HELLOWEEN、AMARANTHE@EX THEATER ROPPONGI

『 HELLOWEEN JAPAN TOUR 2016 』 EX THEATER ROPPONGI (2016/9/26)



ハッピ、ハピッ、( ゚∀゚)o彡゚ ハロウィン!ハロウィン!

ドラマーDani Loebleの虫垂炎のために延期になっていたHELLOWEENのジャパン・ツアーの振替公演に行ってきました。当初は土日に設定されていた東京公演が平日に振り替わったことで、足を運ぶことの出来なくなった人も多かったんじゃないかしら? この東京公演一日目は、確か一旦ソールドアウトしたはずの公演でしたが、8~9割ほどの入りになっていました。

延期→振替となることで、「スペシャル・ゲスト」のAMARANTHEの帯同が外れて南瓜の単独公演になることを期待していたんですが、残念ながらそれは叶いませんでした。まぁAMARANTHE目当てのお客さんも多かったでしょうしね。


AMARANTHE
定刻ピッタリの開演から、1時間プレイしました。
なかなか即効性の高い、良いセットリストだったと思います。1stと2ndの楽曲はやはり強力。ノリノリ&キャッチーっす。

彼らのステージをあまり評価していない私ですが、今回が今までで一番楽しめましたね。
よりイカツくなっていたElize Ryd(Vo)、彼女の熱演と踏ん張りのおかげでしょう。元々ツヤのある声自体は魅力的だし、彼女の場合、“身近なお姉さん”感というか、ある種の素人クサさが何故か良い方向に働いているのを感じます。要は、一生懸命さが伝わってくる歌唱なんですよね。2声3声で一緒に歌うパートや曲のクライマックス部分で、よくシャウト一歩手前みたいなアドリヴ気味の歌唱をするんですが、そういうところでは特にその「一生懸命さ」が増していて、良いですね。以前は棒立ちだったステージング(3名のヴォーカリストの中では彼女が一番マシだったけど)も、たいぶ改善されてたし。
まぁ、バラードAmaranthineを客に歌わせるのはなかなか無茶だったけどな。

デスVo担当は、前任Andreasの声の方が好きですが、ステージングではHenrikの方が上。
あとBaのJohan、この人こんなにステージ映えしたっけ? タトゥーだらけのがっしりした体格で、時にノシノシと時に駆け足でステージ上を動き回り、Vo陣と絡んでゆく。そうそう、このバンドの必要なのはそういうメリハリですよ。
EX THEATER ROPPONGIの優れた音響も、印象を後押ししていたと思います。そのおかげでOlof Morck(Gt)のソロもなかなか聴き応えがありましたし。(リフはデジタル音に掻き消されて限りなく印象は薄いですけど…)

そういった数々のプラス面が目立っていただけに、クリーンVo担当のJake E.のサービス/エンタメ精神の無さにはイライラしてくる。煽る時の口調は、ファッキンファッキン言ったりパーティしようぜとか威勢はいいんですけど、この人、はたしてやる気あるのかね? (煽る時以外の)動きにメリハリゼロだし、散歩しているかのような歩調でのっそり歩く様子も、自分の歌うパートじゃなくなるとすぐに袖に引っ込んじゃうのも興ざめです。ETERNAL TEARS OF SORROWのクリーンVo担当のはしゃぎっぷりを見習ってくれ(笑)

あとこのバンド、せっかくのトリプルVoという他のバンドには無い強力な武器を、音楽的な面では活かせていても、ライブ・パフォーマンスにはまるで活用できてないところが、つくづく勿体ないと思うんですよね。ヴォーカリストそれぞれ自由に動いたり、フォーメーションを組んだりと、できることは色々あると思うんだけどな。バンド編成だけで考えりゃ、最強のライブ・アクトになってもおかしくないのに。海外はおろか、日本のインディーズ・バンドの方がよっぽどちゃんと魅せ方を考えてると思います。
<セットリスト>
01.Digital World
02.Trinity
03.Hungar
04.Invincible
05.1000000 Lightyears
06.Massive Addictive
07.True
08.Afterlife
09.Electroheart
10.Amaranthine
11.Call Out My Name
12.The Nexus
13.Dynamite
14.Drop Dead Cynical


HELLOWEEN
LOUD PARK 15以来の来日公演ですが、

圧 倒 的 既 視 感 ! !

ほぼラウパのセトリと一緒じゃないですかー。
その拡張版。
(その時のレポは → コチラ

でもね、めちゃくちゃ楽しいのよ。
オーディエンスを楽しませるってこういうことだわ。
復帰したDaniはいつもと変わらぬラウド&タイトな叩きっぷりだったし、Markus Grosskopf(Ba)は常に最高。ツインGtのハモりは正直乱れる場面があったけど、Michael WeikathとSascha Gerstnerのコンビネーションは南瓜史上最強だし、なにより華がある。Saschaの髪型がヘンテコなことも許せるくらいだ。ヴァイキーの立ち姿の独特さとかっこよさは異常事態だし。鉄壁のフロントマン(「ヴォーカリスト」ではない)であるAndi Derisのフロア・コントロールの巧みさはHR/HM界の宝でしょ。ここ数年は喉のコンディションも好調ですし。この日もとても良かった。

なにより、メンバー全員が楽しそうなのが良いよねぇ。ヴァイキーは斜に構えているように見えるけど、あれは飄々としているだけで、その実、ご機嫌麗しいはずだ(笑)。かつ、プレイだけでなく表情や所作に、メンバーそれぞれの個性が溢れているのがいい。「個性豊かでミュージシャンシップの高い手練れが集まったチーム」って感じが強いもん、現行南瓜。
立体的なステージ・セットを活かしたパフォーマンスを以って、ほとんど休みなく名曲が繰り出されてくる様は、正に圧巻。元々、弦楽器隊3名はみんな長身で見栄えがするしね。あと、Dani効果がデカいですけど、バンド・サウンドに現代的なエッジがあるのがイイ。決して懐メロ・バンドじゃないのよ。

はっきり言って会場が違うだけで、ライブの感想としてはラウパの時と一緒です。自分で読み返してみたら、この日のライブを観て感じたことや言いたいことと同じことが既に書かれていたので、もうそちらのレポを読んでください(笑)。

ラウパで聴くことのできなかった、Steel TormentorMr. TortureHeroesWhere The Rain Growsといった曲を聴きながら(バラード曲をIf I Could Flyじゃなくて、Forever And One (Neverland)を披露したのが嬉しい!)、それらの曲をバンドやファンと一緒に歌いながら、なんでこんなに名曲だらけなんだろう、と。もう20年くらい彼らの名曲に支えられて過ごしてきたことや、HELLOWEENが自分にとって如何に大切なバンドなのかを再確認して、思わず涙しましたよ。
なんせ、自分にとっては海外バンド不動のNo.1だからなぁ。

アンコールの時だったでしょうか、ジャパン・ツアー中の数日前に誕生日を迎えたMarkusを引き合いに出してから、この日、9月26日に誕生日を迎えたKosta Zafiriouへのサプライズ・ケーキ・プレゼントがありました。Kostaって誰だよ?って、あのPINK CREAM 69UNISONICのドラマーですね。今年ミュージシャンを引退した彼は、自分の会社・BOTTOM ROW THE MUSIC AGENCYでHELLOWEENUNISONICGOTTHARD等のマネージメントとブッキングをやっているんですよね。Andiの口からピンククリームって言葉が出て、Kostaとハグした時にはオイラ、ウルウルきちゃったよ…。。。
Kostaにプレゼントされたケーキ、Markusが食べちゃってましたけどねw

そりゃあいつも通り、セトリに関しては色々ありますよ。でもね、キラー・チューンしかやってないじゃないか。しかも新旧、どの時代にもそれがあるのがHELLOWEENの強み。
いつも通り最高でした。
南瓜愛してる。
そしてやはり、一緒に歌える名曲は強し。

<セットリスト>
01.Walls Of Jericho~Eagle Fly Free
02.Dr. Stein
03.My God-Given Right
04.Steel Tormentor
05.Mr. Torture
06.Waiting For The Thunder
07.Straight Out Of Hell
08.Heroes
09.Drum Solo
10.Where The Rain Grows
11.Lost In America
12.Power
13.Forever And One (Neverland)
14.Medley
 Halloween~
 Sole Survivor~
 I Can~
 Are You Metal?
 Keeper Of The Seven Keys

ENCORE
15.Before The War
16.Sascha Guitar Solo~Future World
17.I Want Out

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KAMEN RIDER GIRLS「Rush N' Crash/Movin'on」

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KAMEN RIDER GIRLS「Rush N' Crash/Movin'on」 (2016)

5人編成になった、覆面乗手的ガールズ・ユニット=KAMEN RIDER GIRLS(仮面ライダーGIRLS)のシングル。10枚目。両A面扱いの2曲と、そのインストゥルメンタルVer.を収録。
なんかシュールなジャケだなぁ。2種類並べると余計に。

①Rush N' Crash
「作曲:DJ HurryKenn + 作詞:藤林聖子 + アレンジ:Ryo」、かつヴォーカル・ディレクションは鳴瀬シュウヘイということで、典型的KRGSカッコイイ系のアップテンポ曲です。OTODAMA SEA STUDIOのライブで初めて聴いた時に確信しましたが、超好みの路線ですわ。ヘヴィなギター・リフと、曲中何度もドドドドッ!って拍車を掛けてくるDrパターン(打ち込み?)が特徴の曲で、猛烈にかっこええ。ちょっと暗めのヴァースから、掛け声パートを含むブリッジで明度を増して、ギュイーンッ!ってギターから爆発力を備えたサビに入って視界がパッと開けるという流れも、正に王道ですね。
私は特に、2番の後の「奇跡はー! 今の時間と繋がっているよ」のところがすっげー好きで、歌詞の内容と相まってブワッと鳥肌立つんですよね。そこから雪崩れ込むGtソロも、タッピングを織り交ぜたりして聴き応え抜群。
しかし「カオスティック ワールド」って歌詞はさすがにナシだろ(笑)。ケイオティック(=Chaotic)でしょふつー。

②Movin'on
がバンド・サウンド主体のHR/HMだとすると、こちらは打ち込み主体のポップ・チューン。
この曲、渋谷duo MUSIC EXCHANGEでのワンマンの時に初披露されましたが、その時のレポ前シングル曲であるNext stageを指して「これ、もしかして同じ人が書いてるのか…?」って書きましたが、それがどうやら正解だったようで (ドヤァ 実際はそのKAYと、etsucoという人の共作としてクレジットされています。
Next stageと同様、哀愁のある歌メロこそが楽曲の肝となりますが、打ち込みによる(実際以上に感じる)スピード感とグイグイと前に進んでゆく推進力がより強いです。ハワイで撮ったMVの映像も、いつにない爽やかさ&ガーリーさでウヒョー♡
MVのショートVer.は → コチラ。

3トラック目は③[GIRLS TALK vol.1]というボーナストラックで、文字通りメンバーが喋ってるものです。しかもかなりのヴォリューム(40分超え)。
収録曲目を最初見た時は、「おいおい、お喋りなんて入れなくていいから曲をもっとくれよ」って思いましたが、インタビュー形式じゃなくて女子会での会話のようなフリーダムさが上手く働いたんでしょうか、いざ聴いてみるとこれがめっぽう面白い。一応、台本というか企画内容は決められており、それに沿ってリーダーである井坂仁美が進行を務めるんですが、なんだろなこのメンバー達の飾ってなさというか、素を剥き出しというか、アイドルっぽくないというか。むしろ芸人というか(笑)。つーかめちゃくちゃ仲良いなw
メンバー全員が揃ってないのに収録始めちゃうとか、物真似とか、ドッキリとか、(アイドルなのに)う○この話とか、黒い眼帯とか、おっ○いとか…etc…。
あまりに面白いので、[GIRLS TALK vol.2]が収録されている通常盤も買っちゃった。お喋り聴きたいがために。それ以外の収録曲は同じなのに。
そして、何でこんなお喋りを何回も聴いてんだ俺?、ってなりました(笑)。


ついき
 ↓


APOCALYPSE、impure blood@WildSide Tokyo

『 DEMON'S CHANNEL X 』 新宿 WildSide Tokyo (2016/9/22)



秋分の日は上木彩矢様ぁあんの10周年公演レポを上げてから、ライブ観に行ってましたぁん。
新宿のWildSide Tokyo。
ここに行くときはいつも新宿三丁目駅から歩いてるんだけど、もしかして新宿御苑前駅からもそんなに距離変わらないのかな。と、地図を眺めていたら気づいた。
ってあれれ、このハコ、前からソフトドリンクだと2杯飲めたっけ? お得やんけ。


impure blood
4番手。
以前、38CaliberDeadlyという友人のバンドを観にいきましたが(レポは→コチラ)、今回観にいったimpure bloodはその38CaliberDeadlyを母体にしたバンドです。
音楽性はデスラッシュ/デスメタル。
ただこの日は、専任Voさんが1週間前に練習をすっぽかしてバックれたことにより(笑)、件の友人であるGt氏が急遽Voも兼ねることになっちゃったという特別なトリオ編成だったため、このバンド「本来」の音楽性だったかどうか不明です。実際、過去のマテリアルや急いで作った新曲をプレイしたとのことですし。まぁこういうことはあらかじめアナウンスするべきだとは思いますけどね。

友人氏、一個前(?)の別名義バンドの時にはギタボをやっており、その頃のライブ動画がYouTubeに上がっているのでチラ見してはいましたが、実際に生で聴くと思ったより声に厚みがあってカッコイイ。喚き散らすタイプじゃなくて、一単語ずつ吐き捨て口調。
そのVoスタイルゆえか、相当硬派な部類のデスメタル/デスラッシュですね。リード・メロディで引っ張ってゆくタイプじゃなくて、リフ→リフ→リフで押してくタイプ。で、そのリフの中にメロディ感を織り交ぜてゆく感じ。

硬派ってことは視点を変えれば地味ってことでもあるんですが(笑)、そのへんはリズム・チェンジのタイトさとアレンジで聞かせるところでしょうか。事実、このバンドのドラマー氏(38CaliberDeadly時代からのメンバー)はとても上手いので、ビシバシとキまるリズム・チェンジが気持ちいい。あと、1,2曲目のラストに倍速になるパートがあったと思うんですけど、そこでカーーッ!!と熱くなったので、メリハリって大事よね。

多分30分の持ち時間で、全5曲。4曲目のメロデスにR&R的ノリを加えたような曲が、異彩を放っていて印象的でした。個々の演奏ではなくって、曲そのものがはっきりと印象に残るようになってくると、もっと良くなると思いますね。


APOCALYPSE
大阪出身、ツインギター編成のデスラッシュ/メロディック・デスメタル・バンド。
古血を観に行ったら黙示録が凄かった、という話です。
元々はimpure bloodの友人Gt氏が「このバンドすっごいよ」って以前から推してまして、機会があったら聴いてみようとは思ってたんですよね。ですので、同じ日のイベントで、かつ2バンドの出番が連続していたのは、管理人的には朗報でした。

で、
正に衝撃である。

「デスラッシュ/メロディック・デスメタル」とは言いつつも、様々なHR/HMの美味しい要素を咀嚼しているスタイルで、こりゃ広義のエクストリーム・メタルですね。ほとんど予備知識なしで観るライブ30分間(35分?40分?)では突進力がまず目立ったので、「デスラッシュ」との印象が強めでしたが、ミドルテンポでもしっかりメロディを聴かせることができることや、ツインギターの精度がやたら高い点は、思いっきりARCH ENEMYを思い起こさせます。

「大阪・堺からやってまいりましたぁ~、アポカリプスでぇぇええす!!」というのっけの挨拶からして、陽性のエネルギーを発散するタイプのバンドだという第一印象で、それは最後まで覆されることはありませんでした。
途中のMCで「何歳に見えます?(ニヤッ」みたいなやりとりがありましたが、メンバーは20代前半、というかハタチそこそこというくらいの若さのようですね。そういった若々しい勢いを存分に感じさせるパフォーマンスだったんですけど、それだけじゃあ別に「衝撃」は受けないわけでして。
このバンドの場合、(この若さにして)ベテラン・バンドのようなある種の老獪さや冷静さがあるというか、ステージでの魅せ方が既にこなれている点がものすごい。それでいてハイパー!!な破天荒さが全く損なわれずに同居しているんだから、観ていて興奮するんですよね。
屈託のない明るいパッションの放出。でも楽曲にはHR/HM特有の暗さやドラマティズムが息づいてるから、安っぽく映らない。このバランスがすんげぇかっこいいんですわ。

一見、野蛮な瞬火(陰陽座)みたいに見える(笑)、「ミリタリー・パンツ+上半身裸+黒革手袋」という戦闘的な格好のMANSON(Vo)。基本的には歌詞があんまり聞き取れないシャウト・スタイルなんですが、歪み成分多めながら、曲によっては歌い上げる系のメロディもイケますね。あと語り口がとてもフレンドリー。

ギター・チームであるHIKARUとSHUNは、2人とも7弦モデルを使用しており(DEANとESPだったかな)、かなりの技巧派。リフにしろソロにしろ、隙あらばここぞとばかりに美味しいフレーズをぶっ込んでくるところがサイコーです。ギター・ヒーロー然とした2人の妙技はこのバンド最大の武器でしょう。現代的なプレイ・スタイルは古臭さを全く感じさせないんですが、同時に、無機質な速弾きやテクニカルなだけのピロピロじゃなくて、脈々と連なる正統派HR/HMの息吹をも封じ込めたようなタッチがあるのが素晴らしいです。(Marty FriedmanとJason Beckerによる)CACOPHONYなんてバンド名がチラついたりもしました。
因みに、作曲はHIKARUが手掛けているようですね。彼のメロディ・センスは図抜けたものがあると思います。

「JAPAN」が付かない頃のX時代のToshiを想起せざるを得ない、スプレー直立逆立てヘアーのインパクトが強烈なTSUNA(Ba)。え? ツナ!? スズキ目サバ科マグロ属のあれですか?
B.C.リッチかどうか知らんですがB.C.リッチっぽいシェイプの5弦Baを使ってます。バンドが放つ正のエネルギーは、フロントのMANSONの動きや所作に依るところが大きいんですけど、彼に劣らずTSUNAもガンガン前に出て来て煽るので、こりゃ盛り上がるわ。しかもすっげぇ笑顔なの!(笑) SHUNもよくフロアの方を見て、コミュニケーションとってますしね。彼の表情もいい。

あとこのバンド、弦楽器隊がコーラスをとれることも強みでしょうね。SHUNがステージ前方に出て弾いてる時には、代わりにTSUNAがコーラス入れてたりという、臨機応変さも◎。

先の年齢のくだりのところで「あ、ゴメン!俺だけ昭和!」と言っていたぽっちゃりドラマーのVEN、彼だけは正式メンバーではなくサポートだったんですけど、そう紹介されなければ分からないほどバンドに馴染んでいました。因みに彼は東京のスラッシュ・メタル・バンド、ROSENFELDでも叩いているよう。パワフルなプレイでとても良かったです。

全5曲。ライブ中、何度も鳥肌が立ちましたよ。
今年出した1stアルバムが2,500円というのをMCで聞いてからは、ずっと財布の中にそれがあるかどうか気になって気になってしょうがなかった。この日はあんまり手持ちが無かったので。終演後、無事、物販でCD買ったら、残り数百円になってましたけどねw

楽曲が琴線に引っ掛かってきて、ライブ・パフォーマンスが凄くって、ステージでプレイしている楽しさがこちらにダイレクトに伝わってくる。
こりゃあ好きになっちゃうわ。
褒め過ぎてて何か気持ち悪いレポになってますけど、APOCALYPSE、ほんと素晴らしかったです。ただなぁ、検索泣かせのバンド名なんですよね(苦笑)。
オフィシャルHP → コチラ。


VREIDKEEP OF KALESSINSOLEFALDという、ノルウェーのブラックメタル・バンドを集めたEvoken de Valhall Production主催のイベント、『 Norwegian Black Metal Fest 』の開催については先日記事にしましたが、ボケッとしてたらいつの間にか詳細情報が発表されてました。
あと、チケット発売されてました。
私がウッカリしていただけですけど。



『 Norwegian Black Metal Fest 』
VREID、KEEP OF KALESSIN、SOLEFALD、+ O.A.

2016年11月13日(日) 渋谷CHELSEA HOTEL
2016年11月14日(月) 名古屋APOLLO BASE
2016年11月15日(火) 心斎橋THE LIVE HOUSE soma
2016年11月16日(水) 吉祥寺CLUB SEATA



ハコ、やや小さめですね。
上記3バンドに、プラス「Opening Band」が1つ加わるよう。Ethereal Sinかしら?

私は11/16吉祥寺のチケットを獲りました。
楽しみ。


上木彩矢@下北沢GARDEN

AYA KAMIKI LIVE 2016 十TH ANNIVERSARY 『 RESURRECTION 』 下北沢GARDEN (2016/9/19)



夢のような時間でした。

○周年記念や活動休止やメンバー・チェンジ等、(ポジティヴであれネガティヴであれ)節目となるタイミングで行われた貴重なライブ。
長年待ち望んでいて遂に来日したバンドのライブ。
未知のアクトにすげぇなぁと圧倒されたライブ。
ステ-ジとフロアの熱のぶつかり合いによる相乗効果が凄まじかったライブ。
ふんだんにお金が掛かったエンタメ精神に溢れたライブ。
新たな世界への扉を開いてくれたライブ。
…などなど。

今まで色んなライブを観てきましたけど、観ていてここまで幸せな気持ちになったライブは初めてかもしれません。
その場に立ち会うことが出来た喜びを、いつになく強く感じた一夜。


上木彩矢、メジャー・デビュー10周年を記念した、ワンマン・ライブに行ってきました。
細かな感想は色々あるんだけど、この大きな大きな幸福感をどう文字に起こせばよいか、まるで掴めなくて、文字を打つ手が止まっちゃうよね。何から書けばいいのか…。。。。

とりあえず順番に、時系列に従って書いてゆきましょうか。

情報解禁時に記事にしたように(→コチラ)、この日のワンマンのセットリストは、あらかじめ募集されたリクエスト投票の結果を元に組まれました。順位や票数は事前にもライブ中にも公表されませんでしたが、期待を裏切られるようなものにはなりようがなかったし、事実、ものすげーセトリでした。

上木本人がこの日のMCで言っていました。(大意ですが、)ある人から「何周年記念のライブは、自分のためじゃなくて、支えてくれたファンに対して感謝を伝えるためにやるものだ」と言われて感銘を受けた、と。このリクエスト企画、そしてその結果構成された珠玉のセットリストは、正に彼女からファンへの特別なプレゼントになっていたと確信します。「(自分のためじゃなくて)ファンのために歌います」とTwitterで呟いてたし。
個人的にもやってほしい曲はほぼ網羅されていたし(まぁ何度も投票しまくったしな/笑)、漏れたお気に入り曲に対しても「アレが漏れるのは仕方ない。マイナーだから」といったような納得感がありますし。具体的に曲名を言うと、CRAZYtearBelieve in YOUCan't stop fallin' in LOVE世界中の誰もがAria等ですけど。

情報解禁第2弾としてバンド・メンバーが、また、当日が近づくにつれてグッズ情報やゲスト陣の参加が発表され、セトリへのドキドキ感と合わせて、弥が上にも期待が高まって迎えた当日でした。

バンド・メンバーとゲスト出演者を記しておきます。
 上木彩矢 (Vo)
 Leda (Gt)
 中村泰造 (Ba)
 滝本成吾 (Key)
 前田遊野 (Dr)

 misono (ゲストVo)
 TAKUYA (ゲストVo&Gt)


そしてさらに「シークレット・ゲスト」の存在。。。


9月19日、東京は雨。
雨女光臨である。

先行物販で10周年記念グッズを手に入れてから入場しました。Tシャツとタオル。
会場である下北沢GARDENって、フロアの造りがちょっと歪な形なんですよね。ステージ高はそこそこあるけど天井は低め。
私は整理番号の都合もあって、前方エリアではなく一段高くなった後方エリアやや下手側にスタンバイ。後方といっても柵の後ろ2列目だったので、ステージはよく見えました。
当日券の発売もありましたが、フロアは9割を超えていそうな動員。

客入れの関係か、20分ほど押しての開演でした。
客電が落ちると、過去のシングル曲を繋ぎ合わせ、歴史を遡るかのように構成されたSEが流されます。ステージを覆い隠すスクリーンが上がると、メンバー全員が既に位置についており、腕を大きく広げた上木が一言。

「ピエロ」

なんとなく予想していたオープニングです。ピエロはB'z派というより断然上木派の管理人ですが、彼女のレパートリーの中ではそれほど好きな曲ではありません。でもそれでも、代表曲なだけに興奮しますわね。オープニングですし。上木登場に合わせて、前方フロアは一気に圧縮してましたし。

で、曲よりもむをおおおお!ってなったのは、彼女の髪型ですよ。やたらと(特に女性アーティストの)髪型やら衣装やらにはうるさい当ブログですから、当然のようにここでも要チェックなんですが、そのハーフアップにしたシルエットが、DVD化された1stワンマン・ライブ時のものを想起させる事に気づいた瞬間、鳥肌ヴゥワァァアアーですよ。いや、別にオイラの勘違いでも別にいいのよ。そういう「リンク」を感じちゃったんだからしょうがない。
そのアシンメトリーにカッチョ良くキメてるはずのヘアスタイルでしたが、彼女のヘドバン(というか頭の振り)の激しさがヘアピンの耐久力をあっさり超えてしまったのか、ライブ序盤にして崩れてしまい、カッコイイ系のはずがカワイイ系のうさちゃんになってしまったのはご愛敬(笑)

想定内の道化師ではありましたが、2曲目にして早くもこのリクエスト・セトリの破壊力に打ちのめされた管理人です。
傷だらけでも抱きしめて
え?
えッ!?
こんなに早く?
つーか、この曲聴いちゃっていいの俺?、、…みたいに戸惑いつつも曲は進行します。
はい、あっさり涙腺崩壊。
上木最強ソングは何かっつったら、そりゃ傷だらけでも抱きしめてですよ。
抱きしめる!
うん、うん、傷があろうがなかろうが抱きしめるよぉぉおお!

その後に続くのが、眠っていた気持ち 眠っていたココロミセカケの I Love youっていうんだからどこかおかしい。
分かってはいたけど代表曲・名曲ばかりなんですよね。セトリ is YAVAI。
いや、本当は名曲かどうかなんていう「世間の評価」は関係ないんです。これらの楽曲は、当時の自分の音楽生活を、人生を支えてくれた大事な曲なんでね。だから、響く。かつ、ずっと沈黙状態だったアーティストが、ポッと一発だけ記念公演を「集金ライブ」としてやるんじゃなくて(そういう趣向も「名曲を生で聴くことができる」という意味では有意義だが)、現役アーティストとしてRESURRECTIONした上木彩矢が歌うからこそ、よりグッとクるものがある。
上木彩矢の音楽シーンへの帰還の狼煙としてこの記念公演をやるのと、UROBOROSが始動した後にこのライブをやるのでは、意味合いが全く違ってきたんじゃないかと思うんですよね。後付けですけど。前者の場合、大喜びしつつもその公演の意義みたいなものに対して懐疑的になってしまった可能性はあります。実際に「集金」になるかどうかってのは置いといてね。それと、ほんとうに継続的に音楽活動をやってくれるのかどうか、って意味でも。その点、UROBOROSという現在の軸足があるというのは大きいことだし、かつ、彼女自身にとってもファンにとっても大切な大切なソロ・キャリアを過去に葬ることはないというスタンスをも感じることができて、あたしゃあ感無量だったんですよ。


さて、
重金属と共にある者としては、バンド・メンバーの布陣が発表になった時に興奮しましたよね。Keyの滝本成吾さんだけ“畑”が異なるからでしょうか、存じ上げない方でしたが、あとの面々はUROBOROSBABYMETAL神バンドですから。
で、そんなHR/HM度数の高いバンドですが、考えてみれば上木ソロはJ-POP/ハードポップなわけでして、技巧的なことを考えると特にLeda(Gt)と前田遊野(Dr)は明らかにオーヴァー・スペックではあります(笑)。事実、ギター・パートはリフというよりカッティングが多く、全曲にソロがあるわけではないですし。ただ、Ledaも前田もサポート活動で鍛えているだけあって、そこらへんのアンサンブルの合わせ方はお手の物で、全くヴォーカルの邪魔にはなっていませんでしたし、全体としては、不安感皆無の安定したまとまりっぷりですよね。頼もしく、骨太。所々ぶち込まれる、粒の揃いまくったGtプレイにはやっぱりLedaやべぇ!ってなったし。
そんな中、バンド・サウンドをグイグイと引っ張っていたのは、中村泰造のベース。過度にうるさくないのにしっかりと存在感があって、かつフレーズが明瞭に聞き取れる(ここらへんは他の楽器とのバランスもあるけど)彼のベースはとても良いね。UROBOROSサウンドでも肝になっている部分でもあります。


披露された楽曲自体の求心力もさりながら、要所々々に挿入された企画的なセクションも実に楽しいものでした。

あらかじめ告知されていたゲスト・ミュージシャンの出演。
まずライブ前半に登場したのは、day after tomorrow(活動休止中)のヴォーカリスト、misono。テレビを見ない私でもなんとなく「芸能人」というイメージはある人。というか、day after tomorrowのことは知ってたけど、そのVoが彼女だとは認識していなかったので、逆にミュージシャンという認識はありませんでした(失礼)。あと、倖田來未の妹だって、つい先日知った(笑)。世間一般のイメージはどんなもんか知らんが、髪の毛バッサリ切ったショートカットのおねーさんでした。喋るとちょっと姐御風。
上木とデュエットしたdatの代表曲(らしい)Starry Heavensは、私でも聞いたことあるような気がする、哀メロポップチューンでした。misonoのVoですが、歌い回しはちょっと一本調子なんだけど、声自体に華と強さがあるし、やっぱミュージシャンなんだなぁ(当たり前だ)と感心して、当初のイメージよりずっと好印象でしたね。datのベスト盤でも買おうかしら。
まぁ歌(曲)も良かったんですけど、MCというか、上木とのやりとりがとても面白かったよね。「漫才半分+女子会ノリ半分」みたいな感じで。うさちゃん型に崩れた上木の髪型を直したり、化粧の濃さについて言及したり。「(上木は)ナチュラルメイクの方が良いと思うんだけど。みんなどう?」とかフロアに向かって訊いてましたが、それには「うんうん、その通りだmisono」と深く首肯した(笑)。そうそう、上木はできるだけイジらない方が可愛い。ただし眉毛は書くこと(笑)
しかし彼女、上木とはどういう関係なんだろ? avex繋がりかしら? 上木は「みーちゃんみーちゃん」って、友達のようなお姉ちゃんのような感じでしたね(misonoがいっこ上)。
↓グッズのタオルを指して「なんなのこれ?極道なの?」とも言ってましたねww
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もう一人のゲストは、元JUDY AND MARYのGt、TAKUYA。彼に限らず他のメンバーについても、私の中ではジュディマリの時のまま認識が止まってたりするんですが。あ、五十嵐公太(Dr)はデーモン閣下のソロライブで観たわ。
「上木+TAKUYA」と言えば、当然ながら(共演した)W-B-X ~W-Boiled Extreme~をやるわけですけど、とりわけ好きな曲でもないし、ぶっちゃけ嬉しくはなかったですね(笑)。ただ、高校~大学時代に聴いていたバンドのギタリストが、当時と変わらぬペイント・ギターを持ってステ-ジに上がっていたのは、なかなか見ものでした。あと、カッティングとラップVoは小気味グッドでした。
※ジュディマリの中でもオイラが恩田派(?)だったのは内緒の方向でm(__)m


リクエスト投票上位の楽曲で組まれていたであろうこの日のセトリですが、票数の少ない曲にも外せない(もしくはどうしてもやりたい)ものがあったからか、マネージャーの提案もあって、そういう曲をメドレーで披露することになったとのこと。結果的にはこの「低リクエスト・メドレー(笑)」(by上木)がショウに起伏を生んでいたし、中盤のハイライト的な役割を果たしており、楽しかったですね。
デビュー・シングル曲Communication Breakは当然上位に入るものだと思っていたので、メドレーに組み込まれていた(つまり、順位はそんなに良くなかった)のがビックリでした。また、この日唯一のインディーズ曲A constellation、これをやらないわけにはいかない(ライブでの)代表曲明日のためにあたりは、特にこのメドレーで掬い出された感はありました。個人的にはRevolverの緊張感にシビれた。このヒリヒリしたハードさも上木の魅力だなと再認識して。
序盤はやや聴き取りにくかったKeyパートでしたけど、misonoの登場辺りからは全く問題なかったと思いますし、このメドレーの時は大活躍。特に劇的/激的な繋ぎ方をするわけでもなかったですけど、メドレーのアレンジを滝本が手掛けていたみたいですしね。この時はオルガンがやたら効いていて、ちと興奮しました。


ゲストとのやり取り以外はそれほど長々とMCタイムを取ることはなく、曲への想いを短めに語ったりはしていましたが、割とテンポよく進行しました。ここらへんの、適度に空気が和んで、しかも弛緩し過ぎないっていうバランスのとり方はさすが上手いところですね。内容盛り沢山のライブだったけど、あっという間に「もう終盤!?」って感覚でしたし。これほどの“あっという間”感を感じたライブは、CROSS VEINのキネマ倶楽部劇場ワンマン以来じゃないかなぁ。

「あと3曲」という上木の言葉を以ってして初めて気づく、「終わってほしくない」という強烈な想い。ライブのクライマックスですよ、クライマックス。
上木のロック・イズムとBeing的哀メロの幸せな結婚・Secret Codeの後に続いたのは、I Sing This Song For You
まさかやるとは思わなかった。人気ありそうだし、ベスト盤にも入っていた曲だけど、何故か「こんな幸運が俺のところに来ちゃっていいの?」的な驚きがある。
感涙。
涙が止まらないよ。
泣くようなタイプの曲じゃないんだけど。
最も好きな曲は傷だらけでも抱きしめてだけど、最も待ち望んでいた曲はコレだから。2012年の原宿アストロホールでのワンマン・レポでもやってほしいって書いてたし、この曲こそが、上木ミュージックのカワイイ・サイドを代表する曲だと確信しているから。
しかし前曲とは別人のような、kawaii!!全開の歌い方の落差は何事だ。
サビの、
I Sing!
I Sing!
I Sing!
I Sing!
I sing this song for YOU ♡

の後の「ふぉい!」&ジャンプこそが、most kawaii!! moment in this year

本編ラストは、世界はそれでも変わりはしない。最後に聴きたいと思うほどお気に入りの曲ではありませんが、曲が始まる前の上木からの感謝を伝える言葉もあって、締めに相応しい曲ではあったと思います。


アンコール。
黒主体のロックお姉ちゃん的衣装から、グッズのTシャツに着替えて(ってこちらも黒だけど)登場した上木。ヘアメイクさんの手によって、髪型が本来のアシンメトリー・ハーフアップに修復されていて、とってもグーです、グー。これ以降、終演まで崩れなかったから、最初のメイキングが弱かったんだろうなー。

で、バンドメンバーも一緒に出てきたんだけど、すぐさま演奏に入るわけではなく、ステージを隠すスクリーンが降りてきます。10周年と誕生日(9/10)に際して、交流のある友人達からビデオレターを貰った(要求して撮ってもらった?笑)とのことで、それが流されます。上木も下手側のステージ端に立って、コメントを加えつつ一緒に鑑賞するスタイル。
ビデオレターの顔ぶれは、元SHAZNAのIZAM(メルティラヴ離さない)や声優の高垣彩陽といった舞台共演者、同じ高校&事務所の相武紗季と上野なつひ、元SURFACEの椎名慶治という、なんとも華やかな面々。ほぼ芸能人(界)ですよこりゃ。同級生だとはいえ、相武&上野とか出てくるとビビりますね。荒めの画質からもスターのオーラが伝わってくる…。
このビデオレター上映のくだり、結構な時間を取っていた(椎名は特に饒舌だったな/笑)んですが、これがめっぽう面白く、あっという間でした。やはり普段から人前で喋り演技をしている人達ですから、カメラを目の前にして喋ってるとしても見せ方・聞かせ方が上手いんですね。ゲストで出たTAKUYAとmisonoもそうでしたけど、みんな、本人達しか知り得ない裏事情をぶっちゃけて、それを横で聞いてる上木が赤面するっていう流れが多く、ニヤニヤさせてもらいましたw
ハイライトは、相武&上野による高校時代のエピソードの数々と、修学旅行(?)でスキーに行った時の写真の披露ですね。クラスメイト数人の中心に居座る上木が醸し出すヤンキーっぷりを指して、「このボス感w」と言う上野(笑)

上木に対してそれぞれが楽しくも愛に溢れるメッセージを寄せており、ファンとしても嬉しかったんですけど、その中でも特筆すべきことは、相武&上野だけでなくmisonoも言っていた、

「上木は乙女」

ということですね。

上木 is 乙女。
合言葉は、乙女。

我が意を得たり!とばかりに、心の中で膝を打ちましたよ。

以下に、私が書いたUROBOROSの1stワンマンのレポを部分的に引用してみます。ちょっと長めですけど。

そして、上木はUROBOROSでも上木だったな。
揺らぐことのない天性のロックさ。それはこのメンバーの中でも全く埋もれることなく、光り輝いて。
「みんな会いたかったよぉー」というまるで作っていない素の喋りから、曲に入った途端にズボッとその世界の中に没入して、まるで別人のような声で歌い始める…。女子・上木彩矢から、歌手・上木彩矢へ。

そう、上木は女子なのよ。
当たり前だが。
一人の女性であることを、無理に前面に出そうとも、逆に隠そうともしていない。前にも書きましたが、彼女、男勝り的なノリのヴォーカリスト/ロック・ミュージシャンじゃないから。「オマエら盛り上がってんのかー!?」等という、分かり易いステレオタイプなロック・ディーヴァ的煽りはしないし、ファンへの呼び掛けは「みなさん」とか「みんな」とか、そういう何のてらいもない、親しみやすいものだし。
黒瀬が曲について説明する場面がありましたが(好青年というか温厚な先生みたいでしたね)、上木がアシスタントのようにそれに相槌や補助を入れる様子を見ていると、芸能人みたいだとも思いましたね。そう、上木は圧倒的にミュージシャンでヴォーカリストなんだけど、同時に女優というか、人前に立つ人独特のオーラや華やかさがあって、それが歌っている時の仕草や表情に自然と表出してくる。綺麗とか可愛いとかそういうことじゃないのよね。説明できなんだけど、ただただ、ロックなの。
彼女の、ヘンにカッコつけていないんだけどカッコイイっていう有様は、私にとって、ロック・ミュージシャンとしてこれ以上望みようもないくらいの理想的なフロントマンの姿ですよ。


上木の「乙女・女子」たる部分だけじゃなくて、フロントマンとしての魅力にまで踏み込んだくだりではありますが、私は正に彼女のこういうところに魅かれているので。
それはこの10周年記念ワンマンの時にも変わらず。むしろ、ゲスト陣の喋りや友人達からのビデオレターでの愛あるメッセージによって、彼女の素の部分が引き出されていた分、“乙女上木”がUROBOROSや今までに見たソロ・ライブの時より前面に押し出されていた感はありましたね。カッコイイとカワイイの理想的な配分。


シークレット・ゲストがB'zの2人(もしくは一方)だったらウレション漏らすなとか考えてましたが(←ナイナイ)、堂珍嘉邦でした。元CHEMISTRYの。
ビデオレターの最後に登場して、「今日は会場には駆けつけられないんだけど、やっぱりどうしても行きたいからそっち行ってもいいかな?いい?いい?行くよ?」という粋な(ベタな)くだりからのステージ登場に、会場は大盛り上がり。だってあのケミストリーの人だぜ? まさか下北沢GARDENのステージに来るとは。金髪でした。煽り方とか上手いし。
堂珍ゲストでは2曲披露。上木選曲によるSatisfactionと、堂珍選曲によるHelter Skelterでした。(彼の)歌唱は、見事の一言ですね。とりわけ声の厚みにはびっくりで、ハイトーンで歌っていても全然細くならないのよ。当時CHEMISTRYは好きではなかった(むしろ苦手な部類)けど、こりゃ凄いわ。
あ、そうそう、Helter Skelterの時は、今までセーブしていた力を全面開放するかの如く叩きまくる、前田のドラミングが凄まじかったです。


やっぱりセトリには入ってくるよねというBounce, Bounce, Bounceでバンドは一旦退場しましたが、まだやってない曲はあるわけでして、ダブル・アンコールとなりました。
しかし、色々ライブに行ってますけど、ここまで揃わないアンコール呼び出しは初めてですよ(笑)。通常の「アンコール!アンコール!」組に加えて、「カミキ!カミキ!」って言いたい人と「ヘイ!ヘイ!」って言いたい人が混在してもうグダグダw テンポもバラバラだしなw それでも出てきてくれたバンドに感謝です(苦笑)

このダブル・アンコール、Are you happy now?を演奏する前だったかどうか覚えていませんが、それまでも繰り返し感謝を言葉と仕草で伝えていた彼女が、改めて尺をとって挨拶する場面がありました。最終的には、10年間色々あったけど、今ここでステージに立って音楽をやれていることへの想いやファンや関係者への感謝を述べたものと理解していますが、レーベル移籍や音楽活動の休止について、ここまで赤裸々に話すとは思いませんでした。その作られた言葉じゃない、生々しさに胸を打たれた。

ラストはこの曲しかないでしょう。
イントロに被せるようにして、改めて感謝を伝え、最後に一緒に歌いましょうと述べる上木の姿が涙で見えん。
もう君だけを離したりはしない
この曲を聴いてこみ上げてくる切なさはなんなんだろな。特にライブ・ヴァージョンでのそれは涙腺直撃型だ。

上木の歌唱については、好調ではあったし、昔の音域高めの曲に関しても問題ありませんでしたが、絶好調の彼女からしたらもっとロングトーンは伸びやかであってもおかしくないな、とは感じました。少しだけ。
ただパフォーマンスはいつも通り、立ち姿から表情、指先の動きまでもう完璧なかっこよさを体現していたし、それがまたわざとらしくないところもサイコー。
上木彩矢、めちゃくちゃ好きだわ。


夢のような時間でした。

思い入れこそが、最高のライブになるための最重要の材料なのでしょうか。

「フロアの一体感」みたいな言葉はよく言われることですし、ウチもブログの中で割と頻繁に使ってますけど、ステージから放たれる音を受け止める時は、自分一人だけ。同じ空間にいる人でもそれぞれちょっとずつ違う位置からステージを観ているし、同じ曲を聴いてもそれぞれ違う経験をしてきた一人一人、感じ方が違うはずだから。それはライブだけじゃなくて、普段スピーカーからイヤホンから流れてくる音楽を聴いている時もそう。
一対一の関係性。
それが観客の数だけ、聴き手の数だけ存在する。
CDを聴いて、ライブを観て、人と同じような感想になったとしても、その関係性の“形”はちょっとずつ違うはずだし。ただ、その関係性に似たような“形”が多い瞬間があって、そういう時に「一体感」と呼ぶ感覚が生み出されるんだろうか?

そんな「一体感」を感じるライブは素敵な体験になることが多いですが、この日に限っては一体感とかまるで考えませんでした。別に他人の盛り上がりはあんまり意識していなくって、ライブ中は自分の思い入れに照らした「一対一の関係性」に意識が向かってた。「夢」は一人で見るものだしね。

演者の想い。
観る側の想い。
片方だけではなく双方の想いが強く、かつその二つが強く結びつく時、いや、結びついたように錯覚される時、一対一の関係性が特別なものに変わる。
上木彩矢は特別ですよ、私にとって。
あと10年は戦えるわ。

<セットリスト>
01.ピエロ
02.傷だらけでも抱きしめて
03.眠っていた気持ち 眠っていたココロ
04.ミセカケの I Love you
05.youthful diary
06.248 Mile

07.Starry Heavens (day after tomorrowカヴァー)(with misono)

08.君去りし誘惑
09.星の降る夜には

10.低リクエスト・メドレー・コーナー
 Communication Break~
 Revolver~
 believin' your heart...~
 A constellation~
 フレンズ~
 明日のために~
 Crash

11.W-B-X ~W-Boiled Extreme~ (with TAKUYA)

12.Secret Code
13.I Sing This Song For You
14.世界はそれでも変わりはしない

ENCORE1
*** 10周年お祝いビデオレター ***
15.Satisfaction (with 堂珍嘉邦)
16.Helter Skelter (THE BEATLESカヴァー) (with 堂珍嘉邦)

17.Bounce, Bounce, Bounce

ENCORE2
18.Are you happy now?
19.もう君だけを離したりはしない