PASSPO☆ 『 歌って踊って奏でる対バンツアー ~Road to 中野サンプラザ~ 』 中野サンプラザ (2018/9/22)



アテンション、プリィィィィィィィイイイズ!!

2018年9月22日、PASSPO☆着陸。
最後のフライトである。

解散を発表したのが5月(記事は→コチラ)。そこからあっというまのEveryday、4ヶ月が経ってしまいました。最後の舞台がアイドルの聖地、中野サンプラザというのが良いですね。有終の美という感じがするので。おそらく「解散」という決断をする前から決まっていた、ただ単にツアー・ファイナルの場所というだけなんでしょうけど、何だか運命的なものを感じる。
…というより、そう感じたい自分がいるだけだな。
ちょいとヲジサン、センチメンタルになってますPO☆
クルーは先月のprediaねーさんとのツーマンのとき(感想は→コチラ)でも、あっけらかんとしてましたけどね。

取り壊すまでにあと何回来るのか、中野サンプラザにイン。会場をウロウロしなかったのでまるで気づかなかったんですけど、2階ホールには歴代の衣装が展示してあったようですね。
席(1階真ん中あたり上手寄り)に着いてステージセットを見た瞬間、興奮しました。
機 材 ( 楽 器 ) が あ る !
こりゃあグラクル(バックバンド=The Ground Crew)きたな!!


湿っぽさ皆無のあいぽん(根岸愛)の搭乗アナウンスと、そこに絡んでくる他のクルーの茶々入れっぷりが、いつもどおりなんだろうけどなぜか余計に“最後”を感じさせます。
「心のシートベルトをお締めください」
締めつけられてますとも。

最後のフライトに選ばれた衣装は、ラスト・アルバムとなった「Cinema Trip」(2017)の水色のもの。それを勲章とタスキでグレードアップ。
因みに、訊かれてないけど答えるならば、管理人の好きな衣装はシングル「Growing Up」のジャケのものです。次点で「サクラ小町」かな。大人っぽいのがすき。ここ最近の衣装はあまりに可愛い路線で、というか子供っぽすぎて受けつけなかったので。ポイントは足元な気がしますね。靴&靴下。PO☆の場合、ねーさんと違って、フライトではヒールを履いて踊るわけじゃないんだけどさ。

1曲目がデビュー曲のLet It Go!!で2曲目がメジャー・デビュー曲の少女飛行って、もういきなり胸に迫ってくるものがある離陸だからズルい。限りなくズルい。ラスト・フライトのセットリストは、クルー7人と振付師の竹中夏海先生とで考え、“これぞPASSPO☆”という曲を選んだとのこと。

何かおかしいぞと感じたのが、夏空HANABIの後にWINGが始まった瞬間です。
PO☆随一のハードロック曲の登場にウイングキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!って興奮するものの、同時にアタマに上ってきたのが、「この曲こそグラクルと一緒にやるやつじゃね?」っていうこと。
そこに至ってようやく自分の勘違いに気づいたのです。
こ の 機 材 は B A N D P A S S P O ☆ 用 だ 。

 (遅)


そりゃあそうですよね。
近年はずっと自分たちで演奏するバンド形態での活動を(並行して)推し進めていたPASSPO☆ですし、そもそもこのツアーって「対バンツアー」だし。そんなことまで考えが至らなくても、注意して見りゃあ(あいぽんの)キーボード台はあるし、グラクル・メンバーが演奏する楽器とは違うし、トリプルGt分の機材が揃ってないし、Drセットの大きさの違いなんて一目瞭然じゃねーか。
結局ヒトは(というかオイラは)自分の都合の良いようにしか物事を見ないんだなぁ…等と、京極夏彦せんせの『姑獲鳥の夏』のトリックを思い出したりしました(笑)

いやー、ガックリだわー。
勝手に盛り上がって勝手に落ち込んだわーw


でもですね、そんな自分だけのショック状態から(少し)回復すると、気づかされるのはセトリのネ申っぷり。
PASSPO☆最大の武器である(と思ってる)楽曲のつよさ、これが如何なく発揮されまくった構成は贅沢過ぎます。なんなんだこの畳み掛けは。会場のどこで観ていようが関係なく、こりゃあ全席ファースト・クラスだよ。
管理人の好きなPO曲はユニバーサル時代に偏っているので、全部そこからでも構わなかったんですけど、インディーズ時代から最新作まで万遍なく網羅した、総決算的なものだった点もパッセンジャーにとっては嬉しかったのでは。聴きたくても聴けなかったのは、Fairy TaleWith XXXXサクラ小町BEAST IN YOUGrowing Upあたりかな。逆にそれ以外は概ね聴きたいものを聴くことができた。
名曲だらけだよPASSPO☆

OTODAMA SEA STUDIOで観たときに、メンバーの名前をコールするパッセンの声のデカさに少々ウンザリさせられたんですけど、さすがにこれだけ大きな会場ともなると、それほど支障はありませんでした。音響設備は整ってるし、しっかりしたPAさんがコントロールしてるんでしょうから、ヴォーカルのヴォリュームが足りないってこともないし。近くの席にやたら大声でコールする人がいなかったってのもありますけどね。
また、ステージが大きいので、楽曲に合わせたフォーメーションの変化で魅せる、竹中せんせの振り付けが映えること映えること。


BAND PASSPO☆にかなり時間を割いていましたね。セトリのおよそ3分の1。それだけ彼女たちの中でバンドをやるってことが大きく占めているんでしょう。それは途中のMCでも表れていましたし、グループにとって重要であろう代表曲をこのセクションでバンバン披露しまくった姿勢にも表れていたと思います。
PASSPO☆らしさの塊とも言えるマテリアルGirl~初めてバンド形式で披露された記念すべきシングル曲Perfect Sky~切なさ全開の爆走キラーチューン向日葵という三連発には痺れましたね。Perfect Skyでは、スクリーンに歌詞とお披露目イベントの時の模様が映し出されて、もう泣くしかねぇ。「I don's wanna cry」とか言われても泣くしかねぇ。もりし(森詩織)のまっすぐ響く歌声に泣くしかねぇ。あまりの名曲っぷりに泣くしかねぇ。

しかしバンPO☆、予想していたのよりずっと演奏がしっかりしています。アンサンブルの圧は強くないけど、その分ちゃんと勘所を押さえており、的確。PAさんの手腕もあるでしょうけど、そこらのインディーズのバンドよりずっとまとまってる。
あとこのバンド体制、メインVoであるもりしとタンバリン担当(?)のなちゅ(岩村捺未)が、必然的にフロントマンになる(あいぽんもショルキー持って前に出てくるけどね)ってことに今さらながら気づいて、なちゅらーとしては鼻息が荒くなった。キャンディー・ルームではVoの2人が客席を歌いながら歩き回った(もりしは2階席まで!)んですけど、なちゅが2mくらいの距離に来たときには鼻息がモア荒くなりましたね。キャワイイ!!


PASSPO☆の音楽を愛でながらも、管理人がフライトにあまり足を運ばなかったのは、BAND PASSPO☆体制へと移行する時期と「アメリカン・ガールズ・ロック」を打ち出して(力強くも)キュートなイメージへと変わっていった時期が重なったからです。そこに自分の嗜好とのズレを感じたので。
PASSPO☆The Ground Crewの「HR/HMバンドを従えたアイドル・ユニット」という構図は、BABYMETALが登場する以前からのものだったし、個人的にはその路線やイメージの打ち出し方で彼女たちがどこまで躍進するのか、そういう未来を見てみたかった気はするんです。グラクルは世界一華のあるバック・バンドだと信じてますし。
でもクルーがやりたかったのが、グラクルにバックアップを任せる体制じゃなくて、自ら演奏するというBAND PASSPO☆だったんだからしょうがない。やりたいことをやるのがPASSPO☆だったんだからしょうがない。

やりたいことをやる。
辛そうなところを一切見せずにやる。
まず自分たちが楽しんでやる。
良いものを作ろうと奮闘する。
すると、周りの人が自然と協力する。

これね、学芸会ですよ。
文化祭だよこれ。
PASSPO☆のフライトの場合、体育祭みたいなノリも大いにあるけど。

ステージでのパフォーマンスを「学芸会」なんて言っちゃうと、まるで褒めてるようには聞こえないんでしょうけど、このラスト・フライトから私が受けた印象は、 「最強の学芸会」 というものです。
手作り感が満載。ステ-ジ・セットというより飾り付けと言いたくなる舞台装置もしかり。選曲もしかり。
中野サンプラザの大ホールが教室の一室に変わったかのような、そんな親密で愛すべき空気に包まれていました。

技巧の高さやメッセージ性の強さではなく、個々のメンバーの持ち味を大事にして、ひたすら“らしさ”を貫いた、あんまりプロっぽくないアイドル。
最後のステージだっていうのにフォーメーションがキマらなくてオタオタしているところも、一人がMCで喋ってるところを横から茶々入れるところも、ダンスの途中でイチャイチャしまくるところも、炭酸ガスの特殊効果を紹介するのをミスって「これ一発2,000円なんだよ!」ってあいぽんに怒られてるところも(なちゅ)、特効が吹き出す場所を把握してなくて目の前でブシュー!ってなってビビってるところも(なちゅ)、【懐かしのメドレー】コーナーで選ばれた5曲をどう繋ぐかをその場で公開リハーサルし始めるところも、全部々々、彼女たちらしい。

彼女たちらしいと言えば、というかあいぽんらしいと言えば、PASSPO☆魂(ますぽだま)のくだり。

(今までPASSPO☆で得たもの)
私はコレを(グイッと拳を突き出す)「PASSPO☆魂」と書いて「ぱすぽだま」と名付けました。

なので皆さん、今日PASSPO☆が終わってね、プロフィールとか色々変えると思いますけど…、
最後に項目、「持ち物」と書いて「PASSPO☆魂」と書いてください。

関係者の皆さんも名刺に書いてもらって大丈夫です。

だってPASSPO☆魂、私たち持ってたら、某龍の玉みたいに集まったら復活するかもしれないんだよ!


他のクルーから「何言ってるか分かんない」「すごくすごくごめんなさい。こういう子なんですー」「ゲームのし過ぎなんですよ」等と言われつつも、中二病全開のリーダーは目をギラギラさせてのまたうのだ。
つーか、これがアンコール最後のMCだぞ(笑)
あいぽん、推せる。

最後まで明るく楽しい。
周囲を幸せにするようなオーラを放ち、なおかつ他者との距離を感じさせない。
そんな彼女たちだからこそ、パッセンからだけでなく、他のアイドル・グループからも愛されたんじゃないですかね。「ミュージシャンズ・ミュージシャン」という言葉がありますが、多くの“同業者”から愛されたPASSPO☆は、「アイドルズ・アイドル」とでもいうべき存在だったのではないですかね(←語呂の悪さw)
あんまり熱心なファンとは言えない管理人ですけど、解散発表してからの数ヶ月とこのラスト・フライトで感じたのは、そんなこと。


懐かしのメドレー・コーナーが終わって、もりしのアカペラから無題が始まった瞬間、「あ、これはもうすぐ終わりなんだ」と胸をつかれました。全ての歌詞をここに書き連ねたいほどこのラストの場にピッタリの「I」、そのアンサーソングであるYouという流れにはまんまとヤラれた(涙腺を)。
何より嬉しかったのは、本編最後の曲にPASSPO☆最強楽曲と信じて疑わない、TRACKSを選んでくれたことです。あいぽんの(こちらは真面目なw)MCからのこの曲には号泣した。完璧な締めだったと思う。

でも先述したように、「最後まで明るく楽しい」のがPASSPO☆なんでね、アンコールにはド明るく前向きな曲が並びました。
アンコール1曲目Party like a Rockstar!ではパッセン有志が用意してくれた横断幕とサイリュームのサプライズ企画があり(1階が青+2階が白=青空!)、Music Navigationでは上から星型のメッセージ・カードが降ってきて、ダブル・アンコールの2回目の少女飛行はバンドVersion。
そして9年間のフライトの最後の曲は、バチェロレッテは終わらないでした。結婚前夜の女友達だけのパーティーをテーマに、友情と関係の永続性を歌った曲。あいぽんを花嫁になぞらえた振り付けとフォーメション。それまでは(たぶん)泣いていなかった彼女が、ここでは泣きながらみんなに囲まれてギューッてされてて、クッ…(涙

最後のクルーの雄姿は後ろ姿でした。バチェロレッテの最後がいつもああいう風に後ろ向きで(観客席に背を向けて)終わるのかどうかは知らないんですけど、あれは彼女たちも“前”を向いてるんだな、パッセンと同じ方向を向いているんだな、と解釈しました。
「僕たちは今 未来を歩いてる」
後ろ向きのまんま、目潰しの照明の光のなか、いつの間にかステージからクルーがいなくなってました。あの去り際、あの時だけはめちゃくちゃカッコ良くって、実にPASSPO☆らしくないと思いました(笑)
でもその後にスクリーンに流れたエンドロール、お世話になった人たちの名前が全部ニックネーム表記されたりしてて、そこは限りなくPASSPO☆らしくって、また泣いた。「パンサーしゃん」ってww

物事が最後に近づいていることを「泣いても笑っても~」なんて言いますけど、ほんとに泣いて笑ったラスト・フライトでした。
7人+3人のクルー、お疲れ様。
ペンネとアラビアータ機長と竹中せんせもお疲れ様。

<セットリスト>
01.Let It Go!!
02.少女飛行
03.夏空HANABI
04.WING
05.7's Up
06.HONEY DISH
07.Love Diary
08.Pretty Lie
09.くちゃLOVE

【 BAND PASSPO☆ 】
10.BABY JUMP!!
11.WANTED!!
12.キャンディー・ルーム
13.マテリアルGirl
14.Perfect Sky
15.向日葵

【 懐かしメドレー 】
16.Break out (BAND PASSPO☆)
17.ViVi夏
18.Go On A Highway
19.LALA LOVE TRAIN ~恋の片道切符~
20.じゃあね…

21.無題
22.「I」
23.You
24.TRACKS

ENCORE1
25.Party like a Rockstar! (BAND PASSPO☆)
26.STEP&GO
27.Music Navigation

ENCORE2
28.少女飛行 (BAND PASSPO☆)
29.バチェロレッテは終わらない




着陸。
2009年11月17日:六本木morph-tokyo ⇒ 2018年9月22日:中野サンプラザ
サイコー!サイコー!サイコー!に素敵な旅でしたよ。


20180922_passpo_lastflight_memories.jpg


持ち物 : PASSPO☆魂

また逢えるときまで


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predia@柏PALOOZA (1部:昼公演)

predia tour “ THE ONE ” day2 柏PALOOZA 1部:昼公演 (2018/9/17)

predia_tour2018theone_firsthalf.jpg

ちゅーるちゅる、ちゅちゅちゅっる、ちゅーるちゅる、わー♪

prediaのぱーちーに行ってきました。1部っす。昼っす。
大人の遊び場と化した柏PALOOZAにインするのは、これで3回目でしょうか。これまでは一人でインしてましたけど、今回はマンゴー同志と一緒。
つーかマンゴー同志っていったい誰だ?→コチラ

前半日程が発表されたときには付けられていなかったツアー・タイトルですが、いつのまにか『THE ONE』というシンプルながらごっつ強そうなものが冠されていました。柏公演はいつもツアーの初日ってイメージがあるんですけど、今回はチガウ。福岡公演に続く2日目です。昼夜、1日に2回ライブを行う形式だから、通算3&4本目。
PALOOZAはいつも最速でソールドアウトするんですよね。今回もそう。みっしり。


衣装は「カーテンコール」のフリンジ・ゼブラ。
今回はオープニングの演出がとりわけ素晴らしかったんですよね。姉妹ユニットPASSPO☆(2018年9月22日解散/涙)に7's Upという曲がありますけど、それを模したようなメンバー紹介から始まりました。メンバーが1人ずつ順番に登場し、同期音源をバックにソロダンス&ヴォーカルをとるんですけど、歌詞の内容が次に登場する人のことを歌ったものになっています。曲調はラップ調のアゲアゲ(死語)なものが多い。これはprediaなりのPO☆オマージュなのかしら…? 餞別というかメッセージというか。
るみな(村上瑠美奈)から始まって一巡、再びるみなまで辿り着いたところで9人が合流。そしてウォーオ、ウォッオッオSEからのSUPER WOMENである。鳥肌、立たざるを得ないッ! 常にレベルの高いステージを見せてくれるだけでなく、こういった“驚き”を提供してくれるから、彼女たち10人とここのスタッフへの信頼感はおっきいのです。

セットリストは、最新アルバム「ファビュラス」の収録曲を中心に、ちょこちょこ意外な選曲を混ぜたもの。幻はザナドゥなんて初めて生で聴きましたよ。
prediaってある時期の曲を黒歴史的に封印するみたいなことはないし、音源を入手しにくいインディーズ時代の曲も当たり前のようにレパートリーに加わってくるから、ライブの候補曲ってのはほんと多いです。必ずやるであろう代表曲ってのもありますし。
蓋を開けてみると、今回はその「必ずやるであろう代表曲」ってのを昼夜で分けてきた印象もあって、そのおかげか、新鮮味を感じる構成になっていました。まさか美しき孤独たちDream Of Loveをやらねー!と思ってたら2部でやってた、みたいな。

もちろん、シングル「カーテンコール」からは全部やりました。「しっとりパリピ」なる新たなジャンルを開拓した(してない)WAKEARI、ぱーちーの楽しさを具現化したかの如きハイテンション曲Re-Make、グループの未来を描いたメッセージ・ソングとしてアンコールを飾ったタイトル曲、それぞれがセットリストの中で違った役割を果たしていました。振り幅、広い。そして前にも書いたように、prediaは何をやっても「様になる」から、つよい。

本編での衣装チェンジは、元カノ/今カノ曲であるSHADOW PLAYSecret of Lightの流れで行われました。これは前ツアーと同様。それぞれの曲を5人ずつ歌うので、交代でお色直しができますからね。
チェンジ後の衣装は、タイトスカート揃えの私服風。個人的には、私服っぽいやつより、MVでのイメージのようにバシッとキマった衣装のほうが好きなんですけどね。「グループ全体としての統一感があって、その中にときおり覗く個性」みたいなものに魅かれるので。だから、私服風なのはアンコールだけでいい。

Secret of Lightに入る前の小芝居風ナレーションによって、今カノ=あっきー(岡村明奈)、元カノ=まいまい(水野まい)という、エリート新人くんを巡る社内三角関係だったことが明らかになりました。受付嬢あっきーと庶務二課のまいまい(笑)。大人の遊び場が大人の仕事場に変わった瞬間である。
つーか、元カノのまいさん、さっき笑いながらオイ!オイ!ってやってたぞ。もっと悲壮感漂わせてもいいでしょw

そんな庶務二課のまいさんがMCで喋りまくります。
安室奈美恵の引退話から、目指すpredia像の話へ。喋りつつ自分で感極まってセルフもらい泣きするのが彼女(笑)。落としどころの見えないフリートークかと思いきや、まさかそこからツアータイトルの説明に戻る(戻ることができる)とは思ってもいませんでしたけど。
『THE ONE』は、唯一無二の存在でありたいという気持ちを込めてつけたものだそうです。しかし、まいまいのふわんとした口調で発せられると、「唯一無二」という頑強なワードがなんと力の抜けた言葉として響くことか。ゆるゆるやんけ。
推せる。


全17曲、1時間半ちょいくらい?
さすがのプロですな。
「昼夜2回公演」というシステムは、アイドル・グループのライブとしてはよくあるものかもしれません。でもコレって、複数人で歌パートを分け合うことが前提ではあるし、場合によっては全く歌わない=口パクを想定したシステムだと思うんですよね。喉への負担と効率性をバランスさせた。
でもご存じのようにprediaってメインのヴォーカル担当がいますからね。あかねん(湊あかね)&るみなの貢献度合いと2人への依存度合いはかなり大きく、そんな状態でフルスケールのショウを1日に2回やる。その合間/後に特典会をこなしつつ。それでいて、毎回、不調を感じさせることがありませんからね、ここの歌姫2人は。
すげぇよほんと。

<セットリスト:1部>
オープニング:ソロダンス回しによるメンバー紹介曲
01.SUPER WOMEN
02.Fabulous
03.Paradise
04.幻はザナドゥ
05.Crazy Cat
06.HEY BOY
07.Addicted To Your Secret
08.WAKEARI
09.SHADOW PLAY (元カノ=庶務二課のまいさん、湊、青山、林、桜子)

***** 衣装チェンジ *****
10.Secret of Light (今カノ=受付のあきなさん、村上、沢口、まえだ、松本)
11.Re-Make
12.Going to Ride
13.水曜日の嘘
14.刹那の夜の中で
15.禁断のマスカレード
16.壊れた愛の果てに

ENCORE
17.カーテンコール




因みに2部=夜公演のセトリはこちら↓

<セットリスト:2部>
01.SUPER WOMEN
02.カーテンコール
03.Shade of you
04.美しき孤独たち
05.Dream Of Love
06.WAKEARI
07.願い
08.Voyage
09.雪夜のバンビーナ
10.The Call
11.Re-Make
12.Melty Snow
13.クレオパトラ
14.禁断のマスカレード
15.You're my Hero
16.Hotel Sunset
17.Wake Up

17曲中、12曲も替えてるゥ!! これは凄い。ものしゅごい。
パトラ様やってるし、レア曲の匂いがしそうなShade of youやバンビーナまで!

なんとー、これは昼夜両方行くべきやつだったか…。。。。


AYA KAMIKI LIVE 2018 × SONIC LOVER RECKLESS 『 BEGINNING 』 渋谷club asia (2018/9/14)



上木彩矢のライブに行ってきました。

3年連続、彼女の誕生日(9/10)に近い日程で行われている、年に一度のワンマン公演。
今年は、mi-ya改めMIYAKOと組んだロック・ユニット=SONIC LOVER RECKLESSとのWヘッドライナー的謳い文句ではありましたが、蓋を開けてみれば実質“ワンマン”だったかな、と。上木彩矢バンドとソニラバ・バンド、演奏メンバーは全く同じでしたし、AYA KAMIKI LIVEの中にソニラバ・セクションを組み込んだかの如きショウ構成もしかり。

参加ミュージシャンは、
 上木彩矢 (Vo)
 MIYAKO (Gt、ぽに)
 Leda (Gt)
 NATCHIN (Ba)
 笹渕啓史 (Dr)


2016年、『RESURRECTION』のレポ→コチラ。
2017年、『– 宴 –』のレポ→コチラ。


まずは(当然)ソニラバで始まって、新曲も交えて40分くらいはやるかな?とか考えていたら、ことごとく予想を外されるという事態でした。ピエロからのKAMIKIステージ始まりだし、ソニラバ・タイムはアンコールでの1セクションを割いているのみだし、何よりソニラバ去年から曲が1つも増えてねぇ!ww 曲数のことはNATCHINも突っ込んでました。
これは「看板に偽りアリ」なイベントだと思いましたが、まぁいいや、その分KAMIKIステージを長めに観ることが出来たから。ソニラバの方は曲作りも(順調だかどうか知らんが)進んでいるようですから、今後の動きに注目しましょ。

バンド演奏は、ここ3回のうちで一番ピリッとしていませんでした。
もしかしたらハコの音響やPAの技量に依るところが大きかったのかもしれませんけど、ギターが聞こえないのなんの。Drと同期音源だけ目立っている状態で、メロディ楽器の主張が圧倒的に物足りないです。それぞれの楽器がぴったり噛み合ってドンッ!っていう迫力もまるで無かった。MIYAKOを除く個々のプレイヤーには経験豊富な人たちが揃っていてもこれですからね、つくづくバンド・アンサンブルってのは怖いし、面白い。
そういや機材絡みのトラブルも多かったなぁ。

今回、上木曲もMIYAKOが(ほぼ)リードGtを担当して弾いていました。これが意外なほど響いてこない。Gtが前面に出てこないのはPAの腕や音作りのせいもありそうだけど、彼女の技量が足りていないせいでもあるでしょこりゃあ。MCの中で、「いつもとは異なるプレイ・スタイルで弾かなきゃいけなくて勉強になった」的な言及がありましたけど、まぁそういうことです。J-POPに即した弾き方じゃないんですわな。カッティングにキレが無いス。自信満々で弾いてるんじゃないからなのか、彼女の持ち味である“ふてぶてしさ”も発揮できていなかったように感じましたし。その分(と言っちゃあなんですが)ソニラバでの3曲では光ってました。自分の曲だしね。


演奏面での充実度はイマイチながら、上木はサイコー。
ヘアスタイル含めたライブ映え、かっちょいいロック・ディーヴァっぷりは過去最高かというレベル。なんなんですかね、このステ-ジの真ン中でマイクを持っている姿が様になる感は。彼女以上に歌ってる姿がカッコ良くて、かつ曲に歌わされていない女性ヴォーカリストをあたしゃあ知らないですよ。綺麗とか可愛いとかそういうんじゃなくて(それだけじゃなくて)、何よりまずカッコイイの。こちらの語彙力が退化しまくるほど。
この日は扇風機で下から風を浴びるという、J-POPファン的には「TMRごっこ」、HR/HMファン的には「Uli Jon Roth」なアレ状態だったんですけど、これね、もうね、あまりにフォトジェニック過ぎて、化粧品のCMかミュージック・ヴィデオの撮影現場かと見紛うような光景です。
ここ、ライブハウスというよりスタジオ。
俺ら、オーディエンスというよりエキストラ。

1年に1回だけなんでいつもと同じような内容を繰り返しますけどね、溜め息出ちゃうようなロック・ヴォーカリストの理想像を自然に体現しちゃってるのが上木彩矢なんです。管理人のなかでは。指先まで神経の行き届いた所作のキマりっぷり、演奏の起伏や強弱にピタリとリンクした動きの数々、歌詞世界に合った感情表現の巧みさ。これは宝ですよ。
具体例を挙げると、Forever More「ふりそそぐ太陽」のところで、手をヒラヒラやって陽光の眩しさを表現する動きとか。これをですね、「ここでこうやるって決まってるからやってるんだ」感を全く感じさせずにやる。それが上木。他の人がやったらぜってーコイツかっこつけてんなって感じそうな仕草でさえ、彼女はサラリとこなす。上木の場合、カッコつけてるんじゃなくて、自然とカッコついちゃってるんで。わざとらしさが皆無なんで。
初っ端っからシーケンスが鳴らないというトラブル時にみせた、彼女なりの回避法も見事でした。普通ならアタフタしたり笑いをとって和む場面になるところですが、上木は煽る。客を煽り、スタッフを煽り、ハコを煽る。「もうそろそろ直るんじゃないんですかね!?」「スタッフさんも焦ってます!」「どうしたclub asia!?」 www
はぁ…サイコーだわよ。
すき♡

セトリはまたガラリと変わりましたね。1年に1回のライブだからといって、グレイテスト・ヒッツ的な選曲を決して繰り返さないオンナ、それが上木(笑)。
MCで「今回セットリストを一新して…」って言ってましたけど、実は過去3回ともまるで異なってます。ファンのリクエストに応えた2016年、レア曲三昧の2017年、前年ともまた違ってライブでプレイすることのあまりなかった曲を引っ張り出してきた今回。
ソニラバ・セクションが組み込まれていたからか、ソロ曲は比較的ポップで明るめなものが選ばれていたような気がします。それゆえにMIYAKOのGtが合ってなかったんだけども(苦笑)。

選曲的にはグサリと深く刺さってきたものは少なかった今回ですが、アコースティック・セッションのパートにはむをおおおお!と魅了されました。Ledaがアコギを、MIYAKOがKeyをプレイする3人体制で、メドレー4曲。メドレーとは言いつつ、それぞれを短くカットしてるだけで繋いではいませんでしたけどね。アレンジが様変わりしていて新鮮でした。Secret Nightの妖艶さ、Summer Memoriesの儚さ、世界はそれでも変わりはしないの親密さ、素晴らしかったですね。吐息や囁き声も交えて歌う、上木の表現力はそりゃあ一流ですとも。
しかしこの日のMIYAKOはん、ギターよりピアノの方が上手かったな(笑)


上木、33歳。
今回はあんまりバースデー的匂いがしないイベントだなと思ってたんですけど、やっぱりアンコールでメンバー紹介をしようかってところではサプライズがありました。袖に引っ込んでいなくなったと思いきや、MIYAKOはんが花束を持って登場、Ledaがハッピーバースデーを奏でるという流れで。みんなからオメデトー言われてヘラヘラする乙女全開のKAMIKI is kawaii!!

最後のもう君だけを離したりはしないの前後で、一年後に会いましょうというムードではなく、「また近いうちに!」と上木が繰り返していました。ソニラバが1曲も増えてない現状をみるに過度な期待はできません(笑)し、これだけの演奏陣を毎回揃えるのは大変なことだと思いますが、もっともっとファンの前で、いや、ファンじゃない人の前でもいっぱい歌ってほしいですね。
あまりにその存在が尊いんで、彼女が生きていてくれるだけで、歌い続けているだけで、ある程度満たされる感じはあるんですけど(笑)。

<セットリスト>
01.ピエロ
02.江戸まぼろし
03.夏のある日
04.プライド オブ プレイス
05.星の降る夜には
06.いつの日も君だけ I Remember you

【アコースティック・メドレー withアコギ&ピアノ】
07.W-B-X ~W-Boiled Extreme~
08.Secret Night
09.Summer Memories
10.世界はそれでも変わりはしない

11.フレンズ
12.Forever More
13.Revolver
14.I'm your side
15.明日のために
16.Secret Code

ENCORE
【SONIC LOVER RECKLESS】
17.PHOENIX
18.TRAGIC SKY
19.Rock N' Roll Revolution

20.もう君だけを離したりはしない


ビーイング時代もavex時代もインディーズ時代もあれもこれも、もっともっと上木彩矢の音楽を愛でていかにゃあならんな自分、と再確認しました。あっという間に一年過ぎちゃうからね。


predia_カーテンコール
predia「カーテンコール」 (2018)

可愛いだけじゃ物足りなぁぁああい!!
大人の遊び場へよぉうこそぉぉぉおお!!

…な大人アイドル、メジャー8枚目のシングルです。
シングルとしては2018年第1弾。第2弾があるかどうか不明ですが(なさそう)。12月にはベスト・アルバムの発売がアナウンスされましたし。
買ったのはもちろん“全部入り”の「Type-A」です美脚。


①カーテンコール
またタイプの異なる手札を出してきたな、という感じ。気だるげなセクスィ~さとダイナミックなコーラスが同居した、ビッグバンド・ジャズ風のリード・トラックです。作詞作曲ともに、阿久津健太郎。
信頼印のあっきゅん曲、のはず。ただ今回はこれがピンとこない。今までのprediaシングルで一番引っ掛からないし、もしかしたら数多い阿久津健太郎=ペンネとアラビアータ機長=貧図スクワット曲の中でも、最も好みから外れるかもしれないス。こういうビッグなサビを持つ曲って大味に感じてしまうんだよなぁ。憂いをくれ、憂いを。
ついでに言うと、二の腕ブルブルなMVもいまいちピンときてない。けっけ(沢口けいこ)のウインクは相変わらずキラーだが。→コチラ。

②WAKEARI
しっとり。めっちゃしっとり。るみな(村上瑠美奈)の艶のある歌唱が物凄いことになってる、湿度120%なバラード調の曲です。打ち込み主体のpredia曲といえば、Jazzin'parkです。これは好き。「お願いこれ以上 毒を盛らないで」のところなんてドキッとしますよ。
とは打って変わって、これまでの大人アイドルたるイメージを順当に引き継ぐタイプで…、と思いきや、実は一筋縄ではいかない罠が仕掛けられた怪曲だったりします。2番の後に突如として挿入される、能天気なラップ・パートの存在はいったい何なのか(笑)。ポルナレフならずとも「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ! おれは束の間の幸せに甘えていたと思ったら いつのまにかパーティーでshow me shoe meしていた。 な…何を言っているのかわからねーと思うが(ry」と言いたくなること必至。この“パリピ・セクション”の破壊力によって、一気にアナザー・ディメンションに突入する様は快感です。WAKEARIなのは伊達じゃない。

③Re-Make
ちゅーるちゅる、ちゅちゅちゅっる、ちゅーるちゅる、わー♪
脳内に乙女を飼っているんじゃないか疑惑が真実味を帯びる阿久津健太郎のペンによる、必殺のラブリー・チューン。タイプとしてはあのキラーClose to youに近いでしょうか。負けず劣らずこちらも強力な出来です。ちょーハイテンション。かつキャッチーで爽やか。サビで手拍子が入るタイミングの気持ち良さったらないな。


シングルという制限されたフォーマットの中でタイプの異なる3曲を揃えて、自分たちの色んな面をアピールしてきます。まぁそれはいつも通りっちゃあそうなんですけど、毎回成功しているのが見事なんですよね。
管理人の趣味に照らしてみても、がイマイチとはいえ、ウヒョー!ウヒョー!ってならざるを得ないスから。特には音源で聴いてもやばいし、ライブ映えの良さはもっとやばい。竹中夏海せんせによるテクニカルな振り付けがすげーのよ。今後、パ~ティ~での重要なレパートリーになってゆく予感 is おっきい。


スティーヴンキング_ダークタワー412_鍵穴を吹き抜ける風
スティーヴン・キング『ダークタワーⅣ-1/2 鍵穴を吹き抜ける風』 (風間賢二 訳、角川文庫)

スティーヴン・キングの『ダークタワー』シリーズの第4部・番外編(?)、『ダークタワーⅣ-1/2 鍵穴を吹き抜ける風』を読みました。
第1部『ガンスリンガー』の感想は → コチラ。
第2部『運命の三人』の感想は → コチラ。
第3部『荒地』の感想は → コチラ。
第4部『魔道師と水晶球』の感想は → コチラ。

デバリアの町で起きた連続惨殺事件。それは、変身能力を持つスキンマンの仕業ではないかと囁かれていた。父に命じられ、調査に赴いたローランドは、父親を目の前で殺され、記憶を失った少年に出会う。彼は少年に、幼い頃読み聞かせてもらった、勇敢なティム少年が活躍するお伽噺を語りだす…。若き日のローランドの冒険譚と、母の思い出とともにある優しい物語が入れ子構造に。ファン熱望のシリーズ最新作が、本邦初翻訳!

刊行順序としてはシリーズ最新作になるものの、物語としては第4部『魔道師と水晶球』と第5部『カーラの狼』を繋ぐ位置にある本作。前の新潮文庫版には含まれていないため、この本こそが再刊の目玉だといっても過言ではありません。既に新潮文庫版を持っている身からすれば(どこにしまってあるか分かんないけど)、この1冊だけ追加購入するだけでもいいくらい。


以下、「ネタバレ」してますので、ご注意ください。
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