重金属と共にあらんことを ~May The Metal be with us~

HR/HM中心に聴いた音楽の感想を。読書・映画の感想も。

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AARDVARK「AARDVARK」


AARDVARK「AARDVARK」 (1970)

5月16日はRonnie James Dioの命日だったりRobert Frippの誕生日だったりしますが、当ブログではまったく関係ないものを紹介。ていうかRonnieさんもFripp翁のことも失念していたので記事がまったくまとまりません。そこで代打の登場です。
私は国内アーティストのCDはあいうえお順に、海外アーティストはABC順に棚に並べています。そんな海外アーティスト棚の先頭を飾るのがコイツなのです。ABBAじゃなくてコイツ。それだけ言いたくて記事にしたようなもんです(笑)。因みにAARDVARK以下、ABBA~ABIGAIL WILLIAMS~THE ABSENCE~ABSTRAKT ALGEBRA~ACCEPTと続きます。はい、どうでもいいですね(苦笑)。

ギターレス、キーボード入りの4人組の唯一の作品です。ジャケが可愛い。
この70年代初期には「オルガン・ロック」とも言えそうな、キーボードを大々的にフィーチャーしたロック/HRを演奏するバンドが数多くいたようで、この年に限ってもEL&PATOMIC ROOSTERQUATERMASSBEGGARS OPERACRESSIDA…とたくさんリリースされています。DEEP PURPLE「IN ROCK」だって「オルガン・ロック」っぽいとこはあるしね。

先述のATOMIC ROOSTERのようにヘヴィに歪ませたオルガン・サウンドがギターの代わりを果たす英国ロックです。ただ有名バンドの放つオーラや洗練とは無縁で、愛すべきイモっぽさ・B級っぽさがスピーカーから漏れ出してきて堪りません。超絶テクがあるわけでもメロディ展開に非凡なものがあるわけでもないんですが、英国HR黎明期のアングラっぽい、でもそんなに暗くもならないようなユーモアのある雰囲気が伝わってくるようで、なかなか好きです。
間抜けっぽい曲サイケな曲ジャズっぽい曲と色んなテイストが混在してますが、歪んだオルガン・リフが印象的な①Copper Sunset、自由奔放なオルガン・ソロと悲しげな歌メロの対比が面白い④The Greencap、オルガンが思う存分暴れ回る大作⑧Put That In Your Pipe And Smoke Itあたりが私の好みです。

【お気に入り】
⑧Put That In Your Pipe And Smoke It
①Copper Sunset
④The Greencap

| A | 22:43 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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STRATOVARIUS「FOURTH DIMENSION」


STRATOVARIUS「FOURTH DIMENSION」 (1995)

ご存知フィンランドで最も有名なメタル・バンドの(タイトル通り)4thアルバム。新ヴォーカリストにTimo Kotipelto(通称:小ティモ)を迎えての第一弾ですね。私が初めて聴いたSTRATOVARIUSの作品でもあります。

当時彼らが所属していた(今もか)日本のレコード会社はビクター・エンタテインメントでした。'90年代のビクターの(メタル系)所属アーティストの顔ぶれは物凄く、ざっと列挙するだけでHELLOWEENGAMMA RAYRAGEBLIND GUARDIANANGRAという感じにメロディック・メタルのベテラン~中堅~新人まで豊富に揃っていました。ちょうどメタルを漁り始めた“メロディ派新人”の私にとって、ビクター・レーベルに対する信頼感はAndre Andersen(ROYAL HUNT)の身長より高く、Yngwie伯爵の腹回りより幅広く、David Bryan(BON JOVI)の二の腕よりも太く、Michael Kiskeのケツ顎の割れ目より深く、Tony Hernel(TNT)のハイトーンよりピュアでしたね。
そんな私が目を留めたのがちょっと変わったバンド名のコレ。事前の知識は皆無ですが、ビクターが出してるんだから良いに決まってる(盲目)。試聴するまでもありません(笑)。ジャケ買いならぬレーベル買いですね。いや、ちょい違うか?しかし今ジャケよく見てみると、バンド・ロゴはカクカクしてダセェし、荒れ地にピラミッド浮かんで雷ゴロゴロってのはどうなの、ってあまりそそられませんねぇ…

そしてこの英断を下した私に訪れる至福Dimension。先に聴いていたHELLOWEENBLIND GUARDIANのドイツ勢とは異なるキーボードのキラキラ感と、無骨さや明朗さよりしなやかで哀愁漂う感触が勝る楽曲。初めて私に北欧メタルというものを教えてくれたこのアルバムの一発目、①Against The Windは今なおSTRATOVARIUSの個人的最強楽曲でもあります。疾走するギター、うねるベース、緊迫感を湛える小ティモのハイトーンVo、しなやかなメロディ展開、炸裂するKeyのオーケストラル・ヒット、歌詞もメロディもクッサクサなサビ、Gtソロの後の「オ~オオ~」って歌え!って言わんばかりのパート…、すべてがMyツボ。理想のメタルはコレだと思ったもんです。
続く2曲目、飛行機恐怖症のビビリまくった歌詞が完全に私を代弁している(笑)②Distant Skiesも名曲。強靭な前曲に対してより軽快でメロディックなアプローチが映えますね。漢(オトコ)ーラスによる「オ~オオ~」パートもフィーチャーしてます。イモくさいシンセのイントロからAntti Ikonenのキーボードが大活躍するキャッチーな哀愁ミドル・チューン③Galaxiesも名曲で。こんな序盤から名曲続きでどうしよ!これ超ヤバいんじゃないの!?って思いますがご安心ください、次曲から徐々に失速します(笑)
ただ確かにアタマ3曲に比べれば分が悪いんですが、スリリングな「Strato~」インスト・シリーズ第一弾⑤Stratovariusもあるし、Jari Kainulainenのベースが特にブリンブリンいってる⑥Lord Of The Wasteland、聴き応えのあるロマンティック&スリリングな大作⑨We Hold The Key、過剰なまでにクラシカルな⑩Twilight Symphony(いきなりの間奏ストリングス・ソロは笑う&鳥肌)等、Timo Tolkki(Gt,通称:大ティモ)の作曲能力の多彩さを印象づける、幅広い曲が揃っています。

次作で超強力な人事異動が行われるため影の薄い(?)Antti(Key)とTuomo Lassila(Dr)ですが、必要十分な技量を持っていて本作を聴く分にはまるで問題はありません。

【お気に入り】
①Against The Wind
②Distant Skies
③Galaxies
⑨We Hold The Key
⑩Twilight Symphony
素晴らしいアルバムだと思いますがやはり①~③ですね。

| STRATOVARIUS | 22:21 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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ちょこっと感想 2012年 vol.2

【ちょこっと感想 2012年 vol.2】

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JEFF LOOMIS「PLAINS OF OBLIVION」

NEVERMOREを脱退してしまったテクニカル・ギタリストのソロ2作目。ジャケがイカス。タイトルもイカス(oblivionって単語好き)。中身もイカス。基本NEVERMOREのインスト・パートって感触ですが、Marty Friedman、Tony Macalpine、Chris Polandらギタリストの客演、3曲のヴォーカル曲の存在もあり、飽きないで聴けます。特にIhsahnが作詞&Vo担当した⑦Surrenderはデス声→アトモスフェリックで壮大なサビに至る曲で特異な光を放っています。



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RODORIGO Y GABRIELA AND C.U.B.A.「AREA 52」

ジャケがいいねぇ。過去作をキューバのミュージシャンとコラボってリアレンジ&リレコした企画盤。かなり大胆なアレンジが施されていて、熱いながらもオシャレ度アップ。基本的には原曲が好きならリアレンジも好き、という無難な感想スマン。私は2人が戦闘的にぶつかり合う原曲が好きです。



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SIGH「IN SOMNIPHOBIA」

国産雑食性ブラックメタル・バンド。“ブラックメタル”と言っておきながらあまりブラックメタルっぽくはありません。玩具箱をひっくり返したように種々雑多な音楽が交じり合い展開していくサウンドで、「ダミ声+疾走」ってとこはブラックメタル風です。ジャケがおぞましくも素晴らしいですね。本作の大部分を占め、7パートにも及ぶ組曲Lucid Nightmaresがいまいちまとまりに欠けるのがやや残念。ところどころ面白いフレーズが顔を出すんですがね。しかしそれを取り囲む、アタマ2曲とケツ2曲が実に素晴らしいです。完全クサメタルの①Purgatorium、変な手拍子がクセになる②The transfiguration Fear、メロディアスな⑩Fall To The Thrall、山あり谷ありアイデア豊富な展開の⑪Equale、どれも最高。



unisinic_unisonic.jpg
UNISONIC「UNISONIC」

話題のバンドのデビュー・アルバム。想定の範囲内の音ではある。「良質な作品」ではあるが「傑作」ではない。感動はしませんがKiskeがノビノビと歌っているのは(ファンとしては)とても嬉しいですね。心地良い。後半に進むにつれて(比較的)ドラマティックになる大きな流れが良いと思います。

| ちょこっと感想 | 21:44 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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年間ベスト 目次

【年間ベスト】カテゴリの記事の目次になります。
常にこのエントリがカテゴリのトップにくるように更新していく予定です。

私がHR/HMを聴き始めた1997年より古い年に関してはほとんどが後追いで聴いた音源になります。ですので、「その年に発表された音源で私が好きなもののランキング」と考えていただければ幸いです。

 2011年  2010年

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 1979年  1978年  1977年  1976年  1975年
 1974年  1973年  1972年  1971年  1970年
 
 1969年以前

 ※リンクをクリックするとそれぞれの年の年間ベスト記事に飛びます。

| 年間ベスト | 19:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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年間ベスト ~1969年

1969年までの印象に残った、というか私の好きなアルバムと楽曲とジャケットをランキングにしてみました。
対象は、(オリジナル・リリースが)1969年までに発表された音源のうち、この記事を書くまでに私が購入した14作品です。絶対数が少ないのでアルバム部門は上位5枚とさせていただきました。まぁ持っているCDを並べているだけのようにも思えますが(汗)、自分のブログなんで好き勝手やらしていただこうかと。
では、行きます!


【アルバム】

1、KING CRIMSON 「IN THE COURT OF THE CRIMSON KING」
kingcrimson_inthecourtofthecrimsonking.jpg 記事は→コチラ
突如産み落とされた化け物アルバム。異形でありつつ究極の美でもある。完全な存在を目指すのが錬金術ならば、KING CRIMSONという錬金術師はいきなり賢者の石を作り出してしまった。

2、PINK FLOYD「UMMAGUMMA」
pinkfloyd_ummagumma.jpg
評価はライブ・サイドのみ。こりゃ危険だ。聴く凶器。イケない何かが覚醒してしまいそう…。特に「ユージン、斧に気をつけろ」はヤバすぎる。

3、COLOSSEUM 「VALENTYNE SUITE」
colosseum_valentynesuite.jpg 記事は→コチラ
私にとっては、このアルバムの評価=タイトル組曲の評価なんですが、ジャケも含めて漂ってくる英国の香りに無条件にやられてしまう。

4、THE TONY WILLIAMS LIFETIME 「EMERGENCY!」
thetonywilliamslifetime_emergency!.jpg
チーム「MILES」の猛者連中による超テクニカル・ジャズ・ロック。聞き易さとは無縁の不穏なムードが全開。Tony自身によるVoも実に怪しく気持ち悪い(笑)。

5、LED ZEPPELIN 「LED ZEPPELIN」
ledzeppelin_ledzeppelin.jpg
こんな順位でスミマセン(←誰向け?)


【楽曲】

1、Epitaph (KING CRIMSON)
管理人の考える究極の美がこの曲には詰まってます。完璧すぎる程に完璧。

2、21st Century Schizoid Man (KING CRIMSON)
唸りを上げるサックス、エフェクトかけたVo、尖鋭的な歌詞、壮絶な間奏、全てが衝撃。古さどころか今聞いてもその「新しさ」に驚嘆する。

3、The Court Of The Crimson King (KING CRIMSON)
メロトロン大伽藍。

4、Careful With That Axe, Eugene (PINK FLOYD)
邦題「ユージン、斧に気をつけろ」、ライブver。何かが憑りついてるとしか思えない狂気の絶叫。

5、The Valentyne Suite (COLOSSEUM)
メンバーの卓越した技量が冴える、英国臭放出クラシカル組曲。

6、A Saucerful Of Secrets (PINK FLOYD)
ライブver。ラストの神憑ったコーラスに向けて徐々に上昇していくような圧巻のパフォーマンス。

7、The Sound Of Silence (SIMON & GARFUNKEL)
根暗Simonと哀愁声Garfunkelの特性が完全にマッチするとここまでダークな曲が生まれるのだ。メロディへの歌詞の乗せ方が神憑っている。

8、The Boxer (SIMON & GARFUNKEL)
フォークというよりロック的ダイナミズムを感じさせる名曲。ストーリー性を持った歌詞と「lie-la-lie~」のコーラスが哀しい。

9、Set The Controls For The Heart Of The Sun (PINK FLOYD)
ライブver。反復反復反復。あぁ、サイケ…。

10、Dazed And Confused (LED ZEPPELIN)
暗~い。やはりドラマティックに展開する後半部が好き。

次点、I Talk To The Wind (KING CRIMSON)
フルートに癒されるわ~、とか思ってると歌詞が諦観爆発で驚く。


【CDジャケット】

1、KING CRIMSON 「IN THE COURT OF THE CRIMSON KING」
kingcrimson_inthecourtofthecrimsonking_l.jpg
「混乱こそ我が墓碑銘」の歌詞を地で行く、有名ジャケ。中身の衝撃度に負けない衝撃度。

2、COLOSSEUM 「VALENTYNE SUITE」
colosseum_valentynesuite_l.jpg
Keefによる淡い色合いが美しい、神秘的な一枚。



【感想】
1969年というと、あのウッドストック・フェスティバルが開催され、LED ZEPPELINKING CRIMSONがデビューした年ですね。HRの歴史がこの年から始まった、と言いたいわけではないんですが、THE BEATLESにさよならして(実際の解散は翌1970年ですが)、上記2バンドがデビューしたというエポックメイキングな出来事のみを抽出したとしても、特別な年であるように感じます。
アルバム部門で5枚しか選んでいないように、私は1969年以前の音源をあまり持っていません。あのTHE BEATLESでさえ、1枚しか所有してません。初のコンセプト・アルバムとも言われるアレのみ。まぁぶっちゃけ好きではないんですわ。SIMON & GARFUNKELはベスト盤しか持ってないので楽曲部門にのみ選出しました。また、他の年の年間ベストでは選出対象としないライブ盤も、対象の絶対数が少ないためここでは選ばせてもらいました。
結果はというと、まぁクリムゾンの圧勝ですね。1969年=クリムゾン・イヤーってことを言いたいがために年間ベスト記事のスタートをこの年にしたようなもんですわ。※選出したアルバムも意図せず全て'69年作。

最後に、「何でコレが入ってねえんだ!」に対する言い訳を箇条書きで。
・ジミヘン → ベストしか持ってないし、正直イマイチ…。
・CREAM → 「LIVE CREAM Ⅱ」しか持ってないので。
・PROCOL HARUM → まだちゃんと聞いてない(追っかける気は有り)。
・THE MOODY BLUES → '60年代の音源は持ってない。
・コルトレーンとかJazz系 → あまり聴き込んでない。
・JEFF BECK GROUP → ウ~ン…

| 年間ベスト | 19:58 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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