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雫井脩介『犯人に告ぐ2 - 闇の蜃気楼-』 (双葉文庫、上・下)

雫井脩介の警察小説、『犯人に告ぐ2 - 闇の蜃気楼-』を読みました。
「犯人よ、今夜は震えて眠れ」なアレの続編です。

神奈川県警がその威信を懸けて解決に導いた「バッドマン事件」から半年、特別捜査官の巻島史彦は、刑事特別捜査隊を指揮し、特殊詐欺集団の摘発に乗り出していた。そんな中、振り込め詐欺グループに属していた砂山知樹は、指南役の天才詐欺師・淡路からこれまで日本の犯罪史上に類を見ない新たな誘拐計画を持ちかけられる。標的は横浜の老舗洋菓子メーカー〔ミナト堂〕。その〔ミナト堂〕と知樹には浅からぬ因縁があった―。2004年のミステリーランキングで軒並み第1位を獲得した警察小説の傑作、待望のシリーズ第二弾!

身代金受け渡しの日時を目前に控え、捜査を指揮する神奈川県警の巻島は、被害者家族と警察の間に言いしれぬ溝を感じ取っていた。被害者家族の協力のもと捜査態勢を敷く神奈川県警だったが、それを嘲笑うかのように裏では犯人側の真の計画が進行していた―。姿の見えない犯人を追う警察、巧妙な罠を張り巡らす犯人グループ、子どもの命を救うため葛藤し続ける被害者家族。三者は互いに牽制し合い、前代未聞の攻防を繰り広げる。そして迎える結末とは!? ミリオンセラーを記録した警察小説の金字塔、渾身のシリーズ第二弾!


ちょー面白い。


以下、人によっては「ネタバレ」と感じる部分があると思いますので、ご注意ください。
 ↓


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【ブルーフォレスト定期公演】 あきちか (2019/3/13)



アイフラってきました。5フラ目。
ここんとこ、I.D.And Fly LooM関連のライブ・レポばっかりでスマン。ライブ数が多いからしょうがないんだ。ヲレのせいじゃないんだ。

今回も所属している「ブルーフォレスト」の定期公演です。なので、出演ユニットはアイフラのほか、エルフロートRilly
管理人は色んなグループを観たいわけじゃない、つまりアイドル・ライブの「現場」が好きで足を運んでいるわけではないので、ワンマン(かそれに準ずるロング・ステ-ジのイベント)じゃなければ、今のところこの定期公演が最もコスパが良いのだ。コスト・パフォーマンスなんて言うと、消耗品みたいでアレですけど(汗

今まで2回行ったあきちかのライブの日はどちらも雨だったし、ダイヤモンドルフィーとのツーマンも雨だった(レポは→コチラ)。アイフラ・メンバーに雨オンナいる疑惑は、これはもう疑惑じゃなくなってほぼ確信へと変わっていたんですけど、この日は降ってない。どうしたことだろうか!?


I.D.And Fly LooM
30分ステージなの。
ドリンク代込みで1,500円なの。
安いの。
赤衣装にチェンジしてからあきちかで観るのは初めてです。鮮やか。…を通り越してドぎついくらい(笑)。インパクト is おっきい。黒のときと受ける印象がかなり異なりますね。(衣装の)方向性は同じなのに。

Lキッス ~愛のスラング~からスタート。印象的なピアノがジャジーでスウィングしちゃってる大人っぽい曲ですが、変わり種ゆえにワンマンじゃないと聴くことができないようなタイプ。これはなかなか嬉しい選曲です。
以降、気づくと、セットリストが明るめ/軽めの曲と暗め/重めの曲を交互に並べて、こちらの感情を揺さぶってくるような構成になってました。1曲1曲の落差が大きい。揺れて揺れて落ちていく。
answer of killソロ・パートでドスの効いた声(フラれた女の怨念を歌った曲だ)を聞かせたnatsukiが、次のライフアクセル(アイフラ・オリジナル曲の中では今んとこ一番のポップ調)では可愛らしい声で「みーぎ♪ひだり♪」って、ほんとに同じ人かと思うような振れ幅のおっきさである。

新曲カルーセルシンドロームはツーマンに続いての2度目でしたけど、やっぱり「ムード歌謡Djent」ですわ。リズムと一体化したギターがガガガガッ!と刻み倒すリフがDjentっぽいわけですけど、曲中ずっとそれが鳴ってるわけじゃない。たぶん3パートだけ。でもその印象は強いのよね。そこにム~ディ~な歌が乗る不思議なマッチとミスマッチ。

オリジナル曲の中では、この日最後に披露された錯覚の喜雨が一番好きかな。音楽的要素もパフォーマンスの見栄えも。
先日この曲のMV撮影が行われたそうで、公開されるのが楽しみです。なんせヲイラの好物な暗いタイプの曲だからな。

<セットリスト>
1.Lキッス ~愛のスラング~
2.answer of kill
3.ライフアクセル
4.カルーセルシンドローム
5.天寵の聖歌
6.錯覚の喜雨


ブルフォレの頭脳である、西山プロデューサーを見かけたことがない、というかお顔を認識していなかったんですが、この日ハコを出る時に「ありがとうございましたー!」って爽やかに挨拶してくれた方、たぶん西山さんだわ。
イケメソ!
西山さんとツーショット・チェキ撮りたひ!←



伊坂幸太郎_陽気なギャングは三つ数えろ
伊坂幸太郎『陽気なギャングは三つ数えろ』 (祥伝社文庫)

伊坂幸太郎の人気シリーズ『陽気なギャング~』の第三弾、『陽気なギャングは三つ数えろ』を読みました。

陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、ひょんなことからハイエナ記者火尻を暴漢から救うが、その正体に気づかれてしまう。直後から、ギャングたちの身辺で、当たり屋、痴漢冤罪などのトラブルが頻発。蛇蝎のごとき強敵の不気味な連続攻撃で、人間嘘発見器成瀬ら面々は追いつめられた! 必死に火尻の急所を探る四人組だが、やがて絶対絶命のカウントダウンが!

1作目と2作目は2年くらいのスパンで出たんですけど、この3作目は前作の刊行から約9年ぶり。
『日常&襲撃』ついこないだ読んだばかりじゃねッ!?って感覚になりますけど、実はけっこう経ってる。
トキの流れ is コワい。


以下、人によっては「ネタバレ」と感じる部分があると思いますので、ご注意ください。
 ↓


I.D.And Fly LooM vs ダイヤモンドルフィー プレミアム2マンライブ 『楔を断ち切れ』 新宿ReNY (2019/3/7)



【楔(くさび)】
①断面がV字形をした木・石・金属などでつくった部品・道具。
②二つのものを固くつなぎ合わせるもの。きずな。


I.D.And Fly LooMとその“前身”であるダイヤモンドルフィーのツーマン・ライブに行ってきました。
以下、「アイフラ」と「ドルフィー」と。

アイフラに在籍するurara(ドルフィーでは月丘うらら)、natsuki(紺野なつき)、michelle(真崎ミシェル)の現役組3人と、しらいしゆの+藍川さゆの2人。2018年9月25日を最後に、さゆの卒業とともに活動休止となったドルフィーが一夜だけ限定復活し、アイフラと“対バン”する。つまり、現役組の3人は2ステージの出演ね。
見届けるしかねぇ。

管理人はフロア真ん中あたりの柵んところで観戦です。
スクリーンに、先攻はドルフィーである旨が映し出され、さぁ開幕ざます。
ステージ後方にはダイヤを象ったオブジェ。


先攻 : ダイヤモンドルフィー
管理人は1ヶ月前のアイフラの初ワンマン(レポは→コチラ)からここのライブを観るようになったばかりですから、当然ドルフィーのステージを観るのは初めて。曲はひととおり集めたので、迎え撃つ準備は十分とはいえないまでも、一応できていますけども。
過去をもろもろ遡ってみると、しらいしゆのはツインテールにしがちな人っぽくて、それだけがドルフィーについての気掛かりポイントだったんですけど、彼女がツインテってない時点で勝った。
勝利。
歴史的大勝利だ。
おまけにクッソかっちょいいfake pokerの衣装だってゆーんだから最高やんけ。無敵。

つよいな、と。
曲もパフォーマンスも。
華やかなメンバーに、明るくポップな曲も暗くシリアスな曲もどちらもキメてくる表現力、運動量の多いダンス。そして、西山曲のあちこちに仕掛けられたフックが否応なく昂奮を掻き立てる。そりゃあ盛り上がるよ。

フロアの熱量が凄まじいことになっています。コールがやかましい(笑)。そりゃあそうですよね。これだけのパフォーマンスをされちゃあ熱くならざるを得ないでしょうし、活動休止からこっち、ずっと待ち望んでいた人も多いんでしょうし。曲が始まる前のメンバーの立ち位置で、次がどの曲かすぐに分かっちゃうんだなー。すげぇ。
ソロで歌うパートになると、それぞれの担当色のサイリュームを掲げながらステージ中央に殺到する様子は、まるで撒かれた餌に群がる鯉の反応だ。さしずめ新宿ReNYのフロアは池だ。
フロア is 池。
ヲレら are 鯉。
要チェケラ。

しっちゃかめっちゃかになっちまいそうなフロアの喧騒っぷりなんですけど、面白いのはノリが決して暴力的ではないってことですね。ワーッと集まるものの、ケチャ(ですかコレ?)が終わって自分の元の位置に戻ってゆくときに、みなさん妙に礼儀正しいという(笑)

ドルフィーは、しらいしゆのの存在がありきで結成されたグループ。
でもステージを観ていて気づいたのは、ゆの1人だけ目立つようにはなっていないってことですね。ダンスやフォーメーションは、彼女をセンターに押し出すものばかりじゃない。メンバーみんなに「見せ場」があるし、その「見せ場」を「魅せ場」にすることがみんなできている。
そして、個人それぞれが光ることでチーム全体が輝くというマジックが起きている。個の魅力が全体に還元されてます。こりゃあグループとして理想の姿なのでは。うららもなつきもミシェルも、ドルフィー活休後、アイフラになってからの成長も著しいんだと思いますが、つくづく魅力的な5人が揃ったグループだったんだろうな、と感じる次第です。

そんなドルフィーの中にあって、なおひときわ輝いているのが、ゆの&さゆなんですよね。
藍川さゆは、長い手脚を活かしたカッコイイ系の動きが映えること映えること。キレ味抜群ですわ。見惚れる。あと、マイクの持ち替えの技術が高いです。正にエースたる存在感。
そして、切り札ことジョーカー=しらいしゆの。この人ハンパないわ。表情と動きがイチイチ全て、キマってる。このキマりかたは、なんつーかもはや二次元ですよ。アニメかCGかってレベルのフォトジェニックさ。むをおおおお!むをおおおお!
観る側の目にどう映るかってのを、考え尽くしたステージングなのか、それとも天性の感覚で自然にそういう所作と表情ができてしまうのか…? ステージに上がるとスイッチ入るタイプだなこりゃあ。なんにせよ、秀でた表現者です。サイコー。

あれもこれも聴きたいという状況下では、全9曲のセットは圧倒的に少なく感じました。それでも、かなりツボを突かれまくった選曲だったのではないでしょうかね。ま、西山ドルフィー曲はどれも強力なんですけど。
ゆの&さゆの復活を、そしてドルフィーの月丘うららと紺野なつきと真崎ミシェルを観ることができて良かったです。素晴らしい一夜限定復活ステージだった。

<セットリスト>
1.ダイヤモンドリーマー
2.愛の手錠
3.bravery heart
4.拝啓 ロミオとジュリエットへ
5.Angelic devil
6.dream of flowers
7.out of cage
8.トロイの木馬
9.fake poker ~生き様に賭ける道楽~


しらいしゆの“ちょっとだけ”生誕祭’19
しらいしゆのの誕生日が数日後の3月10日ということで、ここでミニ生誕祭、…という名の、uraraとnatsukiとmichelleの休憩時間とのことです。
ドルフィー結成前にソロで活動してたときの白いドレスをお召しのジョーカーさん、めっちゃお綺麗! そしてドルフィーのステージが終わってすぐに出てきたから汗だく!
俺様全開のトークをさらりと、しかも嫌みなく繰り出してきて場を和ませるのは、この人ならではの味ですね。イカす。実質ソロ曲であるドルフィーのバラード、song for all1曲のみを披露しました。


後攻 : I.D.And Fly LooM
スクリーンに映し出された「後攻」の文字に続くのは、新しい衣装に身を包んだアー写でした。黒から赤へ。これまでの衣装と似たフォルムをもってイメージの連続性を保ちながら、鮮やかな変身。あぁ、やっぱりこのグループはこういうドキッとさせることをやってくるんだ…、という期待に違わぬ展開に、思わずゾクッときます。ドキッ&ゾクッ。軽くショックを受けたと言ってもいい。
ドルフィーのステ-ジのときにダイヤのオブジェがあった場所には、アイフラのシンボルである∞型の構造物が。

ドルフィーのステージを観た後だと、よりチーム戦の様相が強いように感じます。歌もダンスも、“個”の技術ではなく、“集”のパワーで押してゆくスタイル。
“個”の技術でも魅せられるようになるのは、これから先の課題であり、楽しみなところでしょう。曲の世界観や歌詞に登場する人物の心情に照らして、その表情や所作は似つかわしいのか? 板に付いているのか? 観ている側に「確信」を伝えることのできるパフォーマンスなのか? そういう部分が強化されたとき、さらに魅力あるグループになるんじゃないかと思います。

それよりなにより、このセットリストを見てくれ。
アイフラのセトリだけじゃなくて、ドルフィーとアイフラの両方のセトリを。双方の流れとそこに込められた意味を。
トロイの木馬fake pokerという、ドルフィーの初期と後期を代表し、アイフラに継承された2つの名曲。その2曲で締めくくったドルフィー。その2曲から始めたアイフラ。
そしてその2つ以外の継承曲は外して、それぞれのユニットだけの曲でまとめる。アイフラはここで初披露の新曲カルーセルシンドロームを含めて、自分たちのオリジナル曲全てを投入しての総力戦。最後はこのグループの声明でもある、I.D.Flyで締めくくる。

「生き様に賭けていた道楽が 崩れ去ってほらもう何もない」
「浮遊した先で見つけたものは 夢を叶えたジレンマ」

と歌う、I.D.Flyに込められたメッセージは生々しく強烈です。ドルフィー期のモチーフを赤裸々に織り込んだ歌詞。『楔を断ち切れ』と題された本公演のラストに披露されるのが、「夢の花の先へ」と歌う曲。この美しさよ。

新曲カルーセルシンドロームは、挑戦的な楽曲であるとの印象でした。ぶっ込まれた音楽的要素は非常に多彩。一発でその核心に迫ることなんて到底できやしませんが、私の脳内には「ムード歌謡Djent」なる謎のワードが思い浮かびました(笑)。攻めに攻めるリフを持つ同曲から、プログレメタル的緊張感を宿す錯覚の喜雨への流れにはチキンスキン is 立ったっス。
ドルフィーの遺産をキメ曲として保有し、実験的な部分はさらに研ぎ澄まされた、このグループの幅広さはとても頼もしいですね。
アイフラはこれから。夢の花の先へ、だから。

<セットリスト>
1.fake poker ~生き様に賭ける道楽~
2.トロイの木馬
3.下剋上 (urara&natsuki&michelle)
4.マイスクリーム
5.ライフアクセル
6.天寵の聖歌
7.カルーセルシンドローム (新曲)
8.錯覚の喜雨
9.I.D.Fly


アンコールは無しで、出演者9人がステージに揃って、それぞれの告知がなされました。
それがドルフィー・ファン、ブルフォレ・ファンにとっては爆撃級のインパクトのあるものだったので、もしかしたらライブの印象がどっかへ吹っ飛んでしまう人もいたかもしれません。
アイドルを引退し、今はふつーにお仕事しているというしらいしゆの、そして藍川さゆが一緒にユニットを組むんですって。まぁこの2人は仲良しポンコツコンビ(by本人たち談)ですから「さもありなん」って感想なんですが、そこにエルフロートを卒業したミズキまでもが合流するってんだから事件。ゆのとミズキって、ブルーフォレストの礎となった2人ですからね。事務所を代表するような3人が揃ったユニットに…。すげえわ。古くからのファンからしたら、失神モノの発表では。
つーか、(表現はアレだが)顔面偏差値高すぎるよね。

ゆのは「私がステージに立つところみたいでしょ?私もチヤホヤされたい(笑)」「ということで、利害が一致しましたね」とか言ってましたねw それに続いて、「社会の厳しさを知った私たちが、社会の厳しさを知ってるみなさんの心の拠り所になりたい(笑)」みたいなこと言ったのサイコーだった。

この社会人3人組ユニットの発表、そしてゆったりしたペースで活動してゆく意向であること、また、終演後に西山プロデューサーがツイートした、「ドルフィーはここで終わり。でもまた何かをやるような余地は残しておきます」という内容からは、自由度の高い活動を視野に入れている様子が伝わってきました。


『楔を断ち切れ』
アイフラ初ワンマンのときに告知されたこの公演タイトルは、正直言うとピンとこないものでした。
「楔」っつーのは分かる。「断ち切る」ってのも分かる。でも「断ち切る」って言葉からイメージするのはそこそこ長さのある物体や概念でありまして、はたして「楔」って断ち切るものなのか…?w なんていう、メンドクサイ人間ゆえの思考があったりしてですね(苦笑)

このツーマンを見届けた今では、西山Pや2つのグループのメンバーたちが、どういう意図をこのタイトルに込めたのか、なんとなくは理解しているつもりではあります。
でも私の感覚では、これは「楔(くさび)」というより「禊(みそぎ)」だったな、と。もちろん、ドルフィーの存在は払い落すべき「罪」や「穢れ」ではないので、不浄を取り除く行為としての禊って感覚ではないんですけど、なんつーか、通過儀礼としての禊と言いますかね。

ドルフィーを清算し、けじめをつける。
アイフラのアイデンティティを確立する。


ドルフィーとアイフラ。それぞれのユニットとそれぞれのメンバーが、新たな道へと一歩を踏み出すために必要だった、通過儀礼たる禊。そんなふうに感じました。


predia@ヒューリックホール東京

predia  ヒューリックホール東京 (2019/3/9)



青山玲子・岡村明奈・林弓束・松本ルナの4人が卒業した、2月2日のTOKYO DOME CITY HALL公演から約1ヶ月。10人から6人になったprediaの、新体制1発目となるワンマン・ライブに行ってきました。
グループにこれほど大きい変化がもたらされたのは初めてでしょうから、イベント名には何も大仰なことは謳っていないが、この1本の公演がもつ意味はおっきいぞ。(ということもあってCROSS VEINの東京ワンマンじゃなくてこっちに来た)

会場は前ツアーのセミファイナルとなった、ヒューリックホール東京。ソールドアウト。
管理人の席は真ん中くらいの列のやや下手側、通路に面したところ。
通路に面した席。


それこそ2/2以前から、レーベルが ( ゚∀゚)o彡゚ 新体制!新体制! とさかんに「新しいこと」をアピールしていましたから、今までとは異なるイメージをこのステージに持ち込んでくることは予想できました。つまりは、新衣装。
オープニングSEに乗って登場したメンバーの姿が目潰し照明の向こうに見えたときには、6人全員が黒い衣装で統一してるように思えたんですけど、違ってましたね。

これはアレだ。披露宴だ。結婚披露宴の新婦側のお呼ばれ仕様だ。そういうドレス。
で、あまりの美貌とオーラのせいで、意図せずに花嫁よりも目立ってしまう仕様だ。そういうメンバー。
ちゃんころぴー(まえだゆう)とまいまい(水野まい)は黒。あかねん(湊あかね)は紫。桜子は濃緑。けっけ(沢口けいこ)はシルバー。
イメージは久しぶりに再開する同級生だ。 「あかねん久しぶりー!」「まいまい元気だったぁー?」 そういうシチュエーション。
そんな各々がドレスアップした披露宴会場に、全く空気を読まないゴールドのボディコンを纏って降臨する元ヤン=瑠美奈。走る戦慄。不穏な空気がホールを満たす…。さぁいったいどうなってしまうのか…ッ!? そういう脳内ストーリー(笑)

…ってくらい、村上瑠美奈ひとりだけがテイストの異なる出で立ちなんだけれどもww
毛先だけ赤く染めてるのもヤンキーっぽいし。
いや、ヤンキーるみな、すげぇ良いんだけどもね。髪型もよくやるひっつめスタイルじゃなくて自然に下ろしてる感じでグーよ、グー。

そんな(?)披露宴お呼ばれ5人+元ヤン1人の6人predia。10人編成を見慣れている身としては、直観的に「少ない!」「隙間がある!」と感じてしまうのは致し方ないところ。壊れた愛の果てにのラストみたいな全員が中央にギュッと集まるフォーメーションだと特にね。

歌唱面への影響はというと、正直それほどない。あかねん&るみなという2枚看板はもちろん、桜子にちゃんころぴーという歌唱力/表現力に長けたメンバーがいるから。相変わらず、最強のヴォーカル・グループであり続けてますわ。
ただし、吐息おねーさん(青山玲子)が抜けたことによる影響はやはり甚大だな、と。曲のカラーを決定づけているセリフを担当するのは、彼女であることが多かったから。れいこっぷヴォイス(場合によっては吐息)を再現するのは、他のメンバーにはまだまだハードルが高いのかな、と。我々ファンの脳内に玲子声で染みついているってこともデカいですけど。まいまいによるカーテンコールのラスサビ前「Come with me」があまりにも板に付いていなくって、失礼ながら吹き出しそうになっちまいましたしw
今後、「もう待てない」「Hold on me」あたりをどう料理してくるのか…。


この会場の特徴である大きなスクリーンを一切使わないライブでした。そもそも演出らしい演出はなし。本編での衣装チェンジもなし。ひとつだけ例外がありましたけど、それについては後述します。シンプルに曲と歌とダンスをぶつけてくる、潔いパフォーマンスです。
フォーメーションにせよ、歌い分けにせよ、できるだけ今までの曲のイメージを損なわないように配慮しているのが伝わってきました。実務的ではあるけど、同時にファン思いだなーと。
また、単純に目で追う人数が減ったことにより、以前より個々のメンバーの動きにまで注目することができた気がしてます。その結果、「ここ(predia)はすげえな」「やっぱりプロだな」との認識を新たにしました。6人はこの再出発に向けて、相当レッスンを重ねたんでしょうね。個々の表現への突き詰めっぷりがものすごい。全ての動きと表情がこちらを魅了してくる。

意識せず「以前」と比べてしまう自分がいるため、物足りなさを覚えてしまうことはありましたし、もしかしたら今後もあるんでしょうけど、その比較をナシにすれば、やっぱりpredia最強との結論に行き着きます。唯一無二。THE ONE。この日初めてぱーちーに来た人ならば、何の違和感も感じないほど圧倒されたんじゃないですかね?

個人的には、れいこっぷ、ルナルナ(松本ルナ)という長身メンバーが抜けたことにより、同じく背の高いちゃんころぴーとまいまいへの注目度がマシマシでした。以前からむをおおおお!むをおおおお!な2人ではありますけど、この日はちゃん&まいばかり観ていた気がする。やや遠めの席からだと、2人の動きの美しさやダイナミックさが目立つんだわ。アッパーな曲でのまいまいのカッチョ良さ、ヒラヒラする衣装の効果によってさらに高められたちゃんのフォトジェニックさは至高。


さて、唯一の演出らしい演出。スペシャルな仕掛け。
アンコール1発目のMid9t Luvでした。「アンコール!」の声が響くなか、スタッフが通路に用意したお立ち台の存在で容易に察せられてしまった感はありますが、その効果は絶大。この1曲の間丸々、代わる代わるお立ち台に上がって歌ったり、通路を練り歩いたりと、失神モノのファン・サービスが繰り広げられました。
通路に面した席。
そうです。コレがここで効いてくるのだ(笑)
むをおおおお!
メンバーに近ひ!
ゼロ距離のところにちゃんころぴー!!
そしてあかねん!!

思わずマヌケ面で両手をフリフリしちゃったw

椅子席の会場で感じがちな、客席とステージとの距離感。ハンデとも言えそうなそれをMid9t Luvでの演出であっさりとひっくり返し、逆にファンとの絆を再確認する場にしてしまう。
この再出発となる場面で。
実に見事だ。


6人によるRestart。Re-Make。
新しいロゴはヘキサゴン(六角形)。
prediaの「re」だけ赤い。

私はなんだか安心しましたよ。この日のライブを観ることができて、ほんと良かった。
10人prediaとは違う。
でもその美点、つよさは失っていません。
いや、より“強く”なっているのかもしれない。パフォーマンスを通じて、6人から放たれる「覚悟」をヒシヒシと感じるから。
これは新しいpredia。SUPER WOMENだ。
前代未聞の「元アイドルへのセカンドキャリア支援オーディション」(笑)を経て、メンバーが増えたあかつきには、また違ったprediaへと生まれ変わるでしょう。
楽しみだ。

<セットリスト>
01.カーテンコール
02.Going to Ride
03.Fabulous
04.Paradise
05.Voyage
06.Hotel Sunset
07.幻はザナドゥ
08.SHADOW PLAY
09.Addicted To Your Secret
10.美しき孤独たち
11.Secret of Light
12.You're my Hero
13.Dream Of Love
14.壊れた愛の果てに
15.SUPER WOMEN

ENCORE
16.Mid9t Luv
17.Re-Make
18.ギリラブ


いつも終演後に出口で配布してるセットリスト、今回はありませんでしたね。あれ欲しいんだけどなぁ。代わりに(?)、↑の画像と同じ、シングルとTDCHのライブを収録したBlu-ray/DVDのリリース告知の紙が配られました。Blu-rayは嬉しい。