDY、Silex@柏PALOOZA

『 2017 春の魔界都市めぐりツアー 』 柏PALOOZA (2017/2/19)



MardelasTEARS OF TRAGEDYSilexによるスリーマン・ライブに行ってきましたそ。

この柏公演がツアー1発目で、同じ組み合わせの3バンドで4月に大阪と名古屋公演が予定されています。本ツアーの企画・制作は「魔界都市めぐりツアー実行委員会」となっていますね。
そんな組織があるのか?
委員長は誰だ?
ま、hibikiって噂よね(笑)
委員長というか、首謀者が。
ということで、狐さん2ステージです。
狐血祭。

元はと言えば、2015年のMardelasのツアーにティアーズが帯同したことがあって、その際に意気投合したんでしょう、そのツーマンの延長線上にあるイベントですね。Silexは狐さん繋がりでもあるし、Masha(Gt)がMardelasのサポートに入ってる時期もあったし。
そうそう、そう言えばMardelasのお披露目公演となったのは『Electric Lady Loud 2014』でしたが、一番最初に“マリナ復活”の告知が為された吉祥寺CRESCENDO公演も、ティアーズとのツーマンでしたね(レポは→コチラ)。クレッシェンド最速ソールドになったやつ。

メンバー同士仲の良い、そしてファンにとっても、ちょっとずつ好みや音楽性が被ってはいるけど趣向の違う3バンドということで、面白い組み合わせのイベントになったと思います。バンド側からもファンに楽しんでもらおう・自ら楽しもうという姿勢が伝わってきて、良かった。事実、私も楽しめましたしね。
ただ、それぞれの転換時に挟みこまれた前説は、内輪ノリが暴走し過ぎていて、しまいには辟易してしまったんですけど。ま、サービス精神は分かるんだけどさ。でもカラオケなんて聴きたいわけじゃないから。あとね、フロアをカメラマンがずっと行ったり来たりしてるのがすんごく邪魔。語弊のないように言っておくと、写真を撮ることの是非ではなくて、やり方の問題ね。Marshall BlogのShigeさんも来てましたけど、そちらは全く気にならなかったですから。

そんなこんなで、メジャー・レーベルのバンド(=Mardelas)が含まれているにも関わらず、出演順をあみだくじで決めるというフリーダムさであります。


Mardelas
ひっさしぶりに観ます。前回は…1stに伴うワンマンの時か。及川樹京だけのシングルGt編成になってからは初めて。
そのせいで以前よりも無骨になっている気がしました。ツインのハモりは同期と合わせたり、hibikiのBaとユニゾったりしてました(狐さん指弾きでギターのようにスウィープだぜ凄ぇ!)が、元々物足りなく感じていたギター・パートがさらに物足りなくなっているという…。どういった意図でサポートGtを入れなくなったのか把握してないんですけど、よりオールドスクールな方向に行きたいってことなんでしょうか。
そういえば2曲目に披露されたJaywalkerという新曲は、R&R的なノリがあって新鮮でした。弓田“Yumi”秀明(Dr)のガッツンガッツンギャロップする演奏に興奮したし、蛇石マリナ(Vo)のちょっとふてぶてしい歌唱も曲に合っていた。
(広義の)メロディック・メタルから逸脱するところもこのバンドの特徴で、個人的にはそのことを好意的に捉えているか否かは曲毎の評価になる、つまり好きな曲も嫌いな曲もあるってことなんですけど、最高に好きなリズム隊がいるバンドゆえに、ライブでは総じて音源より魅力的に響きます。各演奏陣のソロパートをフィーチャーした蛇に牡丹は、別に歌メロは好きじゃないけど器楽的には大きな見せ場になってましたし。終盤に向けてガンガン熱量が上がってくる様子、いいね。
あとマリナの声が薄くなってたかなー。調子悪かったのかしら? 勿論、そんじょそこらのヴォーカリストが真似できるような次元にいる人じゃないんだけど、前はまるで暴れ馬を自由に乗りこなすかのように吼えていたのが、この日は無理矢理声を絞り出してるように感じる場面がチラホラ。あとコーラス目的でも同期を使ってるのにちと驚かされました。前は使っていなかったように思うんだけど。相変わらず、正統ジャパメタ・クィーン的な位置付けのフロントマンとしての佇まいは個性的かつ強力で、クール極まりなかったです。
<セットリスト>
1.D.D.C.
2.Jaywalker (新曲)
3.MOONSTONE
4.Phantasia
5.Cheers!!
6.蛇に牡丹 -snake & peony-
7.D.G.L.
8.Daybreak


Silex
バンド始動の時にはウチのブログでも記事にしました(→コチラ)が、ライブは初めて観ます。音源はシングルが一枚ありますけど未チェック(価格が高いから)なので、メンバーのキャリア以外の予備知識はほぼゼロ。この日はリーダーMashaの兄貴、YOSISIがサポートKeyで参加していました。
すんごい。
すんごいよSilex

各々のバンドの方向性が違うとはいえ、ガッツリ噛み合った演奏の迫力は3バンドの中では図抜けていたと思いますね。古巣のCRYING MACHINEの音楽性をグッと正統派HMに寄せて、技巧的に仕上げた感じでしょうか。CROSS VEINを脱退したYosuke(Dr)ですけど、彼の硬質でメタリックなプレイは明らかにこっちの方が合ってるわ。CVの“今後”はまだ分からないですけど、彼の脱退は双方にとって良かったんじゃないんですかね。
硬派で無愛想に感じてもおかしくない音楽性とはいえ、Key由来の煌びやかさと弦楽器2人の多彩な技、歌メロのキャッチーさのおかげで、敷居はかなり低いです。分かり易く超高品質なメロディック・メタル。
あとPete Klassen(Vo)のキャラに依るところも大きいですね。日本語流暢です。曲は全編英語詞ですけど。何故か関西人のようなノリと親しみやすさがあって、フロアに明るく健全な(?)一体感を生み出します。レンジも広いし、数々のCMの仕事もしているだけあって、声自体に魅力がある。
Mashaのギターは「役者が違うな」、と。トーンといい、メカニカルではない生き生きとしたタッチといい、押し引きのバランスといい、やはり素晴らしいですね。Mashaとhibiki、この秀でた技巧とセンスを持つ弦楽器奏者2人が同じバンドにいるってのは贅沢過ぎるよホント。白石麻衣と小嶋陽菜がセンターって感じだよ。(意味不明)
ただ難点というか、諸手レイズ&バンザイじゃない部分も感じてて、それはクラマシでもそうだったんですけど、Mashaの作る曲ってあんまりヒネリが無いことなのよね。快感度数は高いんだけど、メロディ展開にせよ器楽的な聴きどころの設定せよ、予想できちゃう。こうくると興奮しちゃうよね、ってところを外さずに盛り込んでくる。結果、まんまと興奮しちゃう自分もいるんですけどね(笑)。特に歌メロかなー。親しみやすい歌メロってのが、「定石」という言葉にそのまま置き換え可能な風にも感じたり。
アルバム発売がとても楽しみなんですけど、次のリリースもシングルなんですと!
<セットリスト>
分かんねっす


TEARS OF TRAGEDY
一ヶ月弱前にがっつりワンマン観たばっかりなのでね、あんまり書くことないっす。
機材トラブルやグダグダ感のあったワンマンでしたが、そのリベンジは出来たんではないでしょうか。他のバンドでもそうでしたけど、ここPALOOZAは音響の良いハコということもあって、バンド・サウンドがしっかりまとまっていたし、天井も高いからVoの響きも素晴らしい。前回好評だったからということで、再びVo&Keyだけの編成でバラードclose yet farを披露しましたが、まぁこれが絶品ですよ。正直言って歌メロ的には“並み”の曲だと思ってるんですけど、HARUKA嬢の繊細な表現力が数段持ち上げてきますから。ワンマンで聴けなかったStay With Youウヒョー!ウヒョー!でした。
あとHARUKA嬢の髪の巻きがつよい。
<セットリスト>
1.Beyond The Chaos~Void Act
2.Stay With You
3.Be Inconsistent
4.always
5.Blue Lotus
6.close yet far
7.Spring Memory
8.Accept Yourself


ごちゃごちゃアンコールセッション
アンコールはティアーズのアンコールじゃなくて、3バンド全員参加、というかとりあえず全員ステージ上にはいるという形でのセッションでした。曲はSword of Avenger。なんで今さらDESTROSEやねんって気はするけど、でらすでリメイクしたからSword of Avenger Ⅱなのか。
VoはマリナHARUKAピートで交代交代(途中Yumi乱入ありw)、Drも3人で順番に回し、Gtは3人参加、Baはhibikiという編成でした。まぁわちゃわちゃですわ。楽しいけど。
しかし、全く声質に合っていない曲を歌うお嬢さんが健気で泣けるw
あと髪の巻きがつよい。