【 四面[凄]歌 #3 】 吉祥寺CRESCENDO (2018/8/12)

20180812_四面凄歌3_吉祥寺crescendo

GRAND FINALEのライブを観に行ってきました。
吉祥寺CRESCENDOの「四面凄歌」という4マン・イベントで、各バンド50分ステージ。先月、シェーンベルクを観たのもこのイベントでしたね(レポは→コチラ)。
そういえば前回、久しぶりにクレッシェンドに行ったときに気づきましたけど、いつの間にか照明装置が増強されていました。古いハコに似つかわしくない(失礼)、LEDレーザーやビカビカ光るやつが導入されてた。


GRAND FINALE
3番手のGFが始まる直前にイン。
観るのは3月の主催ライブ(レポは→コチラ)に次いで2回目です。今回は、DrにIOSISのKENSHOを、KeyにPapilio EffectusThunder FallのAOIを迎えた、新編成による初ステージとなります。

前回、YOKO(Vo)の衝撃的な歌唱力&表現力と、想像の遥か上をゆく熱い演奏に度胆を抜かれました。こりゃあすげぇ、と。そして2回目でも、やっぱすげぇと思いました。
新衣装によりアサシン化が進行したYOKOは、やはりサイコー。しっかりした実力を持った歌い手が気持ちを込めて丁寧に歌い上げるんだから、これはもう鬼に金棒。ほんとに素晴らしいヴォーカリストですよ。ぎこちないステ-ジングでさえ気にならぬ。(←少し気になってるw)
あとね、彼女、歌う時にデカい口を開けてるのがいいよね(笑)。Graham Bonnetの例にもあるとおり、ステージ上に大口を開けている人がいるだけで、一定以上のエキサイトメントは提供できるわけですよ。ビッグ・マウスは燃えるんだよ。その点、GRAND FINALEの場合はヴォーカリストであるYOKOだけでなく、YASU(Ba)も大口開けながら前に乗り出してくるようなステージングですから、大口×2倍。これはね、つよいです。
その2人に対して、ツボを得たプレイを繰り出してくるイケメソ=HIRO(Gt)の静かな佇まいの対比が、なんだか面白いのよね。

さて、新編成。
新メンバー。
前任である(というか、初めからヘルプだったのかしら)SHUNJIは、バンドにガッツンガッツンと推進力を与えてゆくスーパー・ドラマーでしたけど、KENSHOは的確なプレイをする人という印象ですね。ダラララ~と流れるようなバスドラが特徴的だったかな。前任が化け物クラスの名手だったので比較するとすれば分が悪いですが、メンバー交代の違和感はごく少ないので安心しました。これからライブ数を重なることで、もっと馴染んでゆくことでしょう。あと、パッと見、金髪女子に見えるわ彼(笑)

GFのライブを観た多くの人が感じていたであろう、「専任鍵盤奏者がいればなぁ」という思い。AOIの加入によってそれが実現したことの威力は、殊のほか大きかったですね。従来通り同期音源は使用していますから楽曲のムードは全く損なわれていないうえ、やはりこの手のシンフォ・サウンドに生鍵盤の組み合わせは強力無比です。鬼に金棒パート2だわコレ。ストリングス(同期)とピアノ/シンセ(生)の共演が可能になったことで、アンサンブルに厚みと深みが出たし、他の楽器との絡み等、演奏面での自由度は今後格段に増すでしょう。技巧面での不安要素は無い人だけに。

そうそう、この5人編成で作られたという新曲This is amazingがさっそく、「Keyソロ~Gtソロ~テーマメロをハモり」という、今までは編成のせいで出来なかった間奏を盛り込んでおり、嬉しくなっちまいましたよね。曲自体も明るめのメロディを持つ良曲で、YASUの作曲センスを再確認できましたし。

楽器が一つ増えたうえに演奏者も変わりましたが、今回もしっかりとまとまったバンド・サウンドを聴かせてくれました。音響的に有利なフロア後方で観ていたからってのもありますけど、各楽器がクリアに分離されて聞こえたし、一つのパートが過剰になることもなくバランスが取れていた。同期とKeyの住み分けもしかり。正にプロの音ですわ。
驚異的なMCタイムの間の悪さを発揮するバンド(というか、YOKO笑)だけに、告知を少なめに次々と曲を繰り出す進行も正解だったと思います。同期の操作のせいでしょうか、曲の入りがバタついた場面がありましたけど、些細なことでしょう。今後、ワンマンができるような長いセットをどう作り上げてゆくかというのは、課題だと思いますけどね。

バンドの“これから”が楽しみになるステージでした。
一番好きなPromiseは今回も聴けず…でしたので、次回以降に持ち越しィ。
<セットリスト>
1.The Master of My Fate
2.Fanatic
3.Perfect World
4.Nobody Knows
5.This is amazing (新曲)
6.With Wolves
7.孤独の花


絶対倶楽部
トリ。ライブを「倶楽部活動」と称する5人組ガールズ・バンド。通称「ゼックラ」。…なのかどうかは知らんが、そう呼ばれてますわね。
SNSを眺めていると着々とファンベースを拡大しているように見受けられますが、管理人は今回初めて観ます。Keyの瑠美奈のプレイもVRAINを抜けてからは初めてってことで久しぶりー。

さて幕が開きどんな音とステージを届けてくれるのかと思ったら、Voがデーモン閣下で、Baがゼノン石川和尚で、GtとKeyとDrがベビメタだった。で、閣下の高笑いとともに始まった1曲目が、聖飢魔ⅡFIRE AFTER FIREだった。
何を言ってるのかわかんねーと思いますが、私も最初何をやられているのか、分かりませんでした。
どうやらこの日がBaのゼノン石k…、じゃなくて一ノ瀬の誕生日だということで、彼女の意向で大好きな聖飢魔Ⅱオマージュな衣装&メイクによるステージになったようです。それに乗っかったのが、Voのデーモン閣下=天鶴で、あと3人は余ったからBABYMETALにしたという、冗談ともつかない説明をしていました。

で、ライブの初めだけ悪魔オマージュなのかと思ったら、天鶴がずっと閣下っぽい喋りでショウを進行するもんだから、彼女(およびバンド)の普段のステージがどんなものなのか、最後まで分かりませんでした(笑)。
ただ、少なくとも天鶴が器用な“役者”であることは判明しました。彼女、見事な成り切りっぷりと声の使い分けでした。歌が上手いというより、芸風(と言っちゃあ何だが)が広い。そして、客のノセ方、ライブ進行が抜群に巧いです。天鶴のリードに加え、ステージ狭しと動き回る楽器隊が掛け声型のコーラスを入れまくるもんだから、ライブのテンションは異様に高い。
おまけに、楽曲が観客参加型といいますか、あちこちに一緒になって盛り上がるパートが設定されています。メンバーの「思いきりの良さ」のあるステージングも相まって、そりゃあ盛り上がりますわ。

もしかしたら、来月出る1stフルアルバムのタイトルが「キマイラ」だというのが、音楽性やバンドのあり方を端的に表しているかもしれません。彼女達が何を想定してこの合成獣の名前をつけたのかは分かりませんが、色んな音楽要素をコラージュさせた感触は強いです。しかもそれら雑多な要素が綺麗にまとまっているんじゃなくて、どこかイビツで異形な様相を呈しているんだから、やっぱキメラなんだよなぁ。
ファンキーな曲調に突如ぶっ込まれるクラシカルなKeyフレーズなんてなかなかのインパクトです。また、キメラっているとはいえ、GtとKeyのハモりはパワーメタル調にクッサクサだったりと、個々のフレーズは(良い意味で)ベタなので、さほど実験的には感じないんですよね。とっつきやすい。
それら楽曲が、メタルバンドともアイドルともヴィジュアル系ともとれるライブのノリと合わさって、何だか楽しい空間になっていました。メンバーの「面白いと思うことを全部やってやろう」という心意気を感じるというかね。アンコールで瑠美奈が(ステージじゃなくて)フロアのド真ん中でプレイしたりと、そんな自由さも気持ち良い。
Keyを除いてやりたいことに技量が追いついてなかったり、アンサンブルのまとまりに物足りなさを覚えたりもしましたが、それよりも面白さが大きく勝っていたステージでした。



終演後、この日から会場限定で発売となるGRAND FINALEのシングルを購入。危なく売り切れる寸前、ギリギリのところでゲットだぜ。
次のGFライブは、11月17日(土)、同じ吉祥寺CRESCENDOとのこと。


スポンサーサイト

年間ベスト 目次

【年間ベスト】カテゴリの記事の目次になります。
常にこのエントリがカテゴリのトップにくるように更新していく予定です。

私がHR/HMを聴き始めた1997年より古い年に関してはほとんどが後追いで聴いた音源になります。ですので、「その年に発表された音源で私が好きなもののランキング」と考えていただければ幸いです。

 2017年  2016年  2015年
 2014年  2013年  2012年  2011年  2010年

 2009年  2008年  2007年  2006年  2005年
 2004年  2003年  2002年  2001年  2000年

 1999年  1998年  1997年  1996年  1995年
 1994年  1993年  1992年  1991年  1990年

 1989年  1988年  1987年  1986年  1985年
 1984年  1983年  1982年  1981年  1980年 

 1979年  1978年  1977年  1976年  1975年
 1974年  1973年  1972年  1971年  1970年
 
 1969年以前

 ※リンクをクリックするとそれぞれの年の年間ベスト記事に飛びます。


年間ベスト 2017年

2017年の印象に残ったアルバムと楽曲とジャケットをランキングにしてみました。
対象は、2017年に発表されたCDのうち、この記事を書くまでに私が購入した154作品です。

…って、今頃前年のベスト記事ですかっ!?
もう2018年も半分以上終わってますわよ。


【アルバム】

1、LOVEBITES 「AWAKENING FROM ABYSS」
lovebites_awakeningfromabyss.jpg 記事は→コチラ
衝撃の超新星。メロディック・メタルの美味しいところをありったけブチ込んだ、楽曲粒ぞろいの傑作。逸材asamiの歌唱が懐古趣味に陥るのを回避しているのも◎

2、ARCH ENEMY 「WILL TO POWER」
archenemy_willtopower.jpg 記事は→コチラ
枯れない美旋律の源泉、その名はMichael Amott。
やっぱすげえよお兄ちゃん。
やっぱすげえよアチエネ。
こっそり弟くんも参加だぜ。

3、KAMEN RIDER GIRLS 「invincible」
kamenridergirls_invincible.jpg 記事は→コチラ
可愛い曲からカッコイイ曲まで、爽やかな曲から熱い曲まで、全編がフックだらけ。楽曲個々の輝きとアルバム通しての統一感を両立させ、高い歌唱力・表現力でまとめたら、無敵の一枚ができちゃった。

4、SERENITY IN MURDER 「THE ECLIPSE」
serenityinmurder_theeclipse.jpg 記事は→コチラ
圧倒的な完成度を誇る最高傑作。慟哭メロディの殺傷力もさりながら、末端まで意識を巡らせた細やかさが素晴らしい。特に鍵盤アレンジのセンスは図抜けている。
残念ながらEmi(Vo)が脱退してしまうことに…。

5、KREATOR 「GODS OF VIOLENCE」
kreator_godsofviolence.jpg 記事は→コチラ
メロディック&ドラマティックなスラッシュをブチかますことにかけては右に出る者のいない、王者による大傑作。崇高にして野蛮、驚異的なテンションの高さに平伏せよ!

6、BEAST IN BLACK 「berserker」
beastinblack_berserker.jpg 記事は→コチラ
かつてこれほどガッツポーズせざるを得ない古巣への当てつけがあっただろうか(笑)。野獣の帰還は我々が望んでいた最高のかたちで果たされた。

7、GALNERYUS 「ULTIMATE SACRIFICE」
galneryus_ultimatesacrifice.jpg 記事は→コチラ
さらに悲哀度を増したコンセプト作・続編。湧き上がるSYUの創造力には驚くばかりです。バンドの技巧の高さと雄弁さは言わずもがな。

8、摩天楼オペラ 「PANTHEON -PART 1-」
摩天楼オペラ_pantheon1 記事は→コチラ
従前の強みであるメロディの魅力に加え、JaYの弾きまくりが炸裂する“ギター・アルバム”。「PART 2」も素晴らしいが、聴いた時のインパクトの大きさゆえに、あたしゃあこちら推しで。

9、BAND-MAID 「Just Bring it」
bandmaid_justbringit.jpg 記事は→コチラ
メジャー1stフルは、自らの美点を失わず成長の跡を刻んだ傑作に。メンバーの書いた曲が3分の2、外部ライターによる曲が3分の1。ポップスとラウドロック、大衆性とマニアックさ、萌えと燃えが、危うくも最高のバランスを保っている。

10、ALMANAC 「KINGSLAYER」
almanac_kingslayer.jpg 記事は→コチラ
デビュー作から完成度を爆上げさせてきた、天才Victor Smolski様率いるパワーメタル集団による2nd。キャッチーさと即効性が増し、さらに魅力的なバンドになりましたね。

次点、ulma sound junction 「imagent theory」
ulmasoundjunction_imagenttheory.jpg 記事は→コチラ
テクニカルなのに無慈悲じゃない。むしろ温かい。様々な音楽要素を飲み込んだulma soundに身を委ねていると、物語世界を辿っているような、旅をしているような感覚になる。その心地良さよ。


【楽曲】

1、Pumpkins United (HELLOWEEN)
南瓜でしかありえないメロディに、自身の歴史を辿った歌詞に、個性溢れるトリプルVoに、クレジットされたメンバーの名前に、イチイチ感激してしまう奇蹟の一曲。ありがとう!どうもありがとう!

2、Edge Of The World (LOVEBITES)
南瓜連合のせいで1位を逃したが、これは完璧に管理人好みの名曲。後半の劇的な展開が美しい…。

3、The Long Goodbye (sugar'N'spice)
涙腺直撃型必殺バラード。歌メロの切なさが胸を締めつけ、諦念を湛えた歌唱とViolinの響きが郷愁をかきたてる。名曲。マジで名曲。

4、The World Is Yours (ARCH ENEMY)
エクストリーム・メタルに陽性メロディを織り込む手腕に秀でたアチエネさんの新たなキラー・チューン。鮮やかな場面展開に息を呑む。

5、Blind And Frozen (BEAST IN BLACK)
けたたましいシャウト以外は、まるでヒットチャートを席巻する極上の北欧ポップス。非凡なメロディ・センスを持つAnton Kabanen、やはり侮れん…。

6、Future Capture (KAMEN RIDER GIRLS)
陰りのあるメロディに絶妙な疾走感、そして凛とした緊張感。シリアス&カッコイイ系KRGS曲の決定版。

7、TIME (BAND-MAID)
小鳩ぽっぽの切ない歌唱が光る、胸キュン哀メロチューン。メイドさんの中では主流じゃない曲でしょうけど、こういうのが好きなんですっぽ。

8、Lily (ヤなことそっとミュート)
作り手の拘りと引きの美学が、切なさとひたむきさを引き出した。MVがまたいいんだ。

9、Silver Memories (ulma sound junction)
鎮魂歌。他人には窺い知れないほど複雑にうずまく感情を、曲に込めて表現する。それを見事成し遂げた彼らの音楽人としての懐の深さに、最大限の敬意を払いたい。名演。

10、YO-SO-LO ! (KAMEN RIDER GIRLS)
脳内に確固たる“船出”イメージを作り上げる、ヴィジュアル喚起力が最高。盛り沢山な要素をまとめあげた作曲術も最高。ライブでの完全燃焼感もこれまた最高。

次点、Kingdom Of The Blind (ALMANAC)
一緒に合唱せよとばかりに三声で迫ってくる力強さこそ、パワーメタルの鑑。分かりやすくヒロイックなメロディはジャスティス。


【CDジャケット】

1、Leprous 「MALINA」
leprous_malina_l.jpg
宇宙を感じさせるアートワークは好きなんですよ。めいっぱい浪漫を感じるコレ、最高でしょ。

2、ヤなことそっとミュート 「BUBBLE」
ヤなことそっとミュート_bubble_l
これがアイドルCDのジャケなのか。どこぞのエクストリーム・ミュージックか前衛音楽かという不穏さに痺れる。

3、NE OBLIVISCARIS 「URN」
neobliviscaris_urn_l.jpg
美麗で根暗なコラージュ・ジャケ万歳! このバンドのセンスは裏切らない。

4、predia 「Ms. Frontier」(TYPE-A)
predia_msfrontier_l.jpg
なんという艶めかしさか。弦楽器に見立てた青山玲子の背中にドキッとさせられる逸品。モノクロってのがまたいいんだよなぁ。

5、SERENITY IN MURDER 「THE ECLIPSE」
serenityinmurder_theeclipse_l.jpg
なんだか中二ゴコロをくすぐるモチ-フの集合体みたいなジャケですけど、カッコイイんだから仕方ない。


【2017年の感想】
2017年を総括する言葉なんて浮かんできません。もう半年以上も前なんで、今年の記憶とごっちゃになってどんな年だったか忘れちゃった(笑)。
ただ例年の同順位の作品に比べると、お気に入り度はやや低めかなーという印象です。2016年に管理人的目玉作が多くリリースされたせいか(結果は→コチラ)、はたまた2018年に持ち越されてしまったか…? とはいえ、その感覚は非ッ常ーに些細なものですし、2017年も数々の素晴らしい作品に出会えたことには感謝の気持ちしかございません。
アルバム部門は以下、FEEL SO BADMORS PRINCIPIUM ESTBATTLE BEASTDRAGONFORCEPAIN OF SALVATIONZIGGYパスピエ「&DNA」喜多村英梨「Revolution 【re:i】」SIN ISOMERと続きます。

楽曲部門。
キラー・チューンがざっくざく見つかりました。どの曲を入れようか迷うのはいつものことですけど、今回もまぁ迷いまくりましたね。「このアーティストはコレを入れたからアレを外そう」みたいな“政治的”判断が介在するのもいつもどおり。
1位にした南瓜連合軍のコレは、「2017年に発表されたCD」という基準からは逸脱しますが、このタイミングでしか入れられないですからね。特別な例外ということでお願いします。Pumpkins Unitedにはそれに相応しいインパクトとクオリティがあったと思いますし。
12位以下、B'z/Purple Pink OrangeKAMIJO/カストラートpredia/Close to youCROSS VEIN/Split the DarknessBEAST IN BLACK/Zodd The ImmortalKREATOR/Gods Of ViolenceMAHATMA/WITH LOVE IN MY HEART ~君と共に~ARCH ENEMY/Dreams Of Retribution摩天楼オペラ/ExcaliburMORS PRINCIPIUM EST/Death Is The BeginningNoGoD/Arlequinと続きます。ガルネリはタイトル・トラックをはじめ強力なものが揃っていましたが、今回も曲単位でピックアップするのはやめました。

CDジャケット部門は、他にもBAND-MAID「Just Bring It」MORS PRINCIPIUM ESTPARADISE LOSTベッド・イン「男はアイツだけじゃない」(初回限定盤)が候補でした。ワーストはもちろんLOVEBITES1stフル。


最後に、ランク外だったものの印象に残ったアルバムと楽曲を列記しておきます。

【その他印象に残ったアルバム】
AUGUST BURNS RED「PHANTOM ANTHEM」
THE DARK ELEMENT「THE DARK ELEMENT」
DRAGONFORCE「REACHING INTO INFINITY」
eleanor「Mellow Songs」
FEEL SO BAD「PENTAGON」
FIREWIND「IMMORTALS」
Hallatar「NO STARS UPON THE BRIDGE」
ICED EARTH「INCORRUPTIBLE」
lynch.「SINNERS-EP」
MAHATMA「WITH LOVE IN MY HEART」
MASTODON「EMPEROR OF SAND」
MORS PRINCIPIUM EST「EMBERS OF A DYING WORLD」
NE OBLIVISCARIS「URN」
Octaviagrace「Polyhedra」
OVERKILL「THE GRINDING WHEEL」
PAIN OF SALVATION「IN THE PASSING LIGHT OF DAY」
PRIDE OF LIONS「FEARLESS」
Purple Stone「赤と青」
RAGE「SEASONS OF THE BLACK」
Rakshasa「六道羅刹」
SERENITY「Lionheart」
SIN ISOMER「BURST Into ISOMER」
SONS OF APOLLO「PSYCHOTIC SYMPHONY」
sugar'N'spice「Alright」
TRIVIUM「THE SIN AND THE SENTENCE」
Versailles「Lineage ~薔薇の末裔~」
ZIGGY「2017」
喜多村英梨「Revolution 【re:i】」
黒薔薇王国「Black Roses」
パスピエ「&DNA」
摩天楼オペラ「PANTHEON -PART 2-」
ヤなことそっとミュート「BUBBLE」
和楽器バンド「四季彩 -shikisai-」


【その他印象に残った楽曲】
Don't Break Away(ANTHEM)
Blood In The Water(ARCH ENEMY)
Dreams Of Retribution(ARCH ENEMY)
The Eagle Flies Alone(ARCH ENEMY)
Lifeline(AUGUST BURNS RED)
The Fifth Angel(BEAST IN BLACK)
Zodd The Immortal(BEAST IN BLACK)
Purple Pink Orange(B'z)
Split the Darkness(CROSS VEIN)
Dead To Me(THE DARK ELEMENT)
Clear the Way (December 13, 1862)(ICED EARTH)
mademoiselle(KAMIJO)
カストラート(KAMIJO)
B.A.T.T.L.E G.A.M.E(KAMEN RIDER GIRLS)
PEOPLE GAME(KAMEN RIDER GIRLS)
Reason for(KAMEN RIDER GIRLS)
Time of Victory(KAMEN RIDER GIRLS)
Gods Of Violence(KREATOR)
Totalitarian Terror(KREATOR)
Burden Of Time(LOVEBITES)
WITH LOVE IN MY HEART ~君と共に~(MAHATMA)
Death Is The Beginning(MORS PRINCIPIUM EST)
Intra Venus(NE OBLIVISCARIS)
Arlequin(NoGoD)
The Passing Light Of Day(PAIN OF SALVATION)
Close to you(predia)
禁断のマスカレード(predia)
ヌーベルキュイジーヌ(predia)
The Final Crusade(SERENITY)
Land Of The Rising Sun(SERENITY IN MURDER)
TEARS ~42589~(THE UNCROWNED)
うたた寝の途中(ZIGGY)
月明かりの下で(ZIGGY)
arcadia✝paroniria(喜多村英梨)
Revolution【re:i】(喜多村英梨)
Conscious ~闘う女たち~(ベッド・イン)
Excalibur(摩天楼オペラ)
ICARUS(摩天楼オペラ)
雨のち感情論(和楽器バンド)
空の極みへ(和楽器バンド)



ちょこっと感想 2017年 vol.6

【ちょこっと感想 2017年 vol.6】

augustburnsred_phantomanthem.jpg
AUGUST BURNS RED「PHANTOM ANTHEM」

米国産メタルコア・バンドの8th。メタルコアはあんまり得意じゃないんだけど、このバンドは好き。同ジャンル内で一番好きかも。メロディックなギターが大活躍するバンドですのでね。
弦楽器や管楽器を持ち込んで多彩なアレンジを見せつけた前々作「RESCUE & RESTORE」(2013)ほどじゃないですが、本作もまた一筋縄ではいかない展開を備えた良曲がてんこ盛りです。ギター的にも、クリーンの響きにハッとさせられたり、オケと一緒になって哀感マシマシになったり、練られたバッキングのフレーズに魅かれたり、ヒロイックなGtソロをぶち込んできたりと、良い意味で油断ならん。
このバンドならではの引き出しの多さと複雑な楽曲展開は、勢いが殺がれるという見方もできるかもしれません。でも個人的にはこれくらい緩急がついていないと、一本調子に感じられてしまって楽しめなかったりするんですよね。技巧派にありがちなマニアックで自己満足的な方向に行ってしまわないで、聴き応えと即効性を備えた作品を出してくれる超優良安定株。④Lifeline⑦Coordinates⑧Generationsは名曲といってよいでしょ。傑作!!



cavaleraconspiracy_psychosis.jpg
CAVALERA CONSPIRACY「PSYCHOSIS」

SEPULTURAのMax(Vo&Gt)とIgor(Dr)のCavalera兄弟を擁する、スラッシュ/グルーヴ・メタル・バンドの4thアルバム。SEPULTURASOULFLYもちゃんと聴いてない管理人ですが、このバンドは響くものがあります。Marc RizzoのリードGtがちょード派手でカッコイイから。
…となると必然的に、ファストな曲が好みに合致することが多いわけですけど、本作はその点でも大丈夫。全体的に速いから。⑦Judas Pariahはその極北。でもこのバンド、スピードだけじゃなくて、神秘的な雰囲気の演出や雑食性にも秀でてるんだよなぁ。Maxの素養ですかね。
勢いと気迫と重さと攻撃力に満ちた力作。41分というコンパクトさも◎。



darkelement_thedarkelement.jpg
THE DARK ELEMENT「THE DARK ELEMENT」

NIGHTWISH/ソロのAnette Olzon(Vo)と、CAIN'S OFFERING/元SONATA ARCTICAのJani Liimatainen(Gt)によるバンド(ユニット?)のデビュー・アルバム。リズム隊もCAIN'S~と同じ2人だから、余計にプロジェクト臭がしてしまいますが。
「Anette+Jani」という組み合わせから自然と想像できる、メロディアスな北欧ハードポップ~シンフォ・メタルです。CAIN'S~のような曲もあれば、まんまアネットウィッシュな曲もある。期待に沿った仕上がりとも言えるし、意外性は無いとも言えます。CAIN'S~がそうであるように、本作もまた優等生的な音ですね。
でもAnetteの声がめちゃくちゃいいから、いいの。Janiのソングライティングも彼女の魅力を引き出してるし。文句を言うのは野暮。⑥Dead To Me④Here's To You⑨The Ghost And The Reaperの3曲はかなり強力かと!



rakshasa_六道羅刹
Rakshasa「六道羅刹」

イベンター「Evoken de Valhall Production」の親分にしてEthereal SinのヴォーカリストであるYamaが、こちらではベーシストを務めるRakshasaのデビュー作。Voは元Albionの百合。ミックスとマスタリングを手掛けているのは、DGMのSimone Mularoni(Gt)。
陰陽座をメロスピ化させたような音楽をやってます。バンド・イメージや歌詞(の題材)は和風ですが、音楽的にはそれほど「和」を前面に押し出しているわけでもなく、欧州型のパワーメタル/メロディック・スピードメタルです。ただし歌メロはクサい。このクサさは日本人らしい。…というか同人音楽に通じるところがあるかも。黒猫とふっきーを折衷させたような歌声を持つ(←褒め過ぎだが)百合が、そんなメロディを歌い上げる様はかなり美味しいですね。②慟哭の海⑤月下美人⑥彼岸の月が好き。



ちょこっと感想 2017年 vol.5

【ちょこっと感想 2017年 vol.5】

adagio_life.jpg
Adagio「LIFE」

フランスのプログレ/シンフォ・メタル・バンド、8年ぶりの5thアルバム。今作のVoは、現CIVIL WAR/元IRON MASK…etc…のKelly Sundown Carpenter。
このAdagio、どう考えても自分好みの音を出しているバンドに違いねぇって思うんですけど、毎回々々どうにもハマらない。メロディにピンとこない。曲を構成する各要素、方向性やムード等、完璧に好みのはずなのに…。Voが大好きなDavid Readman(PINK CREAM 69他)のときでさえそうだったから、これはもう親分=Stephan Forte(Gt)のセンスが自分と合わないんだろうな、と。
で、本作。評判が上々だったので、「今度こそ!」と意気込んで聴いてみましたが、が、が………、、やっぱりダメでした(笑)。歌メロがウネウネのたくってるだけに聞こえる。Kellyのパフォーマンス自体は素晴らしいのに。暗く劇的な雰囲気や、時々ブチこまれる強烈な楽器間のぶつかり合いは好きなのに。
…って、アレ? 今年になってからバンド解散してた??



prideoflions_fearless.jpg
PRIDE OF LIONS「FEARLESS」

Jim Peterik(元SURVIVOR/Gt&Key)とToby Hitchcock(Vo)による、メロディアス・(ハード)ロック・バンド?ユニット?の5thアルバム。Tobyはメロハー界で最も好きなヴォーカリストかも。クリアで爽やかなタイプより、ガッツィーで熱いVoが好みなのよね。
前作「IMMORTAL」(2012)でしっとり落ち着いてしまった感のあったPoLですが、本作で快活さと熱さが戻ってきています。これがガッツポーズもの。前作が良くなかったわけではないけれど、求めていたPoL像に近いのはこちらかな。Peterikが作る気品のあるメロディはやはり素晴らしいし、硬軟のバランスが秀逸です。ジャケに表現された力強さとたおやかさは、正確に内容を表したものと言えそう。個人的には3rdと2ndに次ぐ出来じゃないかと感じます。



sonsofapollo_psychoticsymphony.jpg
SONS OF APOLLO「PSYCHOTIC SYMPHONY」

スーパー・バンドと言って差し支えないでしょう。Mike Portnoy(Dr)+Derek Sherinian(Key)+Billy Sheehan(Ba)+Jeff Scott Soto(Vo)+Ron“Bumblefoot”Thal(Gt)という、「元○○」とか「現△△」とか注釈を付ける必要がないほどの著名ミュージシャン達によるニュー・バンドのデビュー作。
とはいえ、管理人の好みからすれば多分にアメリカ的な音が想像できるので、それほど興味をそそられるメンツではありません。そんななか、決め手となったのはJeffがヴォーカルだってことですね。Jeffのキャリアの中でもメロディック・メタル(特に北欧)に通ずる要素を期待してしまいますから。
結果的には北欧っぽさはほとんど感じず、それこそDREAM THEATER以上にドリムシっぽい夢劇場が繰り広げられております。期待とはちょっと異なりましたが、James LaBrieよりJeffのほうが歌い手として自分の好みに近いということもあって、正直、マイキー脱退後のDTより好きですね。美しさでは「本家」に引けを取るけど、面白さなら断然こっち。「クラシカル」とか「シンフォニック」と評される音ではなく、ロックのルーツを遡るようなダイナミックさが光ります。自由で奔放。技巧的なんだけど豪快で大胆。綺麗にまとまり過ぎないワルなムードや大人の遊び心を感じます。そして、このやんちゃさこそがマイキーだったんだなぁ…と再確認するのです。力作。



unveilraze_nine.jpg
Unveil Raze「NINE」

名古屋産エクストリーム・メタル・バンドの1stアルバム。全編英詞。
高い演奏力、大々的にフィーチャーされた流麗なツインリードGt、輪郭のはっきりした明朗な歌メロ、漢臭く重ねるコーラス。こいつァかっけぇ!! すごいバンドを知ってしまった!
…と初聴時のインパクトの大きさに興奮したものの、曲が似てる、というか曲が発するムードがどれも似通ってるのが玉に瑕かな。スケールの大きな⑨Why Are You Hereを筆頭に、幅が出てくるアルバム後半の曲が好みです。